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トンマッコルへようこそ 

〈2005年、韓国制作 132分 おすすめ度★★★+〉
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朝鮮戦争まっさなかの江原道(カンウォンド)にある架空の村、トンマッコル(わらべのように純粋な、という意味)で起こったビターなファンタジー。前半、緊迫の中に笑いが詰め込まれているだけにエンディングの無惨さが際立つ、予想通りとても哀しい映画でした。

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この映画はいい意味でも悪い意味でも久石譲さん(とそこから連想される宮崎駿作品)が好きかどうかで評価がブレるかも、と感じました。私は特に「もののけ姫」あたりからの宮崎さんの作風や「アピール」にあまり共鳴しない人なので、久石さんの音楽と、そこかしこに配置されたトンマッコルの不思議な村の風景からなんとなくジブリ作品(特にやはり「もののけ姫」かな…)が思い出されてしまい、違う音楽だったら…と思ってしまって(汗)。音楽が違ってたら★ひとつ増やせたかも。

とはいえ、韓国の映画人がこういう形で積極的に日本のクリエーターと交流してコマーシャルベースで大成功する作品をつくってくれる時代になった、ということには敬意を表したいです。

以下ネタバレ。
社会人になって仕事が猛烈に忙しく映画館に足を運ぶどころではなかった時代が長く続き、久しぶりに「脳みそバーン」となった作品は、コレでした。

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ここがMy韓流の原点なため、北朝鮮の兵士ふたりを演じたソン・ガンホ兄貴と今回も主役のひとりであるシン・ハギュンは今でも私の韓国の大好き俳優ツートップなのでした(次にユ・ジテとかソル・ギョングとかが続きます。いわゆるモムチャンとか花美男とかじゃない規格外。例外はウォンビンか)。

この映画は「現代」の軍事境界線38度線を巡る物語でしたが、今回はその軍事境界線が引かれる前、朝鮮半島の人々がお互いを殺し合わねばならなかった日々の物語です。

トンマッコルは、ギーッと扉を開いたらチャングムでも出てきそうな(笑)クラシカルな村で、みんなは細々と農業を営みながらのんびりゆったり暮らしていて、朝鮮戦争が起こっていることも知らない。一応敵国になる可能性がある国として「日本」「中国」が出てくるくらいだから、まったく外界と途絶してるわけじゃないんだけど…。

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村の入り口にはこの「石おじさん(トルハルバン)」っぽい像がたくさん立っていて、夜になるとハロウィーンのカボチャランタンのように灯を点して帰ってくる人を迎えてくれます。

そんな村の近くにアメリカ海軍の戦闘機が墜落し、パイロットのスミスは村の人に助けられます。

そこに、それぞれ上からの命令に納得することができず軍紀違反を犯してかたや部下がほとんど掃討された人民軍(=北朝鮮)の将校(チョン・ジェヨン)とその部下、かたや罪のない避難民を橋ごと爆破した罪の意識から脱走、自殺しようとした連合軍(=韓国)の少尉(シン・ハギュン)と偶然出会った同じく脱走兵の衛生兵がやってくることに。

前半はお互いに反目しあう北と南の兵士たちが主に描かれ、後半は戦闘機墜落からトンマッコルに人民軍の対空砲の陣地があると信じ込んだ連合軍がそこを攻撃しようと試みることがわかり、それを阻止しようとする男たちが描かれていきます。

息詰る対峙のなか、ポップコーンが空から雪のように降ってくる場面は、忘れられません。すべてを超越している少女ヨイル(カン・ヘジョン)が絶妙に緊張を緩める役割をしていて。でもヨイルだけでなく先入観がない村人たちが兵士たちに接する態度がそれぞれ本当に笑えてしまうので、改めて「思い込み」「(一種の)洗脳」ってコワイと思わされます……。

教育基本法、急いで改正するのはマジやめてほしい。

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カン・ヘジョンさんは「オールド・ボーイ」のときと全然雰囲気が違っていて、本当に愛らしかった!!

