スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

夕凪の街 桜の国(原作) 

映画「夕凪の街 桜の国」を観て現代編の処理にどうしてもスッキリしなかったため、原作のコミックを買って読みました。




あっけないほどの短編であっという間に読んでしまったのですが哀しく重い内容です。それが暗くなりすぎないのは著者のこうの史代さんの筆致のためだと感じました。

また、意外だったのが広島市で生まれ育ったこうのさんが「ヒロシマ」からは逃げ続けていて、それが不自然で無責任だと思ったことがこの作品を生むきっかけになったとあとがきで書いていたことです。逃げ続けていたにも関わらず、というか避けていたテーマだからこそ、これだけ人の心をゆさぶるコミックを描けたのかもしれません。

さて、映画ですがやはり少し田中麗奈を前に出し過ぎて構成を失敗したのかなという印象です。

原作では基本的に時系列、つまり

皆実(麻生久美子)の昭和33年→母と祖母を相次いで失う七波(田中麗奈)の少女時代→成長した七波の広島への旅

となっているのですが、映画では現代の田中麗奈を描きつつ、田中麗奈の少女時代、さらには七波の父である旭の青年時代にフラッシュバックが飛ぶのでどうしてもやや散漫な印象がありました。

コミックではそこがスキッとしているので、七波の痛みもわかるし、親戚だから当然顔が似る皆実と七波の顔、ラストシーンの旭の台詞もすとんと当然落ちました。

余談ですが横浜駅の東口、そごうの入口で小規模ながら原爆に関する展示を行っていて、若い人たちが熱心に立ち止まって資料を見ていたのが印象的でした。もっとたくさんの人に読んでもらいたい作品だとしみじみしているところです。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://rukolog2.blog60.fc2.com/tb.php/1971-54fecbec

「夕凪の街 桜の国」儚い主人公の一生は戦争で砕かれた

「夕凪の街 桜の国」★★★☆見て戦争について少しでも考えたい麻生久美子 、田中麗奈 、吉沢悠 主演佐々部清 監督、2007年、118分原爆投下から13年後の広島と現代の東京の二つが舞台の映画8月の公開は日本人に大切な時期ということで正解と...
  • [2007/09/02]
  • URL |
  • soramove |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。