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ドラマをネットに違法送信容疑、男を逮捕 

忙しくてあまり熱心にこの方面の情報を集めていませんでしたが、ファイル共有ソフト「Share」を使ってテレビドラマをネット上に流出させた疑いで男が逮捕、という情報をタイムリーにキャッチしたので紹介です。

ネットにテレビドラマ違法流出 容疑の男を逮捕 (asahi.com)

内容は

・警視庁の逮捕容疑は著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑い。

・警視庁によると「シェア」を使った著作権法違反容疑の逮捕は全国で2件目。

*一件目の摘発はアニメ「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」と「コードギアス 反逆のルルーシュR2」を自宅のパソコンから流出させたとして会社員や大学生が著作権法違反の疑いで逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けています。

・容疑者は自宅のパソコンでシェアを使い、直前に放映されたばかりのドラマ「太陽と海の教室」(フジテレビ)のファイルを流出させた疑い。

・押収したパソコンには、辻上容疑者が5~11月、民放各局やNHKなど地上デジタル放送で放映されたドラマ51タイトル計128話など222ファイルをシェアでネットに流出させていた記録があるという。

・容疑者は「数年前からファイル共有ソフトでドラマを楽しんでいたが、もらうばかりでは申し訳ないと思った」と供述。ファイルを大量送信してプロバイダーに強制退会の処分を受けるなどしても、名義を変えるなどして続けていたという。

ということです。NHKが「NHKオンデマンド」の有料サービスを来月1日からスタートさせます。ネットに多数あふれている、「無料でドラマ視聴」をうたい、違法アップロードされたテレビドラマコンテンツにリンクを貼ったブログのあり方も本当にそれでいいのかどうか、改めて考える必要はあるのではないかと思います。
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RSSリーダーに頼っていて反省したこと 

久しぶりのブログと著作権ネタです。

繰り返しになりますが、私は基本的にいわゆる「キャプ画像(=PCなどから動画を切り取った=キャプチャした画像)」や、公式サイトやニュースサイトからの画像を無断転用したブログはNGと判断し、そうしたブログからトラックバックやコメントがあった場合はリンクをお断りさせていただいています。

とはいえ、ブログを書き始めてもう4年も超えてくるといろんなところにほつれやほころびが出てくるもので……。ブログを書き始めてわりと初期のころからおつきあいのあった方のブログを、RSSリーダーに登録して読んでいたのですが、このほど久しぶりにブログ本体にお邪魔して驚愕しました。

RSSリーダーを使っていなかった当時は貼られていなかった画像、それも巨大なものがどんどん貼ってある。相互リンクしていたものの、私が忙しかったこともあってもう「年単位」でお相手のブログにはコメントすらご無沙汰していました。

お相手にオープンではない形でメッセージを送るのが難しいブログのため、久しぶりのコメントが「リンク切らせてください」と切り口上になってしまうのも気が引けてしまい、結局こちらからのリンクを一方的に切らせていただくことにしました。

それにしても、「テレビ」カテゴリのFC2ランキングの1位から20位のうち12のブログがYouTubeなどで無料でドラマが見られることをウリにしている現状、私みたいな考え方は間違ってるんでしょうか、と改めて専門家の方にお聞きしてみたいなと思ってしまう昨今です。

番組に「動画サイトアップ禁止」のお断り 

久しぶりに著作権ネタです。HDDを整理するのに溜ったいろいろな番組を観ているうちに、母用に録画していた




韓国ドラマ「魔王」(主演:オム・テウンとチュ・ジフン)の特番が出てきましたw この番組はスカパー!のアジアドッラマチックTVで録画したものだったのですが、番組のラスト、タイトルに書いたようにお断りが入り、番組の内容を動画サイトへアップすることを禁止する内容でした。

最近多忙でブログの更新はおろかコメント、TBへの対応も遅れている有様ですが、参加しているFC2ブログの「テレビ・ラジオ」のランキングでは上位20位までのほとんどが動画へのリンクを引っぱり「無料」をうたっているサイトです。

いくつかそうしたブログを見てみると、理屈としては、自分たちはアップされたものにリンクを貼っているので、違法性があるとしたらアップした人間が悪い、ということになるようです。自分たちに責任はない、と明言しているものもあり、個人的にはそのあたりには疑問が強く残りました。

とりあえず番組のおわりにこうしたお断りがでることを初めて見たので備忘録として書き残しておきます。今後も、ネットにアップされた動画と著作権の問題はウォッチしていこうと考えていますので。

俳優の出演交渉は二次利用が前提に? 