南北の兵士がだんだん距離を詰めていき「兄貴」なんて呼んだりするのは、やっぱり「JSA」を思い出します……。イノシシをみんなで仕留めるスローモーションなシーンはなんとなく「スウィングガールズ」っぽいな、なんて思ったりして(あっちはモーションストップだったが)。やっぱり、ココもなにげに「もののけ姫」のオッコトヌシ様か(汗)?みたいな。

村での平穏な暮らしのなかそれぞれがストレスをリリースしていき、ちっちゃいハートマークもそこここで生まれたりしていくなか、なかなか悪夢を追い払うことができないのがピョ少尉(シン・ハギュン)。

ソウルに初めて行ったときに板門店デイトリップ(travel雑記帳に飛びます)に行ったのですが、確かそのときのガイドさんが、首都ソウルは国境から60kmしか離れていないため、人民軍が優勢だったときに漢江にかかる橋を爆破して死傷者が多数でた話をしてくれたように記憶しています。

保護がかかっていますがWikipediaの朝鮮戦争の項目に戦争期間中、人民軍と連合軍のどちらが優勢だったかというFLASHアニメーションの地図が見られます。この物語はマッカーサーが仁川(インチョン)に上陸して連合軍が押していた時期なので「人民軍の掃討」が激しく行われてたんですね。

今、中東のどっかで「美国」がやってることと基本的には変わらない、と……。ホント、韓国語がアメリカを「美国」って表現するのがいっつも、アイロニーだなぁって思います。やってること全然「美」じゃないんだもん。

トンマッコルへの攻撃命令が非常にアバウトに米軍主導で決められてしまうところをシニカルに描いているのは先日観た「グエムル」を思い出します。誰のための戦争なのかと。そもそも、24時間でスミスを救出し、爆撃を逃れられるのかどうかすら危ういカンジなのに……。異議を唱える韓国の人間は無視される。

近くに別の米軍の輸送機が墜落していたため(これも、人民軍が潜んでいる原因とされていた)米軍の武器や弾薬を手に入れることができたことからピョ少尉はリ中隊長とともに「おとり作戦」を決行するのでした。

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リ中隊長はココに出てくるちょっと田辺誠一ちっくなジェヨンと全然違うので途中まで気がつきませんでした(汗)。なにげにドラマとしては相当どっちらけだった「輪舞曲」ですがシン・ヒョンジュンさんの好感度だけがものすごく上がったので今観たらまた違った楽しさがあるかもしれん…。

そんなわけで、5人揃って「連合軍」に攻撃されながら「俺たち、『連合軍』だよな」「あぁ、南北の連合軍だ!」という台詞に、泣かされてしまいました。

トンマッコルの村は蝶たちが守ってくれたことを祈りつつ。

余談ですがジャガイモとブタの背骨を煮込むカムジャタンは江原道の郷土料理ということに、みんながジャガイモをぽくぽくと食べているときにはっと気づきました。

昔の味カムジャタン 1,280円。レトルトです。エゴマの粉を足すと本物っぽくなるっぽいですね。

画像クリックで韓国広場にジャンプします。


村の人たちはお肉を口にしなかったのですが、なぜなのでしょう。最後に「もってけ」といって毛皮を渡す場面があり、防寒具?としては猟もしているようなのにお肉を活用しないのは勿体ないように感じるのですがそれがまたあの村の秘密っぽいところでもあるんでしょう。

【追記】TBさせていただきました。
トンマッコルへようこそ閑遊閑吟 

コメント

多謝です

更紗さん、二度目のこんばんは。

ありがとうございます。なかなか映画はマイナーなものまで手が回ってない、というかメジャーなものも最近のシネコン型の上映ではあっという間に観られなくなっちゃう物も多くて困りものですね。

教えていただいた作品はどこかで探して必ず観ようと思います。世界中で繰り返されている悲劇、どうして人間は学ばないのか、それとも争う、殺し合う、ということは人間のDNAの中に入っていて抜くことができないことなのか、考えさせられます。

朝鮮戦争

こんばんは、rukoさん。
こちらにもおじゃまします。

朝鮮戦争を描いた韓国映画ならイム・グオンテク監督の「太白山脈」が一番だと思います。
アン・ソンギ御大が主役の映画ですが、
アカ」という言葉のもつ恐ろしさ。人の醜い心。
そして「左翼」の人々の「貧しさゆえの訴え」、「政府軍」の「彼等なりの正義」
とにかく、一つの視点では描いていない。広い視野を持って描こうとした監督の気持ちが伝わる出来でした。
どの思想が悪いとは言ってなく、なんの思想であれ「人道」を踏み外した時にすでに歯車は狂っているという事がよく分かりましたよ。

