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虹を架ける王妃 

最近はもし韓国が立憲君主制だったら、なんていうドラマ「宮~ラブ・イン・パレス」を観ちゃってますけど、歴史を知ってるとやっぱり喉に小骨が刺さって取れないような感じがあり、無邪気には楽しめなかったりして…。朝鮮半島を植民地にした日本は、皇太子を日本に連れてきてたんですから(汗)。

というわけで、その皇太子に嫁いだ女性、梨本宮方子さんこと李方子(イ・パンジャ)さんについてのドラマが放送されました。彼女については、清朝の愛親覚羅家に嫁いだ嵯峨浩さんこと愛親覚羅浩さんよりも語られることが少なかったり、資料が少ないように日本にいる自分の目からは見えてました。

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このドラマが放送されたのはもう数年前ですが、1960年には大女優だった田中絹代さんがメガホンを取って映画化しているし、浩さん本人のご本が早く出たことなどが影響しているのかもしれないとはいえ、中国より朝鮮半島は近いだけに、もうひとつわだかまりの度合いが高いのかな、と思ったりして…。

方子さんについて本を読もうと思うとこんな感じでかなり地味です(皇族を「メシの種」にしている某女史が書いた本はありますけど、紹介は割愛させてください…)。

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今回、フジテレビが方子さんの生涯をドラマ化することを書いた記事を読んだら「忘れ去られた過去の人物」と書いてあってちょっとビックリしました。

もう3年前になってしまいますが、ソウル市内の世界遺産、昌徳宮(チャンドックン)をガイドつきツアーで訪ねたときにガイドさんはキッチリ、方子さんが晩年を過ごした楽斎宮の前で日本政府の結婚を巡る「謀略」について語り、その上で韓国に帰国してから方子さんがいかに尊敬されていたかを説明していたからです(詳しくは旅ブログでどうぞ)。

お葬式も国葬並みだったとガイドさんはおっしゃっていたので、それが「忘れ去られた人物」ではあり得ないと思うんだけどなーと思いつつ、ドラマを観ました。

前振りが長くなり過ぎました。短めに感想。
非常にデリケートなテーマであるため「史実を元にしたドラマです」と断ってはいましたが、方子さんを巡る歴史的な出来事に関しては比較的冷静に、きちんと押さえていたように感じました。

冒頭で紹介した「流転~」でもそうだったのですが、やっぱりお相手の方(傅傑さんであり、今回の垠さんであり)は日本人俳優が演じないとダメなのかな、というのはありました。まだそういう時代じゃないということかもしれないけど、韓国や中国の方からはこうしたドラマをどう観るか、という点は気になります。

方子さんを演じた菅野美穂も垠さんを演じた岡田准一も抑制された演技でかなりよかったと思います。常盤貴子がやってた浩さんは若干エキセントリック(っていうかまぁアレが常盤さんの持ち味だけど)な感じがあったので、それよりもリアルな感じがしました。

方子さんについての本を読むというところまで踏み込んでいなかったため、なぜ彼女が韓国で夫の死後、知的障害者のための学校をつくり活動していたのか、という点についてはこのドラマで初めて知りました。垠さんの願いだったのですね。

韓国へ帰国するまでの紆余曲折、さらには帰国したときには垠さんはすでに意識がなかったという状態で、ゼロからスタートして韓国の人に敬愛されるようになった、ということはやっぱりものすごいエネルギーを持っていた方だったことを改めて感じます。

次にソウルに行く機会があったら方子さんが設立し、遺品などが展示されているという「明暉園」(安山市)に行けるといいな、と思いました。

コメント

玉梓こわかったね~

Lady-eさんどもども。

菅野美穂は私のなかでは「ちゅらさん」のまりあさんを超える怪演はないと思ってたんだけど「大奥」とかこういうノーブルなものをやらせてもきっちり仕事できる、貴重な女優さんですよね。NHKの大河とかにあまり記憶がないんだけど、なんで出ないんだろう?一応朝ドラは出てたと思うんだけど。

玉梓はよかった。ほかがなんか薄い感じのにーちゃんたちだったから、特にw

>>忘れて去っているのは韓国ででなく、日本でなんでわ?(^^;

って言われてもう一度記事読んだんだけど、主語がないのよその部分に。フジの人が言ったのか、韓国の人が言ってるのか。私もたぶん忘れ去って、なかったことにしてるのは日本だと思ってますけどね~。

知らないことが多過ぎますよね

ぐるくんさん、こんばんは。

ドラマそのものはメロウなラブストーリーですが、そこの純愛に絞らないと国策の結婚であまりにもキビシイ歴史を生き抜いた方たちだから、あれで精一杯だったんじゃないかと思います。

本当は朝鮮王朝の王族を日本人が演じることについての是非、とかもきっとあるに違いなく、日本統治時代を描くことについて日韓コラボの道はまだまだ遠いのだろうなぁ、と思いを馳せるに至りました。

少なくともこの時代のことについてどちらかというと目を背けていた感のある日本側がこういうドラマをつくったことは、一歩前進なのかなと思います。知らなかった人が大多数だったと思いますしね…。

日本が朝鮮半島にどうかかわってきたのか、というのはやっぱり避けて通ってはいけないと思うし、そういう知識ゼロで楽しくソウルで遊んでお買い物、そして日本へやってくる韓国人タレントさんにキャーキャー、っていうのはやっぱりマズイよなぁと思わずにはいられない今日この頃です。

私も見ました

菅野美穂目当てで(^^;
彼女って演技派だから 毎回驚かされるし・・・
(正月ドラマの 里見八犬伝)
玉梓もよかったんだよなぁ

忘れて去っているのは
韓国ででなく、日本でなんでわ?(^^;

考えさせられました・・・

 rukoさん、こんばんわ!
 このドラマそのものは可もなく不可もなくって感じでした。
 でも、李方子女史の事を詳しく知らなかったと言う点で、考えさせられました。

 日韓併合から解放、ユギオと朝鮮半島の激動の歴史と日本との関わりをきちんと見据えないとと改めて思いました。

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