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300万ウォン スポットライト〈9〉 

特ダネの代償

呆れて、あきれて、またあきれた…な1時間でした。ウジン(ソン・イェジン)はスンチョル(チン・グ)と飲んでくだまくまで本当に自分がデキる記者だと思ってたんですかね?ってか、タイヘンなことやらかしたんだからお父さんと話すために飲んでないで家帰れっつーの!

絶体絶命のウジンだけど、かなり、自業自得?

韓国ドラマ「スポットライト」はNHK BS-2で日曜21:00~放送。



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自分の家に人がやってきて好き勝手なふるまいをした上けがをさせられた翌朝というのに、シム・ジェホ先輩の出現に舞い上がり、キャップからのメールや連絡をいっさい無視するその能天気さにまず呆れます。

ひとり暮らしなら、それはそれで相当怖いはずだけれど、自宅を相手側に知られていることで家族に迷惑がかかったり危害が加えられたりするかもしれないというところにも一切想像力が働いていないということが、あわせてアンビリバボー。

そのうえ、査問委員会評価額300万ウォン(=現在のレートで227,000円相当)のバッグを何の疑問もなく受け取り、すぐ使い始める悪い意味での無邪気さ。

あとで同僚たちからからかわれていましたが、偽ブランドの取材もしたくらいなんだから、本物のブランドがどれくらいの値段がするのか理解はしているはずで、いくら「もらいもので…」と先輩が言っていたとしても、実際のバッグの価格を調べることくらいはお茶の子さいさいでしょう?

このあたり、韓国では「お返し」の習慣などがきっと違うのだろうなと思ってはいましたが、お母さんに指摘されるまでもなく、そんな高価なものを男性から受け取ることの意味すら考えていないし。

あと、バッグの件は新聞で報道されるまでテソクは知らなかったんだけど、怖すぎるキャップはこういうとき手下たちからの情報があがらなくて、損だなと思いました。あれだけ一軍や二軍の間では高価なバッグのことが、話題になってたのに。

そして、一度なら「近くに来たから」でいいけど、二度目に接触されたこともまったく疑問に思わず高価なランチをご馳走になり…。

余談ですがこの食事シーンのソン・イェジンのフォークの持ち方、使い方が酷くて目をむいてしまいました。演技だと言ってくれ!

メール、電話でのいやがらせ、学生時代の同級生からの泣き落としと圧力はエスカレートしているけれど、キャップのテソク(チ・ジニ)に報告ももちろんしていないし、テソクから取材はいったん止めろと言われたにもかかわらずスンチョルに下請け発注してるし。

そして、建設関連会社の常務をつとめるウジンのお父さんのところにはヨンファン建設から注文取り消しをほのめかす圧力が。

ここでまた驚くべき事実が。最初この場面を観てたときは、いやー圧力ってコワイわと思っただけだったんだけど、ウジンのお父さんの会社がヨンファン建設の子会社ということで、あきれ果てました。

その事実をウジンが知らないってことは有り得ないわけで、ヨンファン側から圧力が自分にかかり始めた時点で、関連会社に勤める父親に何らかの迷惑がかからないかと考えたフシはまったくないし。

ウジンに真相を知らせず、自分が会社を辞めるという選択をしてウジン本人には「仕事頑張れよ」と言うお父さんの優しさに思わず涙が出ましたよ………。

ウジンがそんなこんなで弱味を握られていることを知らないテソクは、ウジンの指示でスンチョルが調べてきた情報、ニューシティー計画があるウムンドン地区に移転してきた住民の4割までもがヨンファン建設の関係者であるということを特ダネとしてニュースで放送し、ヨンファン側に先制攻撃をかけることにします。

報道局長は、ニューシティー問題と、暴漢に襲われたキム・ハンチョル国会議員の関係は触れない形でならという条件で報道を許可、ぶじスクープが流れたと思いきや。

ウジンの自宅には朝からニワトリの死体が送りつけられ、報道局長のもとには高価なバッグを喜んで受け取るウジンの画像が送られてきて、ある新聞にも「ソ・ウジン記者に収賄疑惑」という記事が出ます。

収賄の件に関してここぞとばかりにウジンをくさすミョンウン先輩のちっささに失笑です。「あの子は裏で何してるかわからない」って、アンタが外交官のパパと、政治部長とゴルフやったりごはん食べしたりするのは問題ないノカ?

さらにはウジンがレポートのなかで使った「違法行為」ということばが実は「便法行為(とりあえずの措置/緊急避難的行為)」であったということで結果として誤報という認定をされ………。

すべてはウジンが「GBSの記者である自分」の身分を過信して注意力が決定的に不足していたからの結果にほかならず、同情の余地ナシです。

いつもはウジンにも厳しすぎないイ・ジュヒ副キャップにも、この言いまつがいの件では匙を投げられ、父親の会社辞職を知ったウジンは今度は会社を辞めると言い出すのでした。

ヘタレて今度は逃げか………。

次回以降の鍵としては「疑惑」の種をまいたシム・ジェホを確保して証言をとることでしょうね。大学時代のことをすぐ持ち出したがるスンチョル君がこんなことになる前に先輩の正体を暴くことを期待していたのですが残念ですw

スンチョル君が屋台で話していた、韓国では親や子どもが「犯人隠匿」をやっても罪にならないのだ、という話にはとてもインパクトがありました。こういう濃密な家族関係があるからこそそれを逆手にとっての圧力だったと考えると、改めてウジンの無神経さに苛立たざるを得ません。

コメント

海千山千の人の中だからこそ。

stanakaさん、こんばんは。

清濁併せ飲む感じ、カーブも投げられる感じもいいですが、敢えてストレートに記者としての直感やセンスを大切にする人ってことで、私は許しちゃってます。

お父さんを告発した?という過去もあるようだし、カーブが投げられるようだったら地方に飛ばされたりしないとも思うので、それじゃつまらないというか、ある意味「あるべき記者の姿」みたいなものを具現化してるのがテソクかな~と。

直球だけでもソウルに帰ってこられるだけの実力があるっていうのもある意味カッコイイなと思って観ておりますw

テソクの魅力

こんばんは。
ウジンの天然ぶりが大爆発して周りに迷惑かけまくりの回でしたね。
キャップは魅力的ですか~私てきには、もうちょっと、ストレートだけではなくカーブも使える男だったらいいのにと思ってしまいました。

「輪舞曲」の黒歴史

Sayopeeさん、こんばんは。

さすがにアレ(=輪舞曲)ほどの酷さはないと思いたいのですが