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ラスト・ラフ The Last Laugh 

久しぶりにPARCO劇場に行ってきました。三谷幸喜の「笑の大学」がイギリスで舞台化され、地方公演の反響がよかったためロンドンで公演をする前に、ということで日本にやってきたのでした。

英語での二人芝居ということでいつものミーハーな三谷ヲタクさんたちよりは、あまり機会のない英語でのお芝居を観たいネイティブ外国人がちょっと多めないつものPARCO劇場の三谷芝居とは違った雰囲気のながれるなか、2時間(休憩アリ)を観てきました。




この公演を前にWOWOWで放送された、1998年の舞台再演版(西村雅彦vs.近藤芳正)は観たのですが役所広司vs.稲垣吾郎の映画版はまだ観られてないんですがこのイギリス版もとってもよかった。チケットぴあを見てみると連日切符が残っているみたいで勿体ない~。

以下、ネタバレです。



三谷さんの原作は太平洋戦争開戦直前の日本という設定だったと思いますが、翻案されたお芝居は、第二次世界大戦中のとある国(といっても限りなくソ連+ドイツっぽいかったw)での検閲官と劇作家の対峙です。以前、1990年代のサラエヴォでお芝居を上演し続けていた劇団のドキュメンタリーを見たことがあったと思うのですが、それを思い出しました。

もちろん劇作家は喜劇作家で、検閲官が取りつく島もないのは元の設定と一緒です。最初に目がいったのは検閲官でした。




この作品に出てくる魔法省のバーティ・クラウチを演じていた役者さんのロジャー・ロイド・パック。西村さんと違うのは、左手を負傷して失い、義手をつけています。なので「入れ歯=身体障害」と、とらえるような神経質な一面もあり、そして息子ふたりのうちひとりはすでに戦死、もうひとりは前線で戦っているので暢気に喜劇を書いている作家が許せない。

オリジナルに入っている「鳥」にまつわるエピソードはちゃんと生かされていて、そこで電話してたりするのはとってもかわゆいのです。

でも、途中から表現者としての劇作家のほうに目がいって、最後はそっちの立場で見ていたかな。演じていたのはマーティン・フリーマンという人で映像の作品では




「ラブ・アクチュアリー」が代表作とパンフでは紹介されてました。決して二枚目ではないのは近藤芳正さんと一緒なんですけど(爆)やっぱり出してるオーラみたいなもの、意地、その日によって変えてくる服装などすべてに作家が表現されていて、やっぱり生の舞台はイイなぁ、と思える瞬間でした。

なんと今、LaLa TVで放送されている"The Office"にも出ているようなので早速観なくては!みたいな感じです。

そして、戦争が現在進行形で続いているので、最初は軍靴の響きくらいだったのが、だんだん戦車が街中を移動していいく音になり、それにつれて部屋が次第に暗くなってくるんですよ。大きな窓の外に土嚢が積んであって、それが暗転(=時間経過)のたびに高くなる。

最後は劇作家に同じエンディングが訪れて、検閲部屋を出ていくんだけど、その直後に猛烈な爆弾が破裂する音がしてしまい、もしかするともしかしちゃったんじゃないかと思わされます。

最後、検閲官がかける言葉は

"Take care of yourself"

で、日本語の「命を粗末にするな」(でしたっけ…)とはちょっとニュアンスが違っていたけれど、伝わるメッセージはむしろ三谷さんのよりもうんと直球で通じたような気がしました。

ホント、もっとたくさんの人に見てもらいたいお芝居です。当日券でも余裕で?買えちゃうみたいでしたが…。

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