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共犯者 スターの恋人〈7,8〉 

〈7話:遠い日の記憶/8話:友達以上の関係〉
チョルス(ユ・ジテ)の気持ちもそろそろマリ(チェ・ジウ)に傾き始めた感じ?口では、代筆の責任を取ると言っているけど、代筆したこと自体はチョルスが責任とるべき話ではなく事務所のソ代表(ソン・ジル)のせいだし…。まぁ、古典作品をたくさん取り入れてブームにしちゃったという意味では責任、なくもないんだけど…w

韓国ドラマ「スターの恋人」はWOWOWで金曜20:00から2話連続放送。再放送は翌週木曜10:00~。

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今週の見どころは、チョルスとマリの間に何かありそうだと嗅ぎつけたウニョン(チャ・イェリョン)の動きと、実は事務所の「商品」以上にマリに対して何か感情を抱いているっぽいソ代表の暗躍でしょう。

チョルスとマリのツーショット写真を持って事務所を訪れたビョンジュン(チョン・ウンテク)の動きでいったん、シナエンター(ビョンジュンが働くインターネット新聞)からは記事が差し止められたはずが、なぜか代筆したのが日本でスクープされた「紙袋の男」(=チョルス)と確度の高い情報になってネットに配信され、騒ぎがますます大きく。

ソ代表はすっとぼけていますが、マリを発掘した恩人でもある(と今回解った)ヘアメイクのスンヨンさん(ヤン・ヒギョン)はソ代表の仕業である「ニオイがする」と、問いつめます。

わかりやすいよね。マリが自分の意のままにならなくなってきたので、片方ではこうしてマリを窮地に追い込み、もう一方では契約を更新してマリをさらに束縛しようとする……。こわっ。

チョルスが家にいるときに絵を持って押しかけてきてマリの家をくまなく家宅捜索w するところなんてホント鬼気迫っててよかったです。

ソ代表といえば、アメリカから戻ってきた妹のイェリン(シム・ウンジン)はどういう役回りなのかいまだによくわかりません。マリには何か敵意を持っているようだけど。

こわっ、な感じはウニョンも一緒。チョルスの部屋に入り込んでUSJで撮影されたふたりのツーショット写真を見つけてしまい、チョルスが「家庭教師をしている」人が代筆の対象者でもあるマリだと感づきます。

写真を見つけたことを知ったビョンジュンを口止めするとともに、チョルスの指導教授、アン教授に対してはしれっと「自分の父が代筆の筆者だったらいかがですか?」なんて恐ろしい質問をしちゃう。あと2カ月で留学が終わるはずがチョルスの気持ちの動きを敏感に察して留学を切り上げることにしたり、かなり、ねっとり行動的…。

結局はこういう周囲の真綿で首を絞めるような妨害工作が「共犯者」のふたりの距離をどんどん縮めてるんですから世話はありません。

状況証拠としてはいいんだけど、マリがチョルスに惹かれている感じがなんかうまく伝わってないというか、「スターの仮面」を脱ぎきれてないのか、チェ・ジウの演技が表層的?なのか、曖昧な感じなのが惜しいですね。そういう意味ではウニョンを演じてる女優さんはウマイと思います。

8話にはCMか雑誌の撮影でチ・ジニが本人役として登場。マリとはデビュー以来長いつきあいということでチョルスが軽く嫉妬するほど親しく、マリが恋していること、すぐ顔に出る、さらには友だちがいると話すと「前は友だちなんかいなかったじゃないか」と言い当てますが、ドラマ観てるかぎりイマイチそういうのは伝わってこないので、逆にこの場面はよかったなとw

今のところマリのカモフラージュとして便利に使われていて、それを自覚していながら、いつかは自分のほうを振り向いてくれると信じている風のウジン(イ・ギウ)が、これから届かない思いをどう昇華させるのか、は期待しておこう。

メーンのストーリーと平行して動いているチョルスの妹、ユリ(シン・ミニ)と病気を知って看病している母は距離を縮めていますが自分たちを捨てたことを許せないチョルスはそういうふたりの関係も許せない。

一方で、ユリの病気は渡米すれば治療する方策もあるということがわかり…いつも母国の科学技術とかを誇示する傾向がある韓国なんだけど難病とかいうとすぐアメリカに行かないとみたいな展開になるよね、不思議(爆

いつもけたたましい食堂のおばさんたちが自分たちのなけなしのグッズをはたいて治療費のたしにしようとすると、いちばん上のおばさんが1000万ウォン以上たまった銀行通帳を出してくる場面が素敵でした。口は汚いけれど、チョルスとユリのことをとっても愛しているのが伝わってきて。

その裏返しで、ふたりを捨てたボヨンさん(=ふたりの母親)は、ますます許せないんだろうな。


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