▼ 天職 House〈1-9〉
わー、もうフォアマン(オマー・エップス)はイラネ、カリフォルニア帰れ、って思った1時間でした。結局帰らなかったけどw ただ、9話まできて初めて、ハウス(ヒュー・ローリー)の抱えている本当の痛みとか気持ちとかに近づける人間が出現した、それも患者だった、っていうのが興味深かった。
「House」はCS/ケーブルのFOX CHANNELで火曜22:00などで放送。火曜夜の放送は2話連続。
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ゲスト(=患者さん)は、アノ人でしたね~。以下ネタバレ。
「House」はCS/ケーブルのFOX CHANNELで火曜22:00などで放送。火曜夜の放送は2話連続。
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ゲスト(=患者さん)は、アノ人でしたね~。以下ネタバレ。
今回の患者:世界的トランペット奏者ジョン・ヘンリー・ガイルス
症状:2年に及ぶ足の麻痺、呼吸困難で病院へ搬送
患者さんのジョン・ヘンリーは「マトリックス」シリーズに出ていたハリー・レニックスさんでした。枯れた感じの声が印象的。
セッション中に息ができなくなり病院に搬送されてきたジョン・ヘンリーですが、フォアマンの前の先輩医師のかかりつけ患者であり、ハウスではなくフォアマンの指示で治療をすることになります。カリフォルニアで彼が受けた診断はALSで、呼吸できなくなったことで症状の悪化を悲観した彼は「DNS」(延命治療拒否)の書類に署名してしまうのでした。
そこでまったくあきらめないのがハウス。チクチクとフォアマンに別の病気の可能性を示唆し、ヘタれたフォアマンはハウスの推論に基づいて投薬をしますがそのせいで呼吸停止に。DNSがありながらハウスは挿管をして患者を助けて裁判沙汰になってしまいました(汗)。
そこからの逆転劇がおもしろかった。流石に今回はチェイスもキャメロンもフォアマンの味方をしないところも含めてw カリフォルニアからやってきた主治医のハミルトンが人工呼吸器を外しますが、患者は自発呼吸ができてしまう。
ハミルトンのもとで経験を積んできたフォアマンがなぜ今ああなのか、というのがよーくわかるような、ハウスとは対照的なお医者さんだったのがめっちゃ可笑しかったw フォアマンみたいなのはやっぱりベントン(ER)とかハウスみたいなのの下でコキ使われるが吉、と思わずにはいられませんでした。
そこでハウスは診断を受け治療をさせてくれるよう患者を説得します。孤高のプロフェッショナルの「同類」のニオイを感じ取ったトランペッターがハウスの心意気に免じて診察を受けることを同意する場面はかなり、よかった。
その「天職」と引き換えにした犠牲も大きい、ということを彼もまた知っていた、ということで。
話をする3人の部下たちの中で「(ハウスに)謙虚であってほしい」ということばがフォアマンの口から出たので思わず噴きました。オマエモナー、みたいな。
治療そのものは意外な方向に進んでいきます。一見ALSの症状が進行したように見えた腕の麻痺は脳にできた血栓で、血栓を除去したところこれまで2年間麻痺が続いていた足に感覚が戻ります。ハウスはこれまでの治療に疑問を抱き、主治医の薬をやめて経過を見る一方でMRIを取り直し、足の麻痺の原因になっていた脊椎を圧迫する異物がみつかります。
ぶっちゃけ、カリフォルニアの主治医はヤブだったということですね?
