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硫黄島・戦場の郵便配達 

クリント・イーストウッドの「硫黄島からの手紙」の公開初日のきょう、フジテレビで硫黄島の攻防戦を題材にしたドキュメンタリードラマが放送されました。イーストウッドの作品では渡辺謙が演じる栗林忠道司令官(陸軍中将)が主役ですが、こちらは海軍の市丸利之助少将(ドラマでは藤竜也)が「主役」です。激戦のなか、「ルーズベルトニ與(あた)フル書」という手紙を残したということ、知りませんでした。

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→硫黄島では1932年のロサンゼルス五輪の馬術(障害飛越個人)で金メダルを取った西竹一中佐(バロン西)も戦い、亡くなっています。

あまり多くを語るのが難しいと感じました。ドラマとして何よりもパワフルだったのは遺族会の協力を得てだと思いますが集められた、兵士たちからの手紙、そして当時の写真。それが合間合間に朗読されていきました。それぞれにあったはずの人生は「21,900」という数字になってしまった。

検閲されていても「手紙」が離ればなれになった家族の安否を確認できる唯一の手段だったこと、激戦地にも専属の「郵便局員」が配属されていたことなどなど、わかりやすい見方はたくさんありました。そして、生き残ったことを一生の負い目として、戦死した人の遺骨収集に心を砕いた元パイロットの根本正良さん(若いときは伊藤淳史)、市丸から兵士の戦いぶりを伝えることを託された松本巌さん(勝村政信)の戦後など。

でも、21,900人という死者の数をどう理解すればいいんでしょう。

特に1カ月ほどまえ、硫黄島の戦いから生還してきた元兵士たちを中心に聞き取りをしたNHKスペシャルを観て、公式には「35日」で玉砕ということになっているけれど、実際は捕虜としての投降が許されないため、その後も長い間米軍から逃げながら、生存競争をほかの生存者としながら、戦うことを強いられた話を観たばかりです。

番組でも投降が許されず、武器を持たされなかった10代の勤労動員の学生たちが手榴弾で集団自決する場面がありました。市丸少将は「無駄死にではない」と言っていましたが、本当にそうでしょうか…(無駄死にと断じて硫黄島の戦闘で亡くなった方を冒涜するつもりは、ないですけれど)。

イーストウッド作品の試写のあとの感想を話す若い人たちが「平和な時代に生きててよかったと思いました」って言うんだけど、いつまで日本は平和でいられるのかな~。気がついたら防衛庁を「防衛省」に格上げすることとか決まっちゃってるし、隣国の中国や韓国を嫌う人は多いし(政治的な問題は別として「近所づきあい」と考えたとき、日本の態度って本当に問題ない?と思うし)…。

あの時代だって、誰もが好んで死んでいったわけではないと思うんだけれど、気がついたらああいう状況になっていたはずなんですよね…。過ちは本当に繰り返されないのか、やはりこういうドラマを見ると日本の「いま」に、薄ら寒くなってこずには、いられません。

〈関連リンク〉
父親たちの星条旗|硫黄島からの手紙 公式サイト

硫黄島協会

コメント

アイスブルーの瞳

えこさん、こんばんは。

わー、やっぱり観に行こう!7,8年前にケイト・ブランシェットが主演した「エリザベス」という映画に彼が出ていて、出番は少なかったのですが吸い込まれるような青い瞳と鍛え上げられた肉体と酷薄な感じ(刺客の役だった)が忘れられず、今回の予告編を見ていて「えーと、どの映画で会ったんだっけ」って思っていて点灯しました~。

007はなんかアクションはそこそこでとりあえず無駄にエロいみたいなイメージが、特にピアース・ブロスナンになってからはあったので、ますます楽しみです。

ピアース・ブロスナンがレミントン・スティールに見えるっていうのは私も同感です。なんかね、"Bond, James Bond"なんてキメても、蝶ネクタイしててもビミョー、みたいな感じが最後まで抜けなかったw

なにげに…

ぐるくんさん、二度目のこんばんは。

なにげに…戦時中のことに詳しいのですね?私は海軍の飛行機といえばゼロくらいしか思いつかない(爆)のですが、確かにあのちょっと爆撃機っぽいルックスを「戦闘機」と言ってしまうのはどうかと思いました。っつーか戦闘機には物資やけが人は積めない…(ry

太平洋戦争末期の悲惨な戦いについてはどうしても民間人に多くの犠牲が出た沖縄にシフトして見てしまっていがちでしたが「半民間人(学生や、動員された中年男性など)」のことも考えれば、そして、13,000人を超える方の遺体がまだそのまま島に眠っていることを考えれば、硫黄島のことも決して忘れてはいけないのだと思います。

機銃と思って開いたら竹槍っていう場面は、本当に震えがきましたね。

硫黄島からは逸れますが…

rukoさん、再びこんばんは!