かなりキツイ作品ですけど、ぜひご覧くださいませ。

シルミド観なきゃ!

smappieeさんおはようです。

「シルミド」は観てないんですがよくもわるくも注目ということのようなので、WOWOWさん、おねが~い。クォンサンウとチェジウとキムレウォンの映画ばっかりやってないでほかのラインナップもお願いしまっす!という感じです。

今日から来週末まで毎日なんか予定が入っていてドラマレビューもヤバいかもなので、ムフムフと不気味な笑いを漏らしながらGUNS AND TALKSを観るのは私も先になりそうです。

へ?!パンチ佐藤いましたっけ?!

…あ、すみません☆
いつも、私の心の中でのジェヨン氏はパンチ佐藤(byシルミド)なんです。(⌒_⌒; タラタラ
ガン&トークスのDVDのジャケットをアマゾンで確認しましたが、右端の人がパンチ佐藤もとい、ジェヨン氏ですよね?たしか…(自信なさげ)

ウォンビンのかわいさに溶けそうになりましたが(爆)私もガン&トークス、最視聴しようかと思案中です…忙しい秋になりそうで。(笑)

ですね~、ハギュン様凄い!

ちょしさん、こんばんは。

ハンサムなだけじゃつまらない、ってところがオトナってことでどうでしょうw 知人のちょっと韓流なヒトに誰が好きかと言われてずらずらっと上に書いた名前を言ったらウォン・ビン以外誰も知りませんでした。彼女はキム・レウォンとかクォン・サンウとかもろモムチャン好きらしく……会話終了~みたいな(汗)。

シン・ハギュンはキレキレのときと笑って顔が崩れたときのギャップにいつもやられます。今回もやられましたw やっぱり大好きですね~。

密かにジェヨンファン

rukoさん、おはようございます。
ジェヨンさんは「Guns&Talks」でちょっと気になって、
「シルミド」であれ?と思い、今回また株上昇。
ルックス的にはかなり好みです(笑)。
私も韓流は映画から入っているので、ドラマ系の美男より映画系の一癖ある役者さんたちのほうが好きですね。
(あ、でもウォン・ビンは好き!ってのはrukoさんと一緒?)
でもこの映画ではシン・ハギュンがやっぱりすごいなーって。
眼力鋭い顔つきと笑顔のギャップがこれほど出せる人もいませんよね。
まんま、ジブリじゃん!ってのは映画仲間たちも同意見です。

スミス走れ!

satesateさんこんばんは。

私はもう爆音にしょぼーんとしないで、基地まで走れ、メロスみたいに走れ!って思いながら見ていました。

「シルミド」は観ていないのですが「Guns&Talks」、初めてソウルにいったころ当時発売されたばかりのDVDをすごい探したんですが日本で観られるフォーマットのものが売ってなくてすごく悔しかったのを思い出します。

みんな軍服を脱いで韓服になっちゃうと別人でしたね。特にヒョンはもう村の人と完全に同化しちゃってたと思います。軍服がもつ威圧感などをうまく見せてたと思いました。

スミス、戻ってきちゃダメなんじゃ

rukoさん、こんばんは。

韓国映画、前半笑いで、つかまれて、
後半、急に突き放される、そんなパターンが多い気がして。

でも、「GUNS & TALKS」は好きです。
主演4人して、(正確には3人くらいかも)TVにかじりついて
ヨダレたらしそうな犬のような表情が。

ジェヨンさん、田辺さん風スーツ姿の「GUNS & TALKS」
ボウズな「シルミド」と続いただけに
今回、なんか、マイホームパパ風で、びっくりしました。

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  • soramove |

トンマッコルへようこそ

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  • [2006/11/18]
  • URL |
  • cinema village |

トンマッコルへようこそ

私も久しぶりの韓国映画でした…
  • [2006/11/18]
  • URL |
  • ぼちぼち日記  |
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