スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ザ・商社 

スカパーの「日本映画専門チャンネル」で一挙放送をやっていたのに捕まってしまい観てしまいました…。長かったっす。80分×4本だったので5時間超だったので。

ザ・商社」は日本映画専門チャンネルで放送。23日(月)から26日(木)まで連日18:00時から再放送の予定があるので、逃した方はどうぞ。

ザ・商社-全集-ザ・商社-全集-
松本清張 山崎努 夏目雅子

ジェネオン エンタテインメント 2001-10-25
売り上げランキング : 44876
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


FC2ブログでの人気ドラマレビューをチェック!

和田勉演出のドラマ、と言われても彼がブイブイ言わせていたころは幼過ぎて世代的にはまったくピンとこないので初めて、といっていい彼の演出のドラマ視聴。とにかく、音楽、演出、撮影すべてが特濃でした。夏目雅子水沢アキの対比もおもしろかったですが、何と言ってもビックリしたのが「江坂産業」社主を演じた歌舞伎役者十三代片岡仁左衛門さんの怪演です。

以下ネタバレ。

空の城空の城
松本 清張 阿刀田 高

中央公論社 1996-04
売り上げランキング : 397775

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



観終わってから調べたらドラマの原作となった「空の城」は安宅産業の経営破綻をモデルにした松本清張の小説とのことでした。安宅産業についてのWikipediaの記述を読むとほとんど、ドラマと一緒なので、事件が起こった当時はきっとドラマで登場人物が喋っている以上に大事件だったんだな…と。

物語は1960年代後半、総合商社としては日本で10位の関西ベースの「江坂産業」のアメリカ分社に勤める日系二世の上杉二郎(山崎努)の石油ビジネスを巡る奮闘と挫折を軸に、「人事権のみ保有する社主」として隠然たる力を振るう江坂要造(十三代片岡仁左衛門)の異様な人間性、そしてとりまきの「江坂ファミリー」という風通しの悪い会社構造などを絡めて物語を描いていきます。

夏目雅子は新進のピアニストで、要造の愛人になることで留学の足がかりをつかんでニューヨークへ行って山崎努と出会って彼を愛していくという役どころです。びっくりしましたがラブシーンがあって夏目雅子さんのちゅくびが露出する場面がございます(汗)。年末の紅白で苦情が殺到したNHKさんですが当時はどの時間帯にこのドラマを放送していたんでしょうか…。

和田勉の演出はとりあえず「ドドドーン」という衝撃音と、物凄い勢いで問題の登場人物にズームしてゆくのが非常に印象に残りました。当時の若手の俳優さんを使いつつかなり重厚に仕上がっているのはやはり片岡仁左衛門さんや茂山千五郎さんといった方たちが大阪弁でマターリと喋ってらっしゃって「関西のボン」的雰囲気が濃厚に醸し出されていたためかな、と思います。

仁左衛門さん演じる江坂要造は音楽家のパトロンであり、過去にも目をつけた若い女性音楽家たちに次々「手をつけ」た上で成功させてゆく。一方で自分が自由気ままに暮らしてゆける基盤である会社自体には暗い気持ちを持っており、人事という最も陰湿な形で経営に関与して会社の中に「ファミリーvs.nonファミリー」という対立軸をつくって不必要な摩擦も招く、そんな怪異な人物を一見乾いた感じで、でもときにねちっこく演じてました。

夏目雅子とのラブシーン(さすがにあからさまではないが…)などもあって、かなり驚きました。

また、そんな要造をかげにひなたに面倒をみてゆく女性として中村玉緒が配置されていて、彼女の陰にこもった演技も素晴しかった。

水沢アキが透明感漂う一途な女性、夏目雅子が揺れながらも何がなんでも目的のためにのぼってゆくちょっとイッてる女、という対照的な役柄でした。

21世紀になって観てみると、どっちも重たすぎだと思うのですが(爆)。

あとは「江坂」に就職し、かたや上杉に見込まれて石油ビジネスにのめりこんでゆく男に大和田獏、かたや彼の高校時代の先輩で「美術品部」に所属して社主のわがままのまま陶器の買い付けやオークションで「ファミリー」の一員に選ばれて身をたててゆく男に森本レオを配置。

ラスト、超高価な天目茶碗でインスタントラーメンをすする森本レオが凄かった~。リアル江坂のいわゆる「安宅コレクション」と言われた美術品群は現在はその多くが大阪市立東洋陶磁美術館に収蔵されているそうです。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://rukolog2.blog60.fc2.com/tb.php/1614-d073e962

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。