▼ 無理矢理オーケストラ 都の風〈第25週-最終回〉
終わってしまいました。番組の最後に朝ドラアンコールがこの作品で終わる旨テロップが出て「15年間ありがとうございました」とありました。15作品、完走したのは「あぐり」だけかな?このブログにも相当の反響があったように、ソフトは「売れる」時代だから枠をなくしてしまったのだと思いますが、ちょっと残念かも。
朝の連続テレビ小説アンコール「都の風」は放送を終了しました。
→Amazonで検索したら偶然ですが悠(加納みゆき)たちが聴いていたフィンランディアが京都市交響楽団の演奏で、ありました。京都市交響楽団についてのWikiはコチラから。
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竹田屋倒産の危機に自らの竹忠を売り払って救済しようとした悠に雅子や京子から厳しい声が出ます。特に雅子さんの「私は食べていかなあかん」の切実な一言は迫りましたね。結局、土曜日の大団円もviva!!女性の社会進出 みたいな感じだったけど、肝心のヒロインの腰が据わってなかった気がするから。
話は前後しますが順番に書いておくと、竹田屋の危機は、竹田屋への恨みから竹忠の商品を置くことを拒んだ京都最大の丸太デパートが商品を置いてくれることになり、ほかの場所での売り上げも上々だったためになんとか回避されます。もちろん、忠七(渋谷天笑)の粉骨砕身の努力もあってのことですけどね。
最後まで「竹田屋のためじゃなくて桂さん(黒木瞳)のためどす」と負け惜しみを言い続けていた佐七さん(國村準)には苦笑いですが……。
しかし倒産する、と言ってから都ちゃんにピアノ買ってあげるまでのタイムラグなさすぎでしょ桂さんwww
後半は一気にオーケストラ話に進んでゆきました。静さん(久我美子)は夫婦は一緒にいなくてはいけない、と桂と義二(大竹修造)の復縁、奈良と京都で別れて暮らす悠と雄一郎(村上弘明)に釘を刺します。
OA当時、うっすら村上弘明さんに「助命嘆願」運動があって脚本が修正された、という話は聞いていたのですが詳しいことは忘れていました。詳細をいつもコメントくださるかもさんが教えてくださいましたので興味のある方はこちらをどうぞ。
とりあえず智太郎(柳葉敏郎)派だった私は雄一郎さんが生き残ってしまったことに若干残念感を覚えたのですが、生き残る決定はされたものの村上さんのスケジュールが合わず、苦肉の策として奈良と京都での「別居」が考えつかれたそうで。
智太郎さんと悠が再婚していたらどんな展開だったんでしょうね。悠のキャラクターのブレは少なかったでしょうか……。私には、悠の「仕事か家庭か両立か」の迷いが多過ぎる気がしました。
前述したように雅子さんのように働かなくては子どもを抱えて生きていくことが不可能な人だって昔からたくさんいたわけで簡単に「家族をとる」と言うのはそれだけの経済的余裕があるから、ということになってしまい納得がゆかない場面が多々あったのは事実です。
ですが、それも20年間の「時差」のせいなのかもしれません。
などなど、いろいろ考えましたが、半年間楽しく京都・奈良・大阪の3都を楽しみました。最終回、無理矢理現代の先斗町を歩かせなくてもいいのに、と思いながら…。
朝の連続テレビ小説アンコール「都の風」は放送を終了しました。
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竹田屋倒産の危機に自らの竹忠を売り払って救済しようとした悠に雅子や京子から厳しい声が出ます。特に雅子さんの「私は食べていかなあかん」の切実な一言は迫りましたね。結局、土曜日の大団円もviva!!女性の社会進出 みたいな感じだったけど、肝心のヒロインの腰が据わってなかった気がするから。
