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第12回世界バレエフェスティバル「眠りの森の美女」 

最近、ちょっとバレエがブーム…。秋にかけてあちこち観に行く予定にしています。15日は1日のAプログラムに引き続き「世界バレエフェスティバル」の全幕特別プログラム「眠りの森の美女」を観てきました。

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→コジョカルがオーロラ姫を踊っているDVD。

ホントは観に行く予定にしていなかったのですが、8月1日に観にいったAプログラムで「コッペリア」のスワニルダを踊ったロイヤルのアリーナ・コジョカルが愛らしくて素敵だったので慌てて調べて、すでにソールドアウトだった切符をなんとか「おけぴ」経由で手に入れました。

バレエ観賞はドシロウトなので、この後はつらつらと印象を書き連ねます。ご容赦を。

まず、衣装に意表をつかれました。装飾がたくさんあって、グラデーションを多用していて、華やか。重そうだ!

結果としていちばんシンプルで地味だったのがオーロラ姫とデジレ王子だった気がします。

オーロラ姫はローズ・アダージオを踊る前半が白地にオレンジの花が散った衣装、後半がブルー系の衣装。どちらもコジョカルにとても似合っていました。

最初に出てきて父上母上に抱きしめられるところでは、王様と女王さまの衣装がボリューミィなのでよけいオーロラの小ささというか少女らしい感じが際立ったかな…。

コジョカルの踊りは流麗ながら決まるときはぱきっと決まって、当たり前ですがとってもきれいです。最近は怪我が多くて心配しているファンの方も多いみたい……11月には「くるみ割り人形」を観にいくことにしているのでぶじにまた東京で踊ってほしい。

ローズ・アダージオの静止もひとつひとつ無理なく美しかったし、結婚式のフィッシュダイブ3連発も美しくキマって、ため息が出ました。

デジレを踊ったコボーは見た目ぱっと王子様!っていう感じではないですが(汗)、オーロラと踊る随所ではっとさせられるところがあって、表現力は確かな踊り手さんだな~と感じました。

カーテンコールで渡された花束をさっとコジョカルにあげちゃうところとかも、かっこよかった。

迎え撃つ?東京バレエ団のメンバーのなかではやっぱり、カラボスの高岸直樹とリラの精の田中結子に自然と目がいってしまいます。カラボスは衣装に騙されて休憩のときまで女性がやってると思ってました(爆

あとは長靴をはいた猫の平野玲かな…。仕草が猫らしくてイイ感じでした。青い鳥は、ちょっとイメージと違ってました…。

あんまり書くとボロが出るので、このへんにしておきます。

本日の配役をこの後に畳んであります。

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演劇評論家の上村以和於さんがこのお芝居についてこんな風に書いていたうえ、さる筋からは興行成績が前売り段階から芳しくないといったことも聞いてました。まぁ、これを言ってはおしまいだけど、賞味期限切れてるもんねぇ。

でも、なんで観にいったかというと会員になってる「歌舞伎会」でこの公演の切符を買うと「カウント」が1つ増え、来年切符を買うときに有利になるから。それに、大河ドラマとしての「風林火山」には愛着があったから。その2点でした。

しか~し。

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とりあえず、もうしばらくこのサントラ聞きたくない(爆)。サントラ使ってるってだけで使い方間違ってる?と思った場面が何回もあったように思います(汗)。

カテゴリーも家を出るときは「風林火山」のほうにしようと思いましたが「Theatres」のほうに"埋める"ことにしました。

結論から言うと

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なのかと思いきやそうでもなく…

何を見せたいかよくわからん芝居を何と3時間半(途中休憩20分。前半はなんと2時間)も見せられたぁぁぁ!!!!そんな感じです。

とりあえず駒井政武大活躍でした。が、演じてるのは橋本じゅんさん。間違っても大河ドラマバージョンの、クールで「さぞや沁みましょう」などと殿の阿呆っぷりにツッコミを入れる高橋一生さんみたいなのを期待しないように。爆死します。

以下、つらつらとツッコミ。

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イケテツ、どうしたんだよ、イケテツ… 

テレビから、ユーミンの「優しさに包まれたなら」の歌声が流れてます。ふと目を上げるとなぜか(まさに、なぜか以外に形容のしがいがない)イケテツこと池田鉄洋の姿があるではないですか。




それも、なんかワンボックス運転して、助手席に奥貫薫乗せて、後部座席に小学生の子どもですよ?もちろん爽やかで毒度ゼロ!

に、に、似合わねー!!!!

ホンダのツインリングもてぎで1日遊んで、充実感いっぱいで家に帰って、なんかそのことをパソコンに向かって書いてるじゃないですか。なんだろうなんだろうと思って最後まで見ちゃったんだけど…………。

読売新聞のCMでした。イケテツ読売新聞記者になるの巻。

あんまりビックリしたんでCMの趣旨がイマイチわかんなかったんだけど、もしこれが読売の企業イメージCMだとしたら「ジャーナリスト宣言」とか抹香臭ーいことばで嘘っぽいゴタクを並べちゃったライバルの朝日新聞とは対照的だね~。

まず、イケテツを企業イメージキャラクターに持ってきたっていう時点で、もう革命だと思う。相変わらず「紙」にこだわっちゃってるという点ではライバルとあまり次元は違わないような気がするけど、ちょっとおもしろい動きだと思わずにはいられませんでした。

