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バルクセール ハゲタカ〈1〉 

日本を買い叩け!

準主役の中村獅童の酒気帯び運転を受けての降板(松田龍平に交代)や、柴田恭兵の病気療養などで放送がベタ遅れになっていたNHK土曜ドラマの「ハゲタカ」がようやくスタートしました。

ハゲタカ(上)ハゲタカ(上)
真山 仁

ハゲタカ(下) バイアウト 上 バイアウト 下

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第1回を観た感じでは、かなり完成度の高いドラマとなりそうで期待が高まります。難解な経済用語や仕組みが出てきますが、特に社会人でサラリーマンの視聴者にとっては過去10年を振り返る、そんなドラマともなりそうです。以下、ネタバレ。

いきなり、プールに浮かぶ男。その男に目もくれず虫取り網でプールに浮かんだ1万円札に群がり、その金で自分たちの物欲を無邪気に満たす子どもたちに慄然としながらドラマが始まります。

土曜日に放送された「土曜スタジオパーク」に出演した主演の大森南朋さんの話では一昨年の暮れに放送された

クライマーズ・ハイクライマーズ・ハイ
佐藤浩市 横山秀夫 大森南朋

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このドラマのスタッフと、またドラマをつくりたいね、と話していたとのこと。いま、DVDを貸してしまっているため手元にないので比較できないのですがセピア調の色調など、確かにちょっと「クライマーズ・ハイ」を思いださせる画面などもあり、あのドラマの完成度を考えると、かなりワクワクします。

大森さんの演技も期待を裏切らないもので社員の身上書に貼られた無邪気っぽい写真から土下座する三葉の若手営業マン時代、冷徹なホライズン代表の顔と文句なしの厚みです。

さて。

振り返ってみると、北海道拓殖銀行(たくぎん)と山一証券の経営破綻が明らかになったのが1997年11月。ドラマはそんな時代へ戻っていきます。

バルクセールとは英語の元の単語(bulk+sale)通り「まとめ売り」。1998年、公的資金を注入されながら不良債権処理が進まない日本の都市銀行、三葉銀行は外資のファンドである「ホライズンインベストメント」に不良債権をまとめて売る計画をたてました。

ホライズンの日本代表として乗り込んできたのは鷲津政彦(大森南朋)。91年に三葉銀行に入行しながら3年弱で退社していた男でした。

印象的なのは、不良債権処理待ったなしで、バルクセールで何とか重荷を軽くしたい、という思惑は相当あるはずなのに、ホライズンの日本法人代表が鷲津であることすら把握できていない三葉の経営陣の甘さ。

資料の閲覧に関してもあっという間に自力でリースしたコピー機が持ち込まれ、資料は根こそぎもっていかれることにただ驚くだけ、というのが何ともイタかった。鷲津に関しても「ウチでモノにならなかったんだから大した奴じゃない」と侮る役員がいるあたりもいかにも「こういうおっさんおるおる」と思いつつ。

そして、ホライズンの第1のターゲットとなったのが老舗旅館の西乃屋。バブル期に不動産やゴルフ場投資で大損という典型的な「金に踊らされた」企業で、お話の展開は哀しいほど予想通りでした。

肩を落としてホライズンの入っているビルを出てゆく社長(宇崎竜童)、そしてその後に待っている死。こうやって亡くなっていった企業経営者がどのくらいいるか。去年あたりから銀行の収益が過去最大規模になっていることなどが報じられるようになっていますが、その裏にこうして苦しみ、死んでいった人たち、今も苦しんでいる人のこと、そんなことを改めて考えさせられました。

とりあえず「今の自分をつくったのはあなたです」と鷲津に言われてしまった三葉銀行の「エース」、芝野(柴田恭兵)。バブル崩壊後の貸し渋り時代、何を言ったのか早く知りたいです。エースと呼ばれながらもやはり「情」が先行している感が凄くある。彼の銀行員としての良心やポリシーといったものが今後もう少し見えてくると、おもしろくなるかな…。