ちょっと「Blog」というテーマからは外れますが著作権との関係で、日経新聞の17日付夕刊1面(東京本社発行)に興味深い記事が出ていました。

TV出演契約、2次利用を前提に・知財本部NIKKEI NET IT Plus

現状では、テレビ局側は「放送の許諾」しか俳優さんなど出演者には了承を得ておらず、書面での契約を交わしていないケースも少なくないそうです。Webには記事の全文が出ていませんが、07年度中にNHKと民放が制度を整え、そのなかには

(1)ネットへの配信許諾を明記
(2)ネット配信での収益配分や出演料をどう扱うか

なども検討されるそうです。

すでにYouTubeなどには大量のドラマ画像があふれているわけで、この違法コピー撲滅が目的、と記事は締めくくられていました。

紙媒体はOKだけど原則ネットへの登場は不可となっているJ事務所などはどう対応するのでしょうか。政府の知的財産戦略本部の動きを注目してゆきたいと思います。

って書いてからそのメンツを観たんだけど、あまり期待できないような気がするのは私だけ(汗)?

リンク問題、問い合わせてみました 

テレビ局の公式HP内の番組公式サイトへのディープリンクがほとんどどこでも認められていない件に関してエントリをしましたが、ただ、こっちが推測やネット上の常識と思われることで書いていても不毛なので、簡単に問い合わせをしてみることにしました。

「まっすぐ、真剣」をうたっており、全国民から視聴料を徴収しようとしている公共放送の担当者さんの見解をお聞きすることができましたが、ヌルいです。根拠薄弱です。困りました(汗)。

以下、公共放送様の見解です。逆風が吹き荒れる折から、一応丁寧に対応して頂いたことは感謝したいと思いますけども…。

続きを読む

久しぶりの「ディープリンク」問題 

3月になって久しぶりに日経新聞をまた読み始めました。そしたら早速、この日の夕刊(東京本社発行)の「ネットナビ」コーナーのランキングがあるのを知りました。NTTレゾナント=gooブログからの情報提供とのことで若干偏りはあるとは思いますがテレビドラマの公式サイトとしては唯一NHK「ハゲタカ」の公式が6位にランクインしてました。

ランキングコーナーに飛ぶと、ことしに入ってからのランキングの推移がわかります(今週のアップはまだ)が、やっぱりテレビドラマの公式をリンクに貼っている人は少なくないんですよね…。ほかに過去のランキングで上がっていたのは「時効警察」「花より男子2」「アニメ・のだめカンタービレ」などでした。

これまでも少し調べてみましたが、やはりディープリンク(テレビ局のトップページではなく番組公式)がなぜ問題なのかがよくわかりませんし、許可制という煩雑な制度をうたう根拠も薄弱……。一度、電話で局の見解でも問い合わせてみたいです、マジで。

とはいえ自分で勝手に「おたくら(=テレビ局)のPRしてやってるんだから、リンク張るのに問題はないだろ」と開き直れるほど強くないんで(汗)、早く何とかしてほしい…といういつもの結論に戻ってしまうんですケド。

関西テレビへのリンクについて 

個人がブログで情報発信する際に著作権というものについて無頓着でいてはイカン、とまず思わされたのが私の場合は画像だったわけですが(詳しくは拙ブログのBlogと著作権をお読み下さい)、その次に気になったのはリンク問題でした。

ドラマレビューが中心のため、自分が固有名詞の間違いなどがないかどうか確認するためにもエントリをアップする前には番組公式サイトでほぼ必ず確認をしています。公式サイトは番組によっては「遊び」の部分があってそこが小ネタとして楽しめる部分も会ったので今年の前半は積極的にリンクを貼っていました。

しかしこれが「ディープリンク」(=サイトのトップではなく階層が深い特定のページ)であり、サイト制作者側がそれを認めていない場合があると知ったためテレビ局各局の対応を調べてみました。それが

番組サイトへのリンクに注意(06/27/06付エントリ)

で、驚くことに地上波/BS/CS含め、リンクフリーの局は皆無という事実が見えてきました。CSのFOX CHANNELのように「当サイトはリンクフリーです」とうたっていながら、その後に「リンクをしたらこちらへメール下さい」という矛盾のある発言をしている局もあり、もう確認が煩雑なので、原則テレビ局へのリンクを止めました。

今回「アンフェア the special」のレビューを書くにあたり、番組を製作して公式サイトをつくっている関西テレビ著作権についてのページなどを再確認しましたが、リンクについての制約を設けていないため、今回のレビューにあたっては公式サイトや映画の仮設サイトへのリンクを貼ることにしました。

私が疑問視している、個人ブログでの公式サイトからの画像の無断二次使用のことなどを考えると、番組公式サイトへのディープリンクなどは原則認めたほうがテレビ局側にとってもメリットになると思うのですけれど……。

リンクを許可制にしている大多数のテレビ局に関しても、ブログがこれだけ普及してきて、ホームページを制作しているのが限られた人間だった時代の感覚としか考えられず、もうちょっと臨機応変な対応、あるいは革新的な取り組みがあるとイイなぁ、などと思わずにはいられません。