砂利 劇団ダンダンブエノ 

本日は青山・スパイラルホールで始まった劇団ダンダンブエノの「砂利」というお芝居を観てきました。

この劇団、近藤芳正さんが中心になっていますが、あとは「誰が劇団員かはわかっていません」とのこと。とはいうものの、酒井敏也さんや山西惇さんなど、テレビドラマでちょっと味のある脇役さんはほぼコアメンバーといってもいいらしいです。

今回食指が動いたのは田中美里に加えて坂東三津五郎さんが小劇場に初出演する、ということでだったのですが、いろんな意味で久しぶりに小劇場っぽいお芝居を観たな、という感じでした。

コンパクトな空間、大道具として使われる梯子が壊れるハプニングなどなども含め。三津五郎さんは歌舞伎の世界では日舞の家元としても確固たる地位がある方ですが、いきなりジャージー姿での登場。公演パンフではおひげに羽織の着物姿だったのでギャップが…。

さらに言うとトランクス姿になったりして、歌舞伎から三津五郎さん見たくてお芝居に行った人はけっこう吃驚してしまったのではないかと思います。

意外だったのは近藤、山西、酒井の役割で、いちばん弾けるかと思っていた近藤さんがいちばん抑制された役どころだったのがおもしろかったです。ブログに毎日役者さんたちが書き込んだ「スケッチブック」の画像がアップされていてかなり興味深い。

ちなみに朝日新聞のインタビューで、三津五郎さんは「(生まれてこのかた)アルバイトというものをしたことがない」と告白してほかの出演者を絶句させたそうですのでw

ラスト・ラフ The Last Laugh 

久しぶりにPARCO劇場に行ってきました。三谷幸喜の「笑の大学」がイギリスで舞台化され、地方公演の反響がよかったためロンドンで公演をする前に、ということで日本にやってきたのでした。

英語での二人芝居ということでいつものミーハーな三谷ヲタクさんたちよりは、あまり機会のない英語でのお芝居を観たいネイティブ外国人がちょっと多めないつものPARCO劇場の三谷芝居とは違った雰囲気のながれるなか、2時間(休憩アリ)を観てきました。




この公演を前にWOWOWで放送された、1998年の舞台再演版(西村雅彦vs.近藤芳正)は観たのですが役所広司vs.稲垣吾郎の映画版はまだ観られてないんですがこのイギリス版もとってもよかった。チケットぴあを見てみると連日切符が残っているみたいで勿体ない~。

以下、ネタバレです。


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コンフィダント・絆 

歌舞伎を観にいくようになってからバランス上?というかで生の舞台を意識して観にいくようになりました。しかしそんな中でも「三谷幸喜」と冠がつくととたんにチケットが入手困難になってしまいます…。そんななか先月の話になってしまいますが三谷さん作・演出の「コンフィダント・絆」というお芝居をPARCO劇場で観てきました。

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登場人物はゴッホ(生瀬勝久)、ゴーギャン(寺脇康文)、スーラ(中井貴一)、そしてシュフネッケル(相島一之)の4人の画家とムーランドラギャレットで働いていたモデル、ルイーズ(堀内敬子)というメンバー。

期待に違わず、尺は若干長いと感じましたが面白い舞台となりました。

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4月は歌舞伎座に行ってみませんか 

去年から突如、歌舞伎の魔力に取り憑かれ毎月のように歌舞伎座に通っているのはブログの読者の皆さんはご存知だと思いますが、今月の歌舞伎座はちょっと特別。「襲名興行」というのが行われているためです。

襲名を祝う幕これは、ご贔屓筋から送られた、襲名をお祝いする幕で、通常の三色の定式幕の代わりに演目の一部で使われます。


今月「襲名」をしたのは中村信二郎さんという役者さんで、「二代目中村錦之助」を襲名されました。中村錦之助はテレビ的にいうと「萬屋錦之介」といった方が早いと思うのですが、歌舞伎役者から東映の黄金期に時代劇の大スターだった方です。

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とまぁ、私のなかでは基本的におどろおどろしいイメージのあった錦之介さんなのですが「中村錦之助」時代の映画をちらちら拝見した範囲ではサワヤカないい男さんで、なんでそれがあの恐ろしい拝一刀になったのか、という哀しいお話…。

話を戻すと、ここ数年、歌舞伎は大きな名前(例:坂東三津五郎、市川海老蔵、中村勘三郎、坂田藤十郎)の襲名興行を毎年のように打ってお客さんを劇場に呼んでいました。こうした、あまり歌舞伎を知らない人たちでもテレビなどのメディアへの露出で名前を知られている役者さんだと、襲名興行の切符は手に入れるのが困難だったり、ヤフオクで高値がついたりしてしまうことが多かったようです。

今回は役者さんが歌舞伎以外のメディアへの露出がほとんどない(中村獅童のいとこでは、あるけれど)ということもあってチケット争奪戦もそれほど厳しくなく、「歌舞伎らしさ」を初心者が味わうには非常にオススメな1カ月といえると思います。

また、外国人観光客が東京に来たらほぼ間違いなく訪れ、写真を撮る、東京のど真ん中にあって「日本らしさ」をぷんぷん漂わせている現在の歌舞伎座は近いうちに建て替えられる計画があり、おそらくはいまの歌舞伎座で大きな襲名興行があるのは今月の錦之助襲名が最後、とも言われています。

歌舞伎って一度は観てみたいけど……とためらってる方、かなりの好機です。