「ダメ社長」の息子として今後も鷲津と絡んでくる予感の西野治(松田龍平)。個人的に獅童氏の演技をいいと思ったことがほとんどないので、交代してくれてよかったです。収録がどの程度進んでの撮り直しだったのかわかりませんが、かなりたいへんだったと思いますけど(汗)。

栗山千明のテレビ記者のような立ち位置は、難解な用語の解説役や狂言回しとしては必須かなと思いますが、彼女本人の「根っこ」の部分とプロ意識がどの程度描かれるのかは未知数のように思います。"抑え"に小市慢太郎さんもってきてますからこのあたり個人的には楽しみかも。

にしても、小市さんだけではなく脇の配役にも手を抜いていないし、それだけでもかなり見ごたえがあります。特に後半登場予定の菅原文太さんについては「登場すると現場の空気が変わった」(大森さん談)とのことですし、舞踏家の田中泯さんが登場するなど、ストーリー以外にも楽しめそう。

本来は「昭和40年代の金融再編」がテーマだったはずの「華麗なる一族」が薄っぺらい人間ドラマになってしまっているのが残念。直球バージョンの「華麗~」がつくられていたら、これと合わせて観ることができたらもっといろいろ考えることができたと思うのに。

コメント

見ごたえあり!

神保銀郎さん、初めまして。コメントありがとうございました。

さて「クライマーズ・ハイ」に続いてかなり硬質なドラマを出してきましたね。数字は10%に届かず(8%台後半?)のようでしたが…。

私はドラマの中の鷲津とほぼ同年代ですので(汗)、自分がこの10年なにやってきたか突きつけられるのではないかと思い、ビクビクしていたりします。そのくらい、あの頃、そして今の世相がリアルに思い出されます。

「ある日、嵐のように」は私も観ていました。佐藤浩市のキャラが後半おかしく、それが最終盤の足を引っ張ったように記憶しています。尻すぼみになるのは大河もありがちなので、そこは確かに懸念されるところですね…。

また遊びにいらしてください。私もうかがいます。

初めまして、神保銀郎といいます。
ハゲタカで検索してやってきました。

いや~、いいですねぇ、ドラマも、この記事も。
ドラマの素晴らしさを伝えきれてないことが、rukosさんの記事を見て、よーく分かりましたよ(苦笑)

ただまぁ、NHKは「ある日、嵐のように」以来、ラストでコケるパターンが多いので、「ハゲタカ」は最後まで突っ走って欲しいですよね♪

カッコイイ音楽

Lady-eさん、どもども~。

もちろんLady-eさんとアツく語れると思っていましたさw 音楽はイイですね。ハゲタカ、というタイトル通り鷲津は悪者的にいまは周囲からも見られているし命まで狙われたわけですがサブタイトルの「rebirth」が象徴しているように、彼らが屍肉を食らわなければ日本経済の再生はなかったと言えるのか、ドラマでどう描かれるのか今から楽しみ。

去年から歌舞伎観てるけど獅童氏って「歌舞伎役者」っていうけど歌舞伎もまったくイマイチ(爆)だし、そもそも歌舞伎の舞台より映像の仕事のほうが多いっていう俳優だと知った上にそもそも俳優として好きじゃないんでもう松田龍平は諸手を上げて歓迎です。

柴田恭兵の起用は非常に私も意外でした。大森南朋という勢いと力のある役者を前に彼がどう踏ん張れるのか(汗)、楽しみなような不安なような感じがします。

おっしゃるとおりで音楽はすごくイイですね。今回はサントラ出すかな。視聴率次第?

同じスタッフかどうかは…

viviさん二度目のこんばんは。

「クライマーズ・ハイ」の仲間ともう一度、という話があった、ということを主演の大森さんがおっしゃっていて、どの程度その「仲間」が再結集できたのかは私もわからないのですが、まずまずの滑り出しだったと思います。次回以降が楽しみですよね。

本来は昨年の秋に放送する予定だったのが獅童氏の問題が発生し、撮り直すには柴田恭兵さんが病気療養中だったりして紆余曲折があったようです。

栗山千明さんはテレビドラマにはあまり出ていませんが映画はタランティーノの「キル・ビルvol.1」で注目を集めて以降、邦画にはそこそこ出ていますね。演技力よりは雰囲気というかオーラだけでもたせてる感じがまだあって、実力は未知数だと私も思っていますがw

