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岐路 ハゲタカ〈3〉 

終わりなき入札

ラスト近く、鷲津(大森南朋)の「甘ちゃんのこの国を徹底的に」という台詞が後半戦を象徴していると感じました。ここまでの展開では「日本的経営」、と言っていいのかどうかわかりませんが、会社の体裁をとっていても家族による同族/情実経営ということで、とにかくイイとこなしです。「徹底的に」のやり方が芝野(柴田恭兵)と鷲津では異なるということになっていくのですね。

300万円ためた西野治(松田龍平)がいよいよ稼働を始め、どうかんでくるか楽しみかな。

NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」は21:00から放送。次回(第4回)は21:15スタートです。

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そして3回目にしてようやく、芝野(柴田恭兵)の苦悩が描かれましたが、若干唐突だった気がしました。そして、サラリーマンである自分には耳の痛い会話もあり。以下ネタバレ。

とりあえず「私はいま44歳です」。という芝野の台詞に噴いてしまいました(柴田さんの実年齢は55歳)。銀行のリアルエリートだと国家公務員の上級職みたいに30代半ばで支店長とかなんだ~?という驚きも含めて。

サンデートイズの民事再生法適用が決まり、担当弁護士(光石研)もスタート。「スポンサー」となる企業に名乗りを上げてこれまでの投資を回収したいホライズンの前に、三葉銀行系列のファンド「アイアンオックス」。代表は日下部(矢島健一)。

アイアンオックスvs.三葉のお互いの限度額190億円へ向けての「終わりなき入札」も非常に見ごたえはありましたが、芝野の迷いから結局、サンデートイズは鷲津たちの手にゆだねられることとなりました。

ビッドの途中で興奮するサンデートイズの若社長、というよりバカ社長の「興奮しますね。これが会社を経営するってことなんですね」ということばに思わず絶句してしまう芝野の気持ちはとてもよくわかる場面でした。

それにしても金融関係者にあまり知り合いはいないのですが、それでも漏れ聞こえてくるのはとにかく銀行はノルマがあって、競争があって、それを駆け上がれるある意味非情な人でないと生き残っていけないということです。

だから、若き日の鷲津に「資本の論理だから仕方ない」という説得の仕方をしたのもしょうがないと感じてたし、会社の方法論に納得がいかなくても歯車となってやっているんだろうな、という想像しかなかった。

今回いきなり、広報部長の沼田(佐戸井けん太)に自分の良心の呵責や素直な心情を吐露したのには驚きました。スキャンダルのもみ消しを飯島常務(中尾彬)に命じられたあとの居酒屋での芝野と沼田のやり取りは日本企業で働く一定年齢以上のサラリーマンには誰もがズッシリ響く会話だったのでは。

ここから引用--

芝野:つくづく嫌になったよ。俺は昔から、こんなことばかり繰り返してる。
沼田:当たり前だろう。仕事なんだから。
芝野:仕事?沼田…。これが俺の仕事なのか。これが俺の仕事なのか?
沼田:おい……。座れよ、いいから。おい、お前いくつだよ?どこの世界にな、コレが俺の仕事でーす!なんて100%胸を張って言える奴がいるんだよ?どんな業種だってなぁ、大なり小なりやましいことや自己嫌悪で胸の奥がひりひりするようなことがあるんだ。その胸のうずきを場末の居酒屋の生ビールで流し込んで忘れたふりするのが、働くってことじゃないのか…。

ここまで引用--

あぁ、ヒリヒリする(泣)。そして、沼田が言っていることが日本の企業で働くということを象徴しているのは正しい部分があり……。これを佐戸井さんが言うからものすごくリアルさがあります。いい~。

そして、学習能力のないイタい大河内瑞恵社長。自分がなぜ解任されたのか、放漫経営とはなんだったのかにまったく思いが至らず高級ホテルのスイートで暮らしルームサービスを頼み、200万円を会社のお金で支払おうとしてならず、鷲津に「とどめ」をさされます。

「西乃屋」の宇崎竜童社長はダメだった自分を自覚しており同情の余地もなくはなかったですが、つける薬ナシ……。

ただ、原点だった木のおもちゃに関して、会社更生をめぐって骨肉の争いとなってしまった伸彰の子どものころのエピソードに戻って行く仕掛けはすばらしかったです。その気持ちを忘れなければこんなことにならなかったのに、と。

というわけで「腐った日本」という鷲津の指摘は間違ってないようですが、その「外科手術」のやり方が鷲津と芝野で対立していく、という後半の展開なんでしょうね。楽しみです。

三島由香(栗山千明)は、いらない。これだけの大事件について「ひとことでいいんです」。裏取りがひとことでいいわけナイダロ!芝野のリークで裏は取れたわけだけど、ほかのディテールがしっかりしてるのに報道記者、それもテレビ記者の設定がこんなんじゃ、萎えますなぁ(汗)。

[過去のレビュー・関連エントリ]
一勝一敗? ハゲタカ〈2〉
「ハゲタカ」1回と2回をダイジェストで
バルクセール ハゲタカ〈1〉

コメント

生ビール…

Lady-eさんこんにちは。

周囲では生ビールを飲んでる人がいっぱい(飲めなくて烏龍茶で飲み下してる人もいっぱい)いるので…。「おまえはいつもそうだ。おまえは、カッコイイ」な芝野じゃなくて、いかにも叩き上げっぽい「残る」選択をした沼田さん(佐戸井さん)が言ったのでよくよく重みがあった台詞でした。

にしても、別途読んだ記事では民放では楽天とTBSの関係とかニッポン放送と昨日実刑判決くらった人の絡みとかあって買収劇に関してはもうひとつ及び腰らしいですよ。

うん。。。

rukoさん、こんばんわぁー。

そうそう、生ビールで流し込んでの
セリフ 私書きとめなかったんですが
大小はあっても、サラリーマンやってれば
絶対ある気持ちですよねぇ

私はビールを殆ど飲まないので辛いところですが<そうじゃなくて(^^;

世の中汚い動きみたいなものが
いっぱいあるのに表面化されないって
結構あるはずで
あると思っていても、追求しないという
ことも、いっぱいあるのが
納得できないわけだけど・・・

このあたり最近ちょっと世の中変わって
来てるから この手のドラマが
堂々と放送せきるように やっとなった
って感じでしょうかね・・・

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ハゲタカ (NHK 土曜ドラマ) 第3回 終わりなき入札

NHK 土曜ドラマ ハゲタカ 第3回 終わりなき入札前回2話では、牙を向くハゲタカに芝野健夫(柴田恭兵)が描いた逆転のシナリオで1勝?した芝野だけど今回、想像外?というか銀行マンとしてありえない動きをした芝野でした。猛禽類の医・食・住パンク町田 ※ご存知と思い
  • [2007/03/15]
  • URL |
  • ALBEDO0.39 |
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