イマイチだった…? 第79回アカデミー賞 

恒例のWOWOWの生中継、ことしは録画で観ました。むしろことしは録画で正解だったかもね、スタジオ激痛のニオイがスキップしながらでも感じたもの。それも、ギャラのぶん精一杯キム**映しますよ、という局側の意向がアリアリで現地からのフェードアウトフェードインが早過ぎるっつーの。

とはいえ、リメイクばかりで元気がない、と言われているハリウッドを象徴するような感じだったし来年が80年の節目だというせいもあるのか、全体としてキレのないセレモニーだった気がします。

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マーティン・スコセッシ監督の「ディパーテッド」おめでとう〜。↑↑コレ↑↑のリメイクじゃなくてオリジナルでもらえたらよかったのにね……。それでも嬉しくて人が変わった状態になってたのがおもしろかった。あのスコセッシでさえも、という感じで。

ただ、この作品、紹介されたとき「日本映画のリメイク」って言われちゃってたんだよね。香港の人たち激怒りだったと思うんだけど、番組中に特に訂正がなかった…。司会のエレン・デジェネレスがスペイン人のペネロペ・クルスを「メキシコ人」と言っちゃったりジュディ・デンチのジョークがジョークにならなかったりして速攻で訂正を入れてたのと対照的です。うーん、アジアの道は険しいね。

以下、だらだら思ったことを。
1.ケン・ワタナービー(渡辺謙)様、アジア系の皆さん頑張れ〜

レッドカーペットの登場はもちろんだけれど、外国語映画賞50周年のオマージュでなんとカトリーヌ・ドヌーヴ様のお手を引いて出てきたときはさすがに感動してしまいました。実力はもちろんだけれど「硫黄島からの手紙」などいろんなタイミングが正しかったのもあると思います…。

アフリカ系の人たちの躍進とは対照的にアジア系っていつまでたってもよくいえばエキゾチック、悪くいえばステレオタイプな描き方が多くて、なんだかな〜と思わずにはいられないんで、謙様にはそのあたりも頑張ってほしいです。

あと、つまんないツッコミなんだけど南果歩さんほかに着物ないの〜?帯とか変えてたのかもしれないけど上半身しか見えないからベルリン映画祭だかゴールデングローブだかのときと一緒に見えたよー…。

ちなみに「硫黄島からの手紙」の前半で二宮和也演じる西郷と一緒に行動していた「野崎一等兵」を演じていた松崎悠希さんがブログを持ってました。日本からのオーディションで行った役者さんたちに"だけ"日本ではスポットが当たってましたが、現地オーディションで合格した「野崎」は非常に物語の前半から中盤にかけて印象に残る役だったんですよね。日系/中国系/韓国系とそれぞれ向こうで頑張ってる役者さんたちも多いので、松崎さんは応援したいデス。

「硫黄島からの手紙」は音響効果賞の受賞のみにとどまりましたが、壇上でオスカーを受け取った人のひとりのお父さんは硫黄島で戦った海兵隊員の生き残りだそうです。

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iTSでもダウンロードできます。こっちなら1,800円でアルバムDL可能。Kyle Eastwood & Michael Stevens - LETTERS FROM IWO JIMAMUSIC FROM THE MOTION PICTURE (「硫黄島からの手紙」オリジナル・サウンドトラック)


2.司会進行が超つまんなかった。残念

カウントダウンの「ハッピーフィート」(CGアニメ、春休み公開予定。公式サイトはコチラ)から「リトル・ミス・サンシャイン」のワーゲンバスをいろんな人(栗林さんのような人やマリー・アントワネットもいた…)が手押しして乗る最初の2分はおもしろかったのに…。




期待してたエレン・デジェネレスが超不発だったのは、なぜ?そのかわりプレゼンターはまぁまぁだった気がするけど…。ロバート・ダウニーJr.の自虐ネタとか(汗)。途中に入ってくる歌曲賞候補の歌以外はあんまり見どころがなかった気がします。

強いて言うならエンニオ・モリコーネへの特別賞かな〜。

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スゴイのは彼がまだ現役で作曲活動をしていることですよ〜。クリント・イーストウッドによる紹介というのもなかなか素敵でした。そうだよそうだよ、コレもモリコーネだったな、と思い出したのは。

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それと、毎年哀しい恒例ですが、この1年、亡くなった映画関係者へのトリビュート。受賞するかどうかにしか興味のないスタジオでは候補のふたりの落選のせいもあってか、軽〜くスルーされていましたが、今村昌平監督がその中に入っていたのは、拍手は少なかったけど感動でした…。軽くググったんだけど解りませんでした。パルムドールは2回とってるけど、アカデミー賞にはノミネートされていたんだっけ?

