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低気圧 Dr.コトー診療所2006〈5〉  

荒海に漂う命

いつも石垣島に行くときは必ずお天気(ダイバー的には風向きや波高が気になる)をチェックしている八重山ケーブルテレビの広域アメダス画像っぽい映像が出てきてホームシックになりました…。

Dr.コトー診療所2006」はフジテレビ系で木曜22:00から放送中。

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今回は低気圧の接近で海が荒れる、というお話ですが剛利(時任三郎)&剛洋(富岡涼)親子にも、彩佳(柴咲コウ)も低気圧の中、という感じ。和田さん(筧利夫)が「(低気圧が島を)少しそれたから今のうちに帰ろう」ってラストで言っていたけれど、みんなに吹き荒れる低気圧も少し逸れてほしいと思わずにいられませんでした。以下ネタバレ。
時は流れ、夏休み。和田さんもびっこを引きつつ仕事をできるようになってます。コトー(吉岡秀隆)は剛洋君からのはがきを「ラブレターみたい」に何度も読み返している状態。そんな風に冷やかせるなんて、ミナちゃん(蒼井優)も少し余裕が出てきたかな。

剛洋を島に返すことにしたのは下宿しているおばさん。そのあたたかさにほっとします。あまり丁寧には描かれていないけど「あんた、酸欠だよ」って、おばさんのお店も決して経営が楽な感じではなさそうなのに、剛洋の切羽詰まった様子を理解してあげられる度量が、素敵。

やっとひなちゃんと久しぶりに再会できたけど、ひなちゃんが中学校を卒業するまでは島にいると聞いてがっかりしている剛洋。お友だちとか、できてなさそうだね……開瑛で。

志木那のみんながクラッカーやくす玉で剛洋を迎えるのはなんか南の島っぽくてイイなぁ、と。こうなると思ってたけど、やっぱりみんなの心づくしはシゲさん(泉谷しげる)がぶちこわすわけですね、いつものカツオを持ってw

一緒に帰るはずの剛利が戻らず、本島の工事事務所に茉莉子(大塚寧々)が電話して事故のこと、借金のことをシゲさんと共に知ってしまいました……。そんななか、島に戻ってくる剛利。

剛利がコトーのところに持って来てたおみやげの袋。バナーをクリックするとその沖縄わしたショップに飛びます。沖縄旅行をした人ならおなじみの紙袋ですね。公式サイトはコチラから。


剛利の事情を知った星野課長(小林薫)も、シゲさんも心配するんだけど、放っておいてほしいと言う剛利。シゲさんには「船に乗っていてもお金は儲からない」などと言ってしまい大げんかになってしまう……。

船を手放して剛洋の「夢」に賭けることにした剛利だけに、そのお金だけでなく昔からこつこつ貯めて来たお金までことごとく失ってしまい、警察に言っても「あんただって金を儲けようとしたんだろうが」と言われてしまっていて、気持ちの持って行き場がないよね。

問題がお金のことであるだけに、つましく暮らしている志木那のみんなだっておいそれと「力になる」わけには到底いかない問題でもあり、そのことも解っていて島のみんなを巻き込みたくない剛利の気持ちも伝わってきます。

大きくなっていたのは剛洋だけじゃなくて。シンちゃんが前回スポットを浴びてましたが今回はクニちゃん。船をお父さんから譲って一本立ちしたばかりの若い真人の船に乗って海人への危なっかしい一歩を歩もうとしているみたい。

それよりたばこのほうが危なっかしそうなんだけど……。

そして、低気圧の到来。真人がカジキを釣っているうちに釣り糸が身体とスクリューにからまって船が動けなくなってしまう。

やっぱり、剛利は海が似合う……。シゲさんとの救出劇、手に汗を握りました。船は捨てて島へ戻る判断を下したシゲさんに対し、やっともらった船をなくしたくない、と慟哭する真人の気持ちを汲んで剛利、海へ。

船を失う辛さを誰よりも知っていて、海と船を知り尽くしているから夜でもナイフ1本で潜ってスクリューにからまった糸を切り離すことができたんだけど、真っ暗な海に飛び込むには、相当の度胸が必要でしょう。

大事に至らなくてホントによかった。コトーと剛利の無口な人どうしのとつとつとした会話、それを聞いてしまっている剛洋、島でもう一度昔みたいに一緒に暮らしたい、と話す剛洋。どこも、人間の無力さを感じずにはいられなかったです。

嵐の到来で人一倍おびえていたように見えたミナちゃん、過去への鍵かしら?

彩佳の化学治療の結果が思わしくないと鳴海(堺雅人)から電話が。別の薬に変えると同時に手術も検討することになりそうです。そして、親の話が全く出てこないことをいぶかっている鳴海。

彩佳の件も、そして剛洋の東京行きを後押しした形でこういう結果になってしまい、コトー、どうするのかな……。

[過去のレビュー]
豊漁祭 Dr.コトー診療所2006〈4〉
移住 Dr.コトー診療所2006〈3〉
絆 Dr.コトー診療所2006〈2〉
分岐点 Dr.コトー診療所2006〈1〉

コメント

いつも目が見えてない鳴海

Lady-eさんこんにちは。

顔を見せてないというより、そもそも鳴海の場面ってメガネに光が反射したりして顔全体の表情が見えないように工夫されてることが多いですよね…。コトーとの過去、何かいきさつがあったのかどうか気になる~。

剛利と剛洋、ふたりとも真面目で一本気で優しいから、晴れ間が覗いてほしい、って私も思ってます~。

こんにちは

こんばんわ~
鳴海の登場は
毎回怪しげ(^^;
あれだけ自信満々だった彼が
抗がん剤が効いてないことを伝えるっていう
そして、家族のことを聞いたときは
表情を見せてないのがなんとも怪しげでした(^^;

ひなちゃんね
前に剛洋が東京に行くといったときは
ひなちゃんが、今回の剛洋みたいに
がっくりきてたのを思い出しました

剛利にも剛洋にも
いい未来来て欲しいんだよなぁ・・・

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Dr.コトー診療所2006 第5回

Dr.コトー診療所2006 第5回和子おばさんは、あなた酸欠よと剛洋が勉強をずーっとしてるのを気にかけて剛洋にエアチケットをプレゼントしました。剛洋が夏休みに島に帰るという絵葉書を幸せそうに眺めるコトー先生(五島健助:吉岡秀隆)が診療所に居ました。それはそれは楽
  • [2006/11/11]
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  • ALBEDO0.39 |