▼ 福沢諭吉 あしたの、喜多善男〈4〉 

世界一臆病な誘拐犯

特別おもしろいわけじゃないんだけど（爆）、不思議な空気が登場人物それぞれから漂っていて、毎回そういう人たちが増えている。私の中では最初あまり期待していなかった宵町しのぶ（吉高由里子）の存在がけっこう大きくなっていて、実は彼女が善男（小日向文世）の守護天使なんじゃないか、なんて思いながら観ています。その守護天使も汚れてるっていうか悩んでる、そこがイイ。

「あしたの、喜多善男」はフジテレビ系（関西テレビ制作）で火曜22:00から。

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前回からヒットのヌクミズ～こと片山（温水洋一）もキモくて、ただ気弱だけのキャラじゃないのがおもしろくなっているし、今回バカ受けしたのが、しのぶが所属する事務所の社長（＝デビッド伊東）。ああいうチンピラっぽい人、いそうで笑った笑った。



→善男としのぶが泊まっていた箱根湯本の「河鹿荘」。楽天トラベルなら２人で1泊2万円からお部屋ありました。

タレントとしての仕事に行き詰まりを感じたしのぶの気紛れ？から誘拐を自作自演することになってしまった善男にネガティブ善男がアドバイス、それを目撃するマサル（生瀬勝久）が「マイム？」ってやってる場面が今週のピカイチですかねw

シリアスな見方としては、平太（松田龍平）があくまでも善男の11日後のXデーを尊重して片山に依頼をしているのに対し、金銭事情が逼迫し、保険金の書類も偽造するなど罪悪感にさいなまれるリカ（栗山千明）は冷酷な判断を下し、これがまた善男さんに大きな影響を与えそう、というところで今回はおしまいになりました。

特に印象に残った台詞はしのぶから。

「死んでもだめ。魂は永遠だから」（だったと思う）。

それと、とりあえずカレーを善男さんが食べなかったのは今回が初めてですなぁ。

今までの展開からするとみずほ（小西真奈美）の絡みがなんかイマイチ生きておらず、脇に置かれている要潤が勿体ないぞ、と。みずほがあれだけ善男の性的経験にこだわるのは、なんとなく、だけど実はみずほ、三波（今井雅之）と二股かけていたりしませんか？と考えてみました。

▼ みずほ あしたの、喜多善男〈3〉 

元妻との密会…暴走

「不思議度」が高まってきたかな、3回目にして。例えば善男（小日向文世）が親友と慕う三波（今井雅之）。今回のフラッシュバックで同じ病院で入院患者仲間であったことがわかりました。そんなふたりがどうしてそれほどまでに仲良くなったのか。そう考え始めると結婚式での三波のはしゃぎ方が異様だし、みずほ（小西真奈美）のトラウマはそこにつながっているのかもしれない。

と、思うと、マサル（生瀬勝久）が三波についての調査を命じるのは自然な流れな訳で。

「あしたの、喜多善男」はフジテレビ系（関西テレビ制作）で火曜22:00から。

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それにしてもホントにカレー好きな人。きょうはイセエビとアワビのカレーを召し上がってました。中村屋やお母さんのカレーほどおいしそうに見えなかったのは、流石。

wasizu≠鷲津→鷲巣 はいいけどそれがWaycysとはねぇ…。なんかイマイチなネーミングかも。それと、死体だけど神保悟志をみずほ夫にもってきてるところからして本当にただの事故だったのかどうか、前回から疑惑を持ってる私です。

サブタイトルに「暴走」とあったのでどんな暴走をするか楽しみしていたのですが大した暴走もなくがっかりです。強いていうなら宵町しのぶ（吉高由里子）とのタクっての箱根行きが暴走なのか…。

ネガティブ善男の登場が楽しみで結局そこそこgdgdなストーリーにも関わらず毎週観ているような気がします。今回のみずほとの再会も、ネガティブ善男が再現してくれるまでは本人にも「痛み」として伴わなかった気がするし。

殺し屋？として出てきたのが温水洋一っていうのもスゴイしね。

以下、前回までのレビュー。

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▼ 母のカレー あしたの、喜多善男〈2〉 

さよなら、母さん

加藤治子が母親として出てきた割には善男（小日向文世）がどんな人生を歩んできたかを部屋の描写で見せる---6年連続皆勤賞であったり、観光地のおみやげをきれいに順番にぶら下げていたりする---以上の何か、があまり感じられなかったのが残念でした。

「あしたの、喜多善男」はフジテレビ系で火曜22:00から。

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みずほ（小西真奈美）の善男に対する嫌悪感のようなものが具体的に見えたような気がしますが、それだけのはずはないと思うし、マサル（生瀬勝久）は実際問題、善男のことを調べてどうしたいのかもよくわからないし…。

ただ平太（松田龍平）の目的は見えてきましたよね。ただ、善男が言うとおり、自殺したんじゃすぐにはお金はおりないからリカ（栗山千明）を救出するにはどう考えても間に合わないと思うんだけど…。

それと、宵町しのぶ（吉高由里子）は誰なのか、なぜ執拗に絡んでくるのかというところがすごーく気になる。

と、なんでなんで、と思っているうち続きを見ることになってしまいそうなドラマとなってきました。

みずほさんの名字は「wasizu」だけど「鷲津」＝ハゲタカ、じゃなくて「鷲巣」なのねwww

▼ 迷宮 あしたの、喜多善男〈1〉 

臆病な奴が死ねるのかよ

なんと小日向文世サンを主役にしたドラマが始まりました。第1回を観た感想をひとことでいうと「どこかで観たような、観たことないような」。ただ、キャストがかなり捻りも利いていて豪華なので、しばらくはレビューしようと思います。

「あしたの、喜多善男」はフジテレビ系（制作：関西テレビ）で火曜22:00から。

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コミカルでハートフルみたいなのを想像していましたが意外と癖があってブラックだし、善男と元妻のみずほ（小西真奈美）がどこでボタンをかけ違えたか、とか、ふたりにつきまとう形の保険調査員、杉本（生瀬勝久）は何者なのか、などミステリー仕立ての部分も多く……。

気になるのは精神科医を演じていた岩松了さん。

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それから今回だけの登場になるのかまだ続くのか、不思議な存在感をもったアイドルの宵町しのぶ（吉高由里子）。

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しのぶと善男が出会うジャズバーでかかっていたのはギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」のジャズ版。またまたこれも意味深です。

びっくりしたのは音楽が小曽根真だったこと。どうりで、エッジの効いたサントラになっているはずです。

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最後まで狂言回しになるのかどうか、矢代を演じた松田龍平。う～ん「おさむB型」のまんまでちょっと肩すかしです。存在感は充分なんだけどあれじゃーワンパターンだよな。