3.The Winner is...??

大昔、まだ私が子どもだったころは"The Winner is...."ってやってたんだけど、もう長い間、というかいつの間にか"The Oscar goes to…"って言うようになってたのに、しょっぱなからニコール・キッドマンがやっちゃいました。一緒にいたダニエル・クレイグのことが気になって仕方なかったんじゃないかと疑わずにはいられず(袖でもなんかベタベタした感じがチラッと映っていた)。しっしっwww

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4.プラダを着た悪魔な、みなさん。

プレゼンターとして登場した鬼編集長メリル・ストリープのアシスタント役だったアン・ハサウェイとエミリー・ブラント。早速、前の列に座ってる「彼女」にどっちがカプチーノを用意するかで小競り合い。すぐノッてミランダの顔になってたメリル・ストリープさすがです。

エミリー・ブラントってあまり興味もってなかったんだけどゴールデングローブもらったりして、この前ローマに行ったときはある宝飾メーカーのイメージモデルを機内誌の中でやってました。今後、要チェックな女優さんがまた増えてしまった。メリル・ストリープがGGのときに共演者の名前として最初にエミリーを挙げていたし、なんだかイイ感じですね。

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5.「不都合な真実」はとっても受賞には好都合だった件

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プリウスに乗っているというレオナルド・ディカプリオと一緒に壇上に立ったゴア元副大統領。なんか太っちゃってヒサンになってますけど、長編ドキュメンタリー賞と大番狂わせの歌曲賞受賞となりました。やっぱりハリウッドのインテリさんたちはこういうのにヨワいってことでOKですかね…。

アカデミー賞自体を「環境に配慮した(=go green)」ものにしました、とだけしかレオ様の説明はなく、詳しくはHP見てね♪ってことでした。Oscar.com該当ページを読むと、受賞式に関して使用した水をはじめ機材一式を環境NGOの助言を受け、環境に配慮したものを使用した、ということです。

その後に温暖化進行を食い止めるためにできること---がズラズラ書いてあります。アメリカ人、できなさそうなのが多いぞ〜w

6.ピーター・オトゥールが生きる蝋人形だった。

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こんな時代もあったのに…。スコセッシは満願成就だったけど、またまた受賞出来なかった気の毒なオトゥールおじいちゃん……。なんか皮膚がすでに蝋人形のようになっていて、超恐かったんですけど。御年74にしては老けてるのかな、よくわからん。でもイーストウッドは2つ年上だけど、ふたり並べたら絶対オトゥールのほうが年とってみえると思うなぁ。

7.フォレスト・ウィテカーの主演男優賞受賞

実は今晩からCS/ケーブルのAXNで「ザ・シールド」の第5シーズンが始まるのですが、そこにウィテカーさんがレギュラー出演するというのでもう録画をスタンバッております。

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アミン大統領なんてこわすぎて映画館では絶対観られないよ…orz

8.ということで、はやいとこ観にいきたくなった映画は。

a.パンズ・ラビリンス(日本版公式サイトはコチラ
→秋の公開は遠いなぁ。忘れてしまいそう。美術賞、撮影賞、メイクアップ賞を受賞しました。

b.リトル・ミス・サンシャイン(日本版公式サイトはコチラ
→公開中。ローマから帰ってくる飛行機の途中で見たのですが細切れなんで、通しで観ないと…。助演男優賞を受賞したアラン・アーキンがなぜああなったのかとか、結局解らなかったんですよね。

c.クイーン(日本版公式サイトはコチラ
→GW公開。ダイアナ元皇太子妃の死のあと、王室とエリザベス女王はどうしたか、というお話。主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが、メイクが仕上がったあと鏡の中を見てあまりに似てて驚いた、と言ってましたけどそのそっくりぶりと、ダイアナ妃も絡んでるんで日本でもヒット間違いなしでしょう。楽しみだな〜。

ミレンさんの受賞スピーチがまたイギリス人らしくウィット満載で「(女王は)50年間、義務を果たし続け、同じ髪型も続けてきた」っていうあたりにもう爆笑。かっこよすぎました。

d.ドリームガールズ(日本版公式サイトはコチラ
→公開中。受賞式の前に観にゆきたかったんですけど間に合わなかったので水曜日のレディースデイに、行ってきます。あんなに迫真の絶唱だったのにまさか歌曲賞を「不都合な真実」にもってかれるとはね〜(汗)。

e.バベル(日本版公式サイトはコチラ
→4月27日公開。凛子たんはともかく、ケイト・ブランシェットが出ているのでふだんの私の空気じゃないんですけど、頑張って、観ようかと。

