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騙り者 風林火山〈12〉 

勘助仕官

お話が1/4も終わったところでようやく、井上靖さんの原作の冒頭にたどりつきました。でも、相当おもしろい3カ月だったと思いますのでかなり満足!

大河ドラマ「風林火山」は日曜20:00からNHK総合で放送中。BS-2は22:00、BS-hiは18:00からそれぞれ放送。 総合テレビでの再放送は土曜13:05から。

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これからもこの淡白すぎる原作を大森寿美男さんがどうお料理してくるのか楽しみです。そして、なにげに気になるのが晴信を演じる市川亀治郎さんのタイトすぎるスケジュールっぷり(後述)だったりします。以下ネタバレ。

青木大膳(四方堂亘)、哀れなる噛ませ犬。原作では当然、乱取り現場を勘助(内野聖陽)が目撃もしてないし、一緒に駿河の国境まで信虎(仲代達矢)を迎えに行ったりもしていませんw ただ駿府城下で自分と同様仕官できない勘助を憎み、その異相から「騙り者」と蔑みまくっていたのを利用される、という役回りだったんですけど。

よかったね、ちょっと見せ場があってw

でも、勘助のたくらみはあっさり板垣(千葉真一)に読まれてました。海ノ口での

「自ら地獄へまいれ」

にもシビれましたが今回の

「三途の川の手前で、待っておれ」

にもまたシビれましたw 板垣さん、いつまで出てくれるんだろう…。

国主になった晴信さんは一気に声のトーンも下がって(たまに気持ちがハイになると上がるようにきちっと計算しているあたりが亀治郎さんぽい)、でも小理屈を得意げに喋るあたりは相変わらず。

勘助の駿府での行動の意味をとくとくと語って「どうじゃ駒井」と水を向けたときの駒井さん(高橋一生)の気のない感じがものすごくよかったです。

晴信のクーデターが好感を持って諏訪に受け取られる場面。禰々(桜井幸子)が

「兄上は武によってではなく誠の心によって甲斐を継いだ」

という言葉。これからの成り行きを考えると、あまりにツライ……。

破格の百貫目で召し抱えられ、かつ衣服まで用意してもらったために勘助が一気に晴信に傾倒するあたりに原作に照準をきちんと合わせてきたなぁ、と感じました。勘助の面倒を見るのは春日源助(田中孝太朗)。のちに名だたる武将に成長していくけど、実は晴信さんが現代まで残るラブレターを残したお相手でもあり(汗)。

とはいえ、42歳まで職歴なし(今でいうところのニートですか…)の男をいきなり足軽大将として召し抱えたことに家中、重臣たちの懸念は当然あります。

ドラマでは勘助は20年間諸国を放浪して、実際に小競り合いなどを見て軍学を極めてきたことになってますが原作ではだいたいは「人から聞いた話」(どちらかというと真田幸隆〈佐々木蔵之介〉タイプ)だし、剣術が行流というのもいわば「騙り」であることが強調されてます。

というわけで武田家の中でも最強クラス?の武人である鬼美濃こと原虎胤(宍戸開)と真剣勝負をすることになってしまった勘助。どうするんだ?

ストーリーガイドをパラパラ読んだ範囲では、鬼美濃さんとは初回の出会いから印象最悪だったし、ドラマを通じて関係はよくないらしいんですよね…。「武田信玄」では宍戸錠の鬼美濃さんと西田敏行の勘助は、どちらも浪人から武田に召し抱えられたいわば「たたきあげ」同士として一緒にお酒を飲んだりする仲、という設定だったので、ちょっと寂しいかも。

ちなみに冒頭書いた亀治郎さんのスケジュールなのですが、早ければもう帰国していると思いますが亀治郎さんは市川團十郎さんのパリ・オペラ座公演に一緒に行っていました。で、6月7月と一昨年上演されて好評だった「NINAGAWA十二夜」という歌舞伎とシェイクスピアのコラボ芝居のかなり大事なお役で6月は博多座、7月は歌舞伎座で1カ月お芝居をやることになっています。

お芝居は前回は3時間半くらいあって、再演の今回はどんな風につくり直されるのかわかりませんが、去年「功名が辻」に明智光秀役で出演した坂東三津五郎さんが歌舞伎に戻ってきたのは8月だった(「退場」は6月)ことを考えても、どうやって撮影と舞台をこなしていくのか気がかり…。

コメント

西田勘助は確かに。

2月うさぎさんこんばんは。

今回のエピソードで、晴信の「影の部分」を背負う役割の人間が必要だと大井夫人が言っていたこともあり、そういう路線でこのまま突っ走るのでしょう…。

大河ドラマではアンチヒーローみたいなのはこれまであまりなかったと思います。が、例えば「白い巨塔」の財前五郎だって悪い奴ですし、そこは内野さんだけに嫌な気分にならずに観続けることができそうですよね。

それから、基本的には食うか食われるかの戦国時代に突如「戦はイヤ」なんて言いながらヒト殺しをして「功名」をあげる、なんていう去年の大河よりは「兵は詭道なり」といいきっちゃってる今年の方が潔いなんて思っております。

これからもブラック勘助が楽しみかもしれません。

ブログにコメントをいただきました、2月うさぎです。
長い記事を読んでいただきありがとうございました。

ところで、『風林火山』ですが
私は原作を読んでおらず、山本勘助についても
以前のNHK大河ドラマ『武田信玄』(中井貴一主演)で、やたらに勘助を演じる西田敏行が格好良く見えたな、くらいの記憶しかないのですが
今回の勘助は今のところ、内野聖陽が公開前に話していた通り
全く英雄的ではない・冷静に見てかなり嫌なやつだと思わせるキャラクターで驚いています。
青木大善は、確かに戦場での乱行がひどかったのかもしれませんが
あまりにも勘助の道具として殺された感があり
戦国の世とは、こういうのをも良しとしてしまうのか・・・と少しショックをうけました。
名将信玄が、勘助のその所業をみて「このような人間を使いこなしてみたい」と宣言するのにも、ちょっと考えさせられるところがあります。
まあ、そんな悪辣な(?)計算ずくの行為で武田家にもぐりこんだ勘助君が
甘利の「試験」をどうクリアするのか、今週も目が話せませんね。

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