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故郷行 中国・家族のルーツをたどる旅 

NHK土曜ドラマ「遥かなる絆」のモデルになった中国残留孤児の城戸幹(きど・かん)さんが、娘の城戸久枝さんと中国を訪ねる旅を描いた45分のドキュメンタリーでした。

うーん…………尺のせいもあると思いますが、期待が大きかったせいか、残念ながら「薄い」仕上がりでした。

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城戸 幹

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ドラマでは描かれなかった部分、例えば文化大革命のなか「スパイ」容疑がかかっていたこと(ドラマでは単に監視されているとしか表現されていない)、それを見かねた養母の淑琴さんがこのまま中国にいて殺されてしまうなら日本に帰ったほうがよい、と後押ししたことなどはとても興味深かったです。

一方で、旅そのものが何ともいえない雰囲気で…特に、久枝さんの過剰なまでの父親との密着が、あれ、中国風なんでしょうか?常に父親の腕をとって歩いたり、ちょっと違和感が。

そして、ドラマにも登場したジェジェ(お姉さん)が現れたので、牡丹江で、日本民族として生きていくようになってから「玉福」を支えた親友の徳義さんとか出てくるのかと思ったら出てこなかった。

そのかわりに牡丹江の中学校の同窓会や頭道村でのリユニオンにそれなりの時間を費やしていました。

もちろんドラマと実際の人生ではめりはりが違うのでしょうけれど、やっぱり父と娘の密着と似たような違和感を感じずにはおれませんでした。

なんだか、微妙な45分間でした。

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