話は前後しますが順番に書いておくと、竹田屋の危機は、竹田屋への恨みから竹忠の商品を置くことを拒んだ京都最大の丸太デパートが商品を置いてくれることになり、ほかの場所での売り上げも上々だったためになんとか回避されます。もちろん、忠七(渋谷天笑)の粉骨砕身の努力もあってのことですけどね。
最後まで「竹田屋のためじゃなくて桂さん(黒木瞳)のためどす」と負け惜しみを言い続けていた佐七さん(國村準)には苦笑いですが……。
しかし倒産する、と言ってから都ちゃんにピアノ買ってあげるまでのタイムラグなさすぎでしょ桂さんwww
後半は一気にオーケストラ話に進んでゆきました。静さん(久我美子)は夫婦は一緒にいなくてはいけない、と桂と義二(大竹修造)の復縁、奈良と京都で別れて暮らす悠と雄一郎(村上弘明)に釘を刺します。
OA当時、うっすら村上弘明さんに「助命嘆願」運動があって脚本が修正された、という話は聞いていたのですが詳しいことは忘れていました。詳細をいつもコメントくださるかもさんが教えてくださいましたので興味のある方はこちらをどうぞ。
とりあえず智太郎(柳葉敏郎)派だった私は雄一郎さんが生き残ってしまったことに若干残念感を覚えたのですが、生き残る決定はされたものの村上さんのスケジュールが合わず、苦肉の策として奈良と京都での「別居」が考えつかれたそうで。
智太郎さんと悠が再婚していたらどんな展開だったんでしょうね。悠のキャラクターのブレは少なかったでしょうか……。私には、悠の「仕事か家庭か両立か」の迷いが多過ぎる気がしました。
前述したように雅子さんのように働かなくては子どもを抱えて生きていくことが不可能な人だって昔からたくさんいたわけで簡単に「家族をとる」と言うのはそれだけの経済的余裕があるから、ということになってしまい納得がゆかない場面が多々あったのは事実です。
ですが、それも20年間の「時差」のせいなのかもしれません。
などなど、いろいろ考えましたが、半年間楽しく京都・奈良・大阪の3都を楽しみました。最終回、無理矢理現代の先斗町を歩かせなくてもいいのに、と思いながら…。
- [2008/03/29 13:33]
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コメント
短文のコメントでごめんなさい
かもさん、どもども~。
私も、悠がなぜ働いていたのかモチベーションと事情の面で説得力が薄かったのには引きました。それでも最後は「女性の社会進出」と強引に話が進んだのでどん引きなラスト2週でした。
確かに雄一郎さんは死なねばならなかったキャラクターなのかもしれませんね。修正の方向を誤ったことは言うまでもないわけで。智太郎さんがつくづく惜しいです。
初恋の人と結ばれるってある意味朝ドラでは王道だったのに冒険したのがかえってあだになったってことかもですね。
>>ところで京都市長って
私は小泉大嫌いなのでミジンコほども思いつきませんでした。また、役者さんが別チャンネルで観ていた大河ドラマで井伊直弼の懐刀というまたイヤな役所をやっていたこともあり、なんかあまりいい印象が残っていません(爆)。
とにもかくにも完走お疲れさまでした。
私も、悠がなぜ働いていたのかモチベーションと事情の面で説得力が薄かったのには引きました。それでも最後は「女性の社会進出」と強引に話が進んだのでどん引きなラスト2週でした。
確かに雄一郎さんは死なねばならなかったキャラクターなのかもしれませんね。修正の方向を誤ったことは言うまでもないわけで。智太郎さんがつくづく惜しいです。
初恋の人と結ばれるってある意味朝ドラでは王道だったのに冒険したのがかえってあだになったってことかもですね。
>>ところで京都市長って
私は小泉大嫌いなのでミジンコほども思いつきませんでした。また、役者さんが別チャンネルで観ていた大河ドラマで井伊直弼の懐刀というまたイヤな役所をやっていたこともあり、なんかあまりいい印象が残っていません(爆)。
とにもかくにも完走お疲れさまでした。
終わってしまいましたねー
rukoさん こんにちは
お陰様で無事、最終回を迎えられました(苦笑)。
やはり三姉妹が和服で出るといいですね。お父ちゃんのお葬式に葵も悠も洋装だったので「竹田屋のお嬢さんなんだからきっちり和服を着よし!」と思っていたので。惜しむらくは悠の帯があまりよろしくなかったこと、かなぁ。
でも祇園さんの藍の浴衣姿の悠はキレイでした。加納みゆきさんは和服の方が映えるのかも。
オケストラは「こんな時代だからベトベンが必要なんじゃ!」と蓄音機を修理したおじいちゃんが一番喜んでるでしょう。だからもっと皆に弥一郎さんを偲んでほしかったなぁ。葵も智太郎も雄一郎も京子も、みんなあの蓄音機に助けられたんだから。
私もこの週の前半は「経営者はステークホルダーへ説明責任があるんやでー。しかも株式会社だったら個人商店のように自分ひとりで決めれんのやでー」と思ってみてました。けど、しがない平社員の私がこう考えることが、時代が流れたってことなんですよね。
働かないと食べていけない雅子と、いついつまでもお嬢さんの悠との溝は埋まらないのでは、と思います。いっそ自己実現の為に働くならそれでいいからもっと突き抜けてほしかった・・・。何のために悠が働いているのかが説得力なかったなぁ。
なんとなく、雄一郎さんが亡くなっていたらもっと掘り下げられただろうなぁと思うことが多すぎて、彼を生かしたのは失敗だったんじゃないかなぁと思えて残念です・・・。
きっと雄喜は智太郎との間に生まれて「雄一郎さんを忘れないように」と智太郎が名づけるんだろうなぁとか、また妄想の嵐です・・・。
ところで。京都市長って、某純ちゃんに似てませんでしたか?声とか口調とか髪型とか。純ちゃんオペラ好きだし・・・。順番が逆なのでホント偶然の一致でしょうけど。
お陰様で無事、最終回を迎えられました(苦笑)。
やはり三姉妹が和服で出るといいですね。お父ちゃんのお葬式に葵も悠も洋装だったので「竹田屋のお嬢さんなんだからきっちり和服を着よし!」と思っていたので。惜しむらくは悠の帯があまりよろしくなかったこと、かなぁ。
でも祇園さんの藍の浴衣姿の悠はキレイでした。加納みゆきさんは和服の方が映えるのかも。
オケストラは「こんな時代だからベトベンが必要なんじゃ!」と蓄音機を修理したおじいちゃんが一番喜んでるでしょう。だからもっと皆に弥一郎さんを偲んでほしかったなぁ。葵も智太郎も雄一郎も京子も、みんなあの蓄音機に助けられたんだから。
私もこの週の前半は「経営者はステークホルダーへ説明責任があるんやでー。しかも株式会社だったら個人商店のように自分ひとりで決めれんのやでー」と思ってみてました。けど、しがない平社員の私がこう考えることが、時代が流れたってことなんですよね。
働かないと食べていけない雅子と、いついつまでもお嬢さんの悠との溝は埋まらないのでは、と思います。いっそ自己実現の為に働くならそれでいいからもっと突き抜けてほしかった・・・。何のために悠が働いているのかが説得力なかったなぁ。
なんとなく、雄一郎さんが亡くなっていたらもっと掘り下げられただろうなぁと思うことが多すぎて、彼を生かしたのは失敗だったんじゃないかなぁと思えて残念です・・・。
きっと雄喜は智太郎との間に生まれて「雄一郎さんを忘れないように」と智太郎が名づけるんだろうなぁとか、また妄想の嵐です・・・。
ところで。京都市長って、某純ちゃんに似てませんでしたか?声とか口調とか髪型とか。純ちゃんオペラ好きだし・・・。順番が逆なのでホント偶然の一致でしょうけど。
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