ハウスとハミルトンの違いを説明する場面もよかった。でもフォアマンがそれで納得して「謙虚」になる、とも思えないけど……。
ラスト、トランペットをハウスに渡して歩いて退院して行ったジョン・ヘンリーが印象的でした。あれはどういう意味だったのかな。相変わらずバイコディン(依存の危険のある鎮痛薬)をポコポコのみ下すハウスを心配して去ってゆく「同志」。わかりあえたふたりの別れがちょっと寂しかった。"What a Wonderful World"のBGMもよかったし…。
今回は「マヌケ」と字幕に何度か出ましたが普通のidiotのほかにtwit ということばが出てきてちょっと受けました。
[過去のレビュー]
治療拒否 House〈1-8〉
眠り病 House〈1-7話〉
心の病? House〈1-6話〉
クリスマス House〈1-5話〉
院内感染 House〈4話〉
究極の「不信」 House〈3話〉
独特の医療ドラマ House〈1,2話〉
症状:2年に及ぶ足の麻痺、呼吸困難で病院へ搬送
患者さんのジョン・ヘンリーは「マトリックス」シリーズに出ていたハリー・レニックスさんでした。枯れた感じの声が印象的。
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セッション中に息ができなくなり病院に搬送されてきたジョン・ヘンリーですが、フォアマンの前の先輩医師のかかりつけ患者であり、ハウスではなくフォアマンの指示で治療をすることになります。カリフォルニアで彼が受けた診断はALSで、呼吸できなくなったことで症状の悪化を悲観した彼は「DNS」(延命治療拒否)の書類に署名してしまうのでした。
そこでまったくあきらめないのがハウス。チクチクとフォアマンに別の病気の可能性を示唆し、ヘタれたフォアマンはハウスの推論に基づいて投薬をしますがそのせいで呼吸停止に。DNSがありながらハウスは挿管をして患者を助けて裁判沙汰になってしまいました(汗)。
そこからの逆転劇がおもしろかった。流石に今回はチェイスもキャメロンもフォアマンの味方をしないところも含めてw カリフォルニアからやってきた主治医のハミルトンが人工呼吸器を外しますが、患者は自発呼吸ができてしまう。
ハミルトンのもとで経験を積んできたフォアマンがなぜ今ああなのか、というのがよーくわかるような、ハウスとは対照的なお医者さんだったのがめっちゃ可笑しかったw フォアマンみたいなのはやっぱりベントン(ER)とかハウスみたいなのの下でコキ使われるが吉、と思わずにはいられませんでした。
そこでハウスは診断を受け治療をさせてくれるよう患者を説得します。孤高のプロフェッショナルの「同類」のニオイを感じ取ったトランペッターがハウスの心意気に免じて診察を受けることを同意する場面はかなり、よかった。
その「天職」と引き換えにした犠牲も大きい、ということを彼もまた知っていた、ということで。
話をする3人の部下たちの中で「(ハウスに)謙虚であってほしい」ということばがフォアマンの口から出たので思わず噴きました。オマエモナー、みたいな。
治療そのものは意外な方向に進んでいきます。一見ALSの症状が進行したように見えた腕の麻痺は脳にできた血栓で、血栓を除去したところこれまで2年間麻痺が続いていた足に感覚が戻ります。ハウスはこれまでの治療に疑問を抱き、主治医の薬をやめて経過を見る一方でMRIを取り直し、足の麻痺の原因になっていた脊椎を圧迫する異物がみつかります。
ぶっちゃけ、カリフォルニアの主治医はヤブだったということですね?
ハウスとハミルトンの違いを説明する場面もよかった。でもフォアマンがそれで納得して「謙虚」になる、とも思えないけど……。
ラスト、トランペットをハウスに渡して歩いて退院して行ったジョン・ヘンリーが印象的でした。あれはどういう意味だったのかな。相変わらずバイコディン(依存の危険のある鎮痛薬)をポコポコのみ下すハウスを心配して去ってゆく「同志」。わかりあえたふたりの別れがちょっと寂しかった。"What a Wonderful World"のBGMもよかったし…。
今回は「マヌケ」と字幕に何度か出ましたが普通のidiotのほかにtwit ということばが出てきてちょっと受けました。
[過去のレビュー]
治療拒否 House〈1-8〉
眠り病 House〈1-7話〉
心の病? House〈1-6話〉
クリスマス House〈1-5話〉
院内感染 House〈4話〉
究極の「不信」 House〈3話〉
独特の医療ドラマ House〈1,2話〉
- [2006/10/04 21:35]
- ├House, M.D. |
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コメント
一応好調みたいだし。
Alexさん、こんばんは。
「House」に関してはDVDの売り上げAmazon.comで悪くないみたいだし、ヒュー・ローリーがエミー賞のプレゼンテーターで出てきたり、司会のフラッシュバックにドクター・ハウスとして登場しているところをみるとそれほど心配しなくてイイんじゃないかと思います。
ただ製作サイドとしては山場を「痙攣→一気解決」な水戸黄門的じゃないプロットを考えないといけないのでどんどんハードルが高くなってしまう気はしますけれど。
「House」に関してはDVDの売り上げAmazon.comで悪くないみたいだし、ヒュー・ローリーがエミー賞のプレゼンテーターで出てきたり、司会のフラッシュバックにドクター・ハウスとして登場しているところをみるとそれほど心配しなくてイイんじゃないかと思います。
ただ製作サイドとしては山場を「痙攣→一気解決」な水戸黄門的じゃないプロットを考えないといけないのでどんどんハードルが高くなってしまう気はしますけれど。
こんばんは!