“007”良かったですよ。あのテーマ曲を聴くとわくわくしちゃいますよね。
ダニエル・クレイグ氏は歴代のボンド役の中で最年少とかで、ジョン・マクレーン@ダイハードかターミネーターかと思うほどアクション満載で、迫力ありました。

当初クレイグ氏はボンドのイメージじゃないとか評判がイマイチでしたが、最近のロシアのスパイ暗殺事件の報道を見ていたら、案外容姿がスパイ役にハマってるかも、と思いました。
それに個人的にですが、ピアース・ブロスナンはどうしてもレミントン・スティールに見えてしかたがなかったので、イメージが凝り固まっていないクレイグ氏に違和感がありませんでした。

あ、過去のボンド作品をスッパリ切り離して別物として観る、がポイントです。

知る事・・・

 rukoさん、こんにちわ!
 
 私も見ました。
 ドラマ仕立てのドキュメンタリーとして納得です。
 「ライター」と呼ばれた1式陸攻で最後の空爆を行い、生還した根本さんの話は正に奇跡です。

 ゲームのCGよりちゃっちい映像やパイロットあがりの市丸少将が1式陸攻を「戦闘機」なんて言う台詞におよよとは思いましたが、補給路を絶たれ、すでに幽鬼のような2万人超えの将兵たちが本土を守る最後の砦たらんと戦った事実を伝える事はできたかと・・・

 待ちに待った補給で届いた竹槍に届けた方も届けられた方も唖然として・・・そんな物より家族からの便りに心ときめかした将兵たちの姿や根本さんクルーが食べずに渡した弁当を奪い合うのではなく、数粒づつ「米だ・・・」と静かに分け合う姿に泣けました。

 戦力外とみなされた特別少年兵たちの運命に一母親として号泣。

 人間の気高さと愚かさを改めて痛感・・・

 戦争の悲劇は今現在も続いている訳だけど、少なくとも61年前絶海の孤島であった事実を知る意義は大きいと思います。

 終戦50年の1995年に初の日米合同の慰霊祭が行われ、横綱、曙関が土俵入りを奉納、「硫黄島相撲甚句」が披露されたそうです。
 「・・・守るも攻めるも国の為、将兵三万華と散る・・・」
 映画の硫黄島二部作は是非見たいと思っています。  

「観た」あとが大事かなぁ…

えこさん、二度目のこんばんは。

007はいかがでしたか?私は予告編を見ただけでなんだか胸がドキドキして、劇場に行かなくては!とか思ってるんですけど…ちなみに007は海外旅行に行く飛行機の機内で見るかテレビで観る映画であって映画館で観る映画ではこれまで絶対なかったんですけどねw

さて、あの手塚理美のナレーションと、俳優さんたちによって読まれた手紙の数々がとても抑制されていてよかったと思います。声高に平和を叫ぶよりずっといいなと。

TBSは「涙そうそうプロジェクト」なんて銘打ってけっこう声高に平和の大切さを!みたいなドラマをつくってしまうのに対してフジはあくまでこういうスペシャルドラマのときは抑制が利いていて、私はいつもフジのほうのドラマが記憶に残ってしまいます。ちょっと不思議w

>>いまの平和ボケと言われる若者に伝われば

私も全くその通りだと思います。強いていうなら、その後、伝わったものが彼らの中に何かの形として残ってほしいかな。100人みた人のうちひとりでも、その人なりに平和とか、国のありようとか、そういうことに思いを馳せてくれる人がいてほしいな、って思っています。

このエントリを書くために参考資料を探していたら「20分でわかる硫黄島」なんていう本があるんですよね。20分で「わかる」って、何をわかろうというんでしょう。わかりやすさ、とか、簡単/手軽 に扱っていい話題とそうじゃない話題があると思うので、なんだか寒々しかったです…。

私も見ました

rukoさん、こんばんは!
先日「父親たちの星条旗」を観て「硫黄島からの手紙」はどうしようかと思っていた時にタイムリーな番組でした。映画と違って映像は所々雑なところはありましたが、硫黄島の戦いの別のサイドを見れて良かったです。
淡々と語られるナレーション、戦場の兵士にとっての手紙の重さを感じました。私もルーズベルトへ宛てた手紙は知りませんでした。
今日、有楽町へ「007」を観にいったのですが「硫黄島~」はスゴイ行列でした。番組の影響もあったかもしれませんね。
戦後あまり詳しく語られることがなかった硫黄島の戦いがこんな形ででもいまの平和ボケと言われる若者に伝わればと思います。

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