▼ 優先順位 ダメージ〈3〉
And My Paralyzing Fear of Death(邦題:狙われたパティ)
3話まできて、部屋に置いてる自由の女神のブックエンド(後に血染めに)はお気に召さなかったようですが表面上エレン(ローズ・バーン)のことは気に入ってるみたいなパティ(グレン・クローズ)。エレンはまだ気が抜けないのか「Miss Hughes」とパティを呼び続けています。でもなーんか違うんだよね、気の遣いどころが。
そんなパティのところに思いがけない物が届けられる、そんなエピソードでした。
「ダメージ」はNHK-BS2で水曜23:00から放送中(全13話)。
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以下ネタバレしています。
結論からいうとパティのオフィスに届いたり夫の自動車の中に仕込まれた手榴弾は息子のデーヴィッドの仕業だったことが判明。パティは冷徹にも息子を更生施設送りにしてしまいます。
その場面がまた、レストランから出てきたところに男の人が近付いてきてあっという間に拉致られるというもので、事件に巻き込まれたかと思ったら………。
まぁ、手榴弾騒ぎで身の危険を感じて出社してこなかったスタッフの首をあっさりサクサク切っちゃったようなパティだから身内にも甘くないだろうということは想像していたけれど、前述した冷徹、というのともちょっと違うな、な徹底ぶり。
10年前ナイフで切られ死にかけるような大けがもしている、と夫が雇ってくれたボディーガードに話す場面が印象的でした。何しろ死に方がviolent deathだと思う、ですからね(汗)。
それと、力のある者からそれを奪うと代償を誰かが支払わねばならない、ということでもろフロビッシャーの事件にかかってくる感じがします。
さて、今回意外でコワイ発見その1は弁護士事務所の中で雑用をやっているjanitorっぽい感じのピートっていう人がパソコンのHDDを掃除しちゃったり解析しちゃったりできる能力があるのか、とビックリ。もっと秘密のことをパティのためにしてくれそうで怖い。
その2はフロビッシャー事件の担当判事の秘書をしっかり丸め込んでいたことです。パティ恐るべし。
「仕事はちゃんと終わらせるから金曜夜に予定している婚約パーティーに出席させてほしい」と頼むエレンに対し、表向きはOKを出すけれどトム(テイト・ドノバン)には「彼女は仕事はできるけれど優先順位を間違っている気がする」と漏らします。
が、エレンが出してきた準備書面はトムが手を入れることができないほどほぼ完璧なものでした。
あそこで判事に直接手渡しするように、と指示を出すのもエレンの「優先順位」を試しているようでこれまた怖かった。パティは自分の優先順位をこれまで死守してきた結果が死にかけ、死の恐怖に常に怯え、息子は更生施設行きであってもWork firstなのかな~と。
エレンは結局パティの指示通り判事を待ってパーティーには遅れていってしまいました。それを「ふーん、interesting choice ね」って…(汗)。
そして「現在」に戻って呼ばれた弁護士はやはりパティではなくナイ。誰かに殺されそうになったとナイに訴えるエレン。何が起こったのか。まだ5カ月残っています。
3話まできて、部屋に置いてる自由の女神のブックエンド(後に血染めに)はお気に召さなかったようですが表面上エレン(ローズ・バーン)のことは気に入ってるみたいなパティ(グレン・クローズ)。エレンはまだ気が抜けないのか「Miss Hughes」とパティを呼び続けています。でもなーんか違うんだよね、気の遣いどころが。
そんなパティのところに思いがけない物が届けられる、そんなエピソードでした。
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以下ネタバレしています。
結論からいうとパティのオフィスに届いたり夫の自動車の中に仕込まれた手榴弾は息子のデーヴィッドの仕業だったことが判明。パティは冷徹にも息子を更生施設送りにしてしまいます。
その場面がまた、レストランから出てきたところに男の人が近付いてきてあっという間に拉致られるというもので、事件に巻き込まれたかと思ったら………。
まぁ、手榴弾騒ぎで身の危険を感じて出社してこなかったスタッフの首をあっさりサクサク切っちゃったようなパティだから身内にも甘くないだろうということは想像していたけれど、前述した冷徹、というのともちょっと違うな、な徹底ぶり。
10年前ナイフで切られ死にかけるような大けがもしている、と夫が雇ってくれたボディーガードに話す場面が印象的でした。何しろ死に方がviolent deathだと思う、ですからね(汗)。
それと、力のある者からそれを奪うと代償を誰かが支払わねばならない、ということでもろフロビッシャーの事件にかかってくる感じがします。
さて、今回意外でコワイ発見その1は弁護士事務所の中で雑用をやっているjanitorっぽい感じのピートっていう人がパソコンのHDDを掃除しちゃったり解析しちゃったりできる能力があるのか、とビックリ。もっと秘密のことをパティのためにしてくれそうで怖い。
