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グーグーだって猫である 

〈2008年日本制作、116分 おすすめ度は猫飼いで加瀬亮好きでも★★+〉

中途半端で出来のよくないタイアップ映画を見せられた、そんな気がしました。申し訳ないけれど、こういう映画はよくないと思いました。(ほぼ)2時間は上映時間としては長過ぎだと思います。

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登場する猫(サバとグーグー)はかわいかったし、吉祥寺の四季はすごくきれいに撮れてた。問題は薄っぺらくなってしまった人間ドラマのほう。

私はこの犬童一心監督の映画って観たことないんだけど

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公開のとき、チャンネルNECOでおすぎが監督に「あなたは『阿波踊り』が撮りたかったのよね?、ネッ?」と念押ししていてそれが謎だったんですが、今度の「グーグー」でそれがわかりました。

それが前述した吉祥寺がきれいに撮れてたこと。

今思い出そうとしても、吉祥寺とその周辺のあんな景色やこんな景色、井の頭自然園でタイ語を使う飼育員さん(でんでん)やガード下でタロットカードをあやつるおばさんふたり(りりィ鷲尾真知子)やメンチカツなどは印象に残るのですが肝心の主人公たちが………orz

森三中はどうかと思ったし、今、旬であるとされている小泉今日子上野樹里加瀬亮を使っていてこの程度の人間模様しか描けないのかと思ったらガッカリです。

それと、この映画はファンドでつくられているらしく、韓国のCJエンタテインメントもかんでいました。成田を出発する映画の語り部でもあったナオミ(上野樹里)の後ろのビッグスクリーンがハングル文字の羅列や世界遺産の昌徳宮の写真だったりするのがなんでなんだろうと思ってたんですがエンドクレジットで氷解。

角川書店の名前が連呼されたのはまぁやむを得ないとしても、さらに、協賛として穴吹工務店、特別協賛として花王の



が参加してるんですが、どちらも執拗に企業名が映り込むようなつくりにしているのに辟易しました(前者は麻子〈小泉今日子〉が住んでいるというマンションの設定だったり、街を走る広告車だったりし、後者はペットショップでもうイヤというほど映った)。

それもイヤラシイのは別アングルで撮るのではなくいったんパンで流して映し込んで、パンの方向を逆にするんです。不自然なので嫌が応にも目に入る仕組み。そこまでしないといけないものなんですか?

麻子と青自(加瀬亮)の淡い恋みたいなのはあの程度なのかもしれないけれど、ナオミが公園から仲間の森三中と見ず知らずの人まで連れて来て病院で「麻子先生ガンバ」な安いチアを踊る場面とか、正直どん引き。

「アツくないのかよ。何かしたくないのかよ」。

って、なんか違わない?

親しい人、近しい人ががんに冒されたことがわかったときのリアクションってあんなもんではないと思うんですよね。もっと絶望的で、あらゆる意味で深刻で、井の頭公園でタイ焼き食べてた人を連れてきてチア踊らせたら少し元気が出るような話じゃないと思う。

卵巣がんに冒された、という時点で前半に出て来た「21世紀の会」、つまり麻子を結婚させてその「血脈を残そう」というアシさんたちの無邪気な企てが本来ボディーブローのように効いてくるはずなのに、つながらない。

「21世紀の会」の発起人だったのは江口のりこさん、そう、

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「時効警察」のサネイエだったりして、ちょっと「お」と思わせられたりもしたんですけどなにぶん……

井の頭自然園勤務のストーカー君も中途半端に終わってしまったし、せっかくサバとして大後寿々花をもって来てなかなか緊迫感のある場面だったというのにその余韻もイマイチだったりして……。

麻子先生の髪の毛みたいに、ばさばさぼさぼさでお話が終わる、そんな印象でした。

大島弓子さんのマンガを読んでいれば理解できる部分があったのかもしれませんが、それじゃ監督の自己満足で終わってしまうことになりませんか?

猫飼いとして気になったのは、原作を最後まで読んでないからというのもありますが、大島弓子先生が由緒正しきアメショー(アメリカンショートヘア)であるグーグーを外に出して飼っているのか、ということ。サバの病気に気づけなかったことを悔やみ

「2匹目の猫は得だ。1匹目の分も気を遣ってもらえる」

的なことを言うのであれば、完全室内飼いにするんじゃないのかなぁ……。このへんは猫飼いの中でも価値観が鋭く対立するところなのでこれ以上深入りしませんが。

楳図かずおセンセイが登場したり、エンドクレジットには取材協力として槇村さとるさんのお名前などもあったりしたのでマンガファンにはまた別の楽しみ方(出版記念パーティーの時など)があったのかもしれませんが、私にはそういうのもなんとなくわずらわしく、もっとグーグーを見せてほしい、そんな感じがしました。

唯一楽しかった♪と思えたのはグーグーの「るるるる」が聞けたことかな…。

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久しぶりに「ハズレ」をレディースデーに引いてしまった気がします。

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