獅童氏転じての松田龍平がどんな形で変身し、鷲津のまえに登場するのか、このあたりも期待しております。

ふふふ

rukoさん こんにちは
見て無いはずがないと思ってました(w
あ。。。獅童がやる予定だったんだ?
松田龍平でかえってよかったのかも?と私も思います
実は柴田恭兵は嫌いじゃなく好きな方くらいなんだけど
芝野は、恭ちゃんじゃなくてもよかった気がしないでも
ないんだけどね(^^; じゃ、誰さ?って言われると
パッと出ないので、恭ちゃん起用に文句はないですが(^^;

それから、取り組みの遅れがかえって内容練る時間になって
マイナスがプラスになったとも考えられるなぁ
よくよく考えられてる予感がしてます。<氷と違い(笑

音楽の使い方も非常に良い
すでに、私の頭の中に残る音楽となっています:)

こちらはいけそうですね

骨太ドラマで楽しめそうですね
クライマーズハイと同じスタッフなんですね
中村獅童が降板したんですか、へえーーーーです。
松田龍平の役だったんですか、、、

栗山千明って女優なんですか?
あの大きな目、鼻に大きけりゃいいってもんじゃないだろって、、、突っ込んでます。

ハゲタカに狙われた結果、自殺じゃないけど、自殺みたいに交通事故にあって亡くなってしまう社長。
とてもリアルでした、、、

その息子が変身するんですね、楽しみです。

お久しぶりです!

ままこっちさんこんばんは。ごぶさたしておりました。

いよいよ産休に入られたのですね。産まれるまでしばし、おうちでゆっくりできるとよいですね~。そんなときの土曜の晩に「ハゲタカ」はかなりテンションの高いドラマだとは思いますけれど、ままこっちさんの視点、楽しみにしています。

金利を上げるとか銀行の収益が過去最高だとか、ちょっと前までは想像もつかなかった、その時代をどれくらいリアルに描いてくれるのでしょう。かなりワクワクしております!

全部じゃないみたいですけど…

けいさん二度目のこんばんは。

クライマーズ・ハイは前編後編あって、どちらかは「新選組!」の演出も手がけていた清水一彦さんで今回の演出はまた別の方の名前だったので、チームキタカンのどのくらいが今回の「ハゲタカ」に加わっているのかは私も興味アリアリなんですが、大森さんのインタビューをみてまた期待度がアップしました。

>>松田龍平の起用も獅童サンキュー!って言いたくなるくらい、よかった

あははは。逆の意味で脳内置換して無理だろー、ってつい思いながら私も観てました。松田龍平さんは映画に軸足置いてる人のイメージがあったんでかなり新鮮でよさそうです。

細かい脇の人にも手を抜いてなさそうなので、見逃せません。次回以降も楽しみです。

rukoさん
久しぶりに書き込みます!ハゲタカ、良かったですね。さすがNHK、とうなってしまいました。
私は金融出身で鷲津の1こ下入社なので、あの頃のドロドロはウンウンと頷けるものがあります。なのでますます気になるドラマなのかもしれません。
大森さんが好演されていて、こちらも一昨年末のクライマーズハイを彷彿させます。他の役者陣も演技達者な方が多いので、今後も期待したいです。
TBさせて下さいネ!

クライマーズハイ!

rukoさん、そうなんですかー。これってクライマーズハイのスタッフが作ってるんですね!
それ聞いて期待度がさらにアップしました。
松田龍平の起用も獅童サンキュー!って言いたくなるくらい、よかったですし。
私は龍平に(呼び捨てか)予告(4話?5話?)で惚れたと言っても過言ではないです・・・

大森さんも素晴らしかったですね。
予告見たときはちょっと舌足らず?って感じたんですけど、本編みたら全然そんな事気になりませんでした。
おっしゃるように、履歴書の写真、葬儀で泣き出す前の顔、そして今、と全然顔つきが違ってるんですよね~。役者だ~。

次回も楽しみですっ!
今年のNHKはやりますね(笑)

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