コメント

ガッカリでした

rosedaleさんこんばんは。

今回は観るべきものはエレンの司会ぶりくらいかな、と思ってたのですが、キムタコさんにバカにされるほどの冒頭の掴み、どうしちゃったんでしょうね〜。「アカデミー賞の司会を子どもの頃からやるのが夢だった」って割に、もう二度とないんじゃないか、みたいな。

前にエミーの司会をやったときはもっと楽しかった気がするんですが…。

ま、そのかわりしょっぱな青い目最高、ダニエル・クレイグでむふ〜!と思ったのにニコマン様がでれでれした上に"The Winner is"ってオイ!!!!みたいな感じでツッコミがいのある受賞式でしたね、ホントに。

やっぱりモリコーネの特別賞よかったですよね。CDとして持ってるのは「海の上のピアニスト」だけですけど…。普通に作曲賞でノミネーションして、もらってほしいな、と私も思いました。

期待ハズレ

エレンに期待してたんですけどねぇ。

キッドマンのあのデレデレ感はなんだったんでしょう(苦笑)。しかも超しょっぱなの「The winner is...」。首横のリボン、邪魔だと思ったんですけど、赤絨毯では「シャーリーズ・セロンの首横リボンは鬱陶しかったけど、さすがキッドマンは何でも着こなす」と言われてて、TVに向かってブー飛ばしましたw。

ダニエル・クレイグ、「Infamous」内では茶色のコンタクト入れてますよね。インディペンデントスピリット賞でチラッと流れた映像を見たんですけど、なーんか違和感。物凄く目玉が大きく見えて(^^;)。普段は茶目の方が好きな私ですが、クレイグ氏はやっぱし青がいい!

堂々イタリア語でスピーチのモリコーネ。英語の勉強はさっさと諦めたと語るモリコーネのインタビューを見て、「音楽家は耳がいいから外国語習得も早いって説は大嘘ね」と言った声楽の先生を思い出してちょっと噴きました(笑)。彼女もイタリア人だけど、ものっそいイタリアンアクセントの英語を喋ってたっけなぁ。
  • [2007/03/01 16:25]
  • URL |
  • rosedale
  • [ 編集 ]

外国人の多さ

KEIさんこんばんは。

>>そういう時がきた

今回のスペインやメキシコの作品の活躍を観るとそうも思いますけど、私が感じたのはやはりハリウッドの地盤沈下でしょうか…その分、外国語作品や原作がハリウッドに入り込みやすくなり、世界的にもっと観られるようになった、というのは喜ぶべきことなのかな〜と。

日本人やアジア系については、私が観ている限りエントリに書いた通り正しく描写/評価されるのにはまだもうちょっと時間がかかるのかな、と思います。というわけで謙さんにはこれからも頑張ってほしいです。

あとは歌曲賞。結果はアンフェア?だったかなとも思いますが「不都合な真実」がこうして注目をまた集めたのはよかったかな…という風に思いました。

rukoさん、こんにちは。

渡辺謙さんがプレゼンターと聞いて、日本人が!?とものすごく驚いたのだけど、堂々とステージに現れた彼を見て、他の俳優たちと同じようにハリウッドで仕事をしている俳優として当然の役割を任されているんだなって気づきました。
今回、外国人のプレゼンターが多かった気がしますけどね。
でも、そういう時が来たのだと思うと、やっぱり感動します。

どの作品も見たことがない中で、1番見たいと思わせてくれたのは、「ドリーム・ガールズ」
ジェニファー&ビヨンセたちのパフォーマンスに一目惚れしました(笑)
なのに、歌曲賞の受賞ならず...受賞曲もいいんだけど、残念ですよね。

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アカデミー賞 受賞式とアフター

うーん、エレンどうした? つまんない司会だった。作品賞は「ディパーテッド」ですってよ。ふーん・・・(--;)翌朝の日本のテレビ番組は、受賞者のことより「凛子残念」を連呼していて呆れた。助演女優賞は大方の予想どおり、ジェニファー・ハドソン。壇上スピーチでは最後
  • [2007/03/01]
  • URL |
  • ME TELLY & ICE CREAM |