その2はフロビッシャー事件の担当判事の秘書をしっかり丸め込んでいたことです。パティ恐るべし。
「仕事はちゃんと終わらせるから金曜夜に予定している婚約パーティーに出席させてほしい」と頼むエレンに対し、表向きはOKを出すけれどトム(テイト・ドノバン)には「彼女は仕事はできるけれど優先順位を間違っている気がする」と漏らします。
が、エレンが出してきた準備書面はトムが手を入れることができないほどほぼ完璧なものでした。
あそこで判事に直接手渡しするように、と指示を出すのもエレンの「優先順位」を試しているようでこれまた怖かった。パティは自分の優先順位をこれまで死守してきた結果が死にかけ、死の恐怖に常に怯え、息子は更生施設行きであってもWork firstなのかな~と。
エレンは結局パティの指示通り判事を待ってパーティーには遅れていってしまいました。それを「ふーん、interesting choice ね」って…(汗)。
そして「現在」に戻って呼ばれた弁護士はやはりパティではなくナイ。誰かに殺されそうになったとナイに訴えるエレン。何が起こったのか。まだ5カ月残っています。
- [2008/04/17 23:05]
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コメント
まだ5カ月、あと5カ月
鈴さん、こんばんは。
1カ月の間にいろんなことがあったといえばあったので、あと5カ月、決定的な事件が起こるまでまだまだ心臓に悪そうですよね…。
パティはどっちかというと深慮遠謀は巡らせるけれど目の前にあるものを右にするか左にするか、とすればバンと物事を決められそうかなぁと思ったので息子の施設送りの件は意外には私は感じませんでした。
そうしないとあれだけの規模の法律事務所を仕切れないと思うので。
ピートさんはまだまだ裏技を持ってそうで、これまたコワイです。
1カ月の間にいろんなことがあったといえばあったので、あと5カ月、決定的な事件が起こるまでまだまだ心臓に悪そうですよね…。
パティはどっちかというと深慮遠謀は巡らせるけれど目の前にあるものを右にするか左にするか、とすればバンと物事を決められそうかなぁと思ったので息子の施設送りの件は意外には私は感じませんでした。
そうしないとあれだけの規模の法律事務所を仕切れないと思うので。
ピートさんはまだまだ裏技を持ってそうで、これまたコワイです。
無事TB完了
rukoさん、こんにちは!
>でもなーんか違うんだよね、気の遣いどころが。
本質的に似たものがある、と周りが言う二人なのに、どこか根本的なところでずれている気もする二人ですね。
>前述した冷徹、というのともちょっと違うな、な徹底ぶり。
これまでは、結構母親としてはフラジャイルな面を見せていたので、「ちょっと豹変?」とか思っちゃいました。
その決断自体は、妥当だと思うんですが、そこに至る通常あるであろう葛藤やジレンマの過程があまり見えなくて、「即決!!」って感じがします。
どのキャラクターも一筋縄でいかない感じですが、ピートがまた、つわものっぽいですね。
彼自身が手を下すのか、何やら裏に顔が利くのか。
頼りになるといえば、これほどの人はいないかも、ですが。
>あそこで判事に直接手渡しするように、と指示を出すのもエレンの「優先順位」を試しているようでこれまた怖かった。
やっぱり試したんですよね。
で、もしあそこでエレンが書類を置いて帰っていたら、どうなっていたんでしょうか。
「それだけの子だった」と見切りをつけられて終わり、でしょうか?
>まだ5カ月残っています。
あとたった5カ月で、いったいエレンに何が起こるのか、と戦々恐々だったりもします。
>でもなーんか違うんだよね、気の遣いどころが。
本質的に似たものがある、と周りが言う二人なのに、どこか根本的なところでずれている気もする二人ですね。
>前述した冷徹、というのともちょっと違うな、な徹底ぶり。
これまでは、結構母親としてはフラジャイルな面を見せていたので、「ちょっと豹変?」とか思っちゃいました。
その決断自体は、妥当だと思うんですが、そこに至る通常あるであろう葛藤やジレンマの過程があまり見えなくて、「即決!!」って感じがします。
どのキャラクターも一筋縄でいかない感じですが、ピートがまた、つわものっぽいですね。
彼自身が手を下すのか、何やら裏に顔が利くのか。
頼りになるといえば、これほどの人はいないかも、ですが。
>あそこで判事に直接手渡しするように、と指示を出すのもエレンの「優先順位」を試しているようでこれまた怖かった。
やっぱり試したんですよね。
で、もしあそこでエレンが書類を置いて帰っていたら、どうなっていたんでしょうか。
「それだけの子だった」と見切りをつけられて終わり、でしょうか?
>まだ5カ月残っています。
あとたった5カ月で、いったいエレンに何が起こるのか、と戦々恐々だったりもします。
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