rukoさんは見ていらっしゃらないかもしれませんが、同じFOXで放送されてる「Bones」がすごくいいできのエピソードがあって、さあこれから期待するぞと思ったらその後が続かなくていまのところ肩透かしをくらわされてる状態なんですよ…rukoさんがうちのブログにこの先が心配って書いてくださったじゃないですが、「Bones」の最高エピが第9話だったというのが重なってしまってちょっと不吉な予感が。なんて。
rukoさんは見ていらっしゃらないかもしれませんが、同じFOXで放送されてる「Bones」がすごくいいできのエピソードがあって、さあこれから期待するぞと思ったらその後が続かなくていまのところ肩透かしをくらわされてる状態なんですよ…rukoさんがうちのブログにこの先が心配って書いてくださったじゃないですが、「Bones」の最高エピが第9話だったというのが重なってしまってちょっと不吉な予感が。なんて。
深かったですね~
Alexさん、こんばんは。
日頃ハウスと親しくしているウィルソンも、ハウスが抱えている真の闇については理解しようとはたぶんしてなくて「ルービックキューブを解くのと一緒」くらいにしか考えていないっていうのが裁判の場面であり、それに対して死にかけのトランペッターがハウスの心情を理解する、というところが非常によかったです。
フォアマンは、もしかすると足を傷めたりしてしまう前のハウスの姿を投影しているのかもしれないですね。だから3人のなかでいちばん厳しく、皮肉に接しているような。
チェイスとキャメロン、特にチェイスについてはまだ判断材料が足りないなと思って観ています。三者三様にハウスが接しているのが興味深いけど、チェイスがやっぱりいちばんまだまだ得体が知れないですね、優等生っぽくて。
日頃ハウスと親しくしているウィルソンも、ハウスが抱えている真の闇については理解しようとはたぶんしてなくて「ルービックキューブを解くのと一緒」くらいにしか考えていないっていうのが裁判の場面であり、それに対して死にかけのトランペッターがハウスの心情を理解する、というところが非常によかったです。
フォアマンは、もしかすると足を傷めたりしてしまう前のハウスの姿を投影しているのかもしれないですね。だから3人のなかでいちばん厳しく、皮肉に接しているような。
チェイスとキャメロン、特にチェイスについてはまだ判断材料が足りないなと思って観ています。三者三様にハウスが接しているのが興味深いけど、チェイスがやっぱりいちばんまだまだ得体が知れないですね、優等生っぽくて。
こんばんは!
今週のエピソードはなかなか秀作だったのではないでしょうか。House見てきた中で一番楽しめました。治療の部分の流れがつかめなくて何度も録画見返しましたが、ストーリーがつかめるたびにどんどんおもしろくなっていきました・・・1回で理解できなくてもこういのなら楽しめます!
ファマン・・・ここまできたらもうねたですね。フォアマン嫌いでしたが、ここまでくると逆にかわいくかんじてしまう。ハウスもできの悪い子ほどかわいいってやつなのかな?引き止めてないようで引き止めてましたよね。逆に他のふたりみたいに反抗もしない代わりに、いざというときに「医者生命かけろ?」とかいってたじろいでしまうようなのよりいいのかもね。侮辱されたことに対して謝罪する必要ないっていうハウスもかっこよかったな。逆にあれがハミルトンなら言葉の侮辱などは絶対に許さないんでしょうね、普段は越し低くみえせておいて。今週はおもしろかったのでブログのエントリー書くのに力が入ってしまいました。
ファマン・・・ここまできたらもうねたですね。フォアマン嫌いでしたが、ここまでくると逆にかわいくかんじてしまう。ハウスもできの悪い子ほどかわいいってやつなのかな?引き止めてないようで引き止めてましたよね。逆に他のふたりみたいに反抗もしない代わりに、いざというときに「医者生命かけろ?」とかいってたじろいでしまうようなのよりいいのかもね。侮辱されたことに対して謝罪する必要ないっていうハウスもかっこよかったな。逆にあれがハミルトンなら言葉の侮辱などは絶対に許さないんでしょうね、普段は越し低くみえせておいて。今週はおもしろかったのでブログのエントリー書くのに力が入ってしまいました。
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House#9
生きる希望/DNR 有名なトランペット奏者のジョンが久々にトランペットを吹こうとして発作を起こす。ハウスは珍しく担当を志願するが、患者の主治医はロスアンゼルスのハミルトンだったためハミルトンの元部下のフォアマンが担当に決まっていた。 ジョンの発作は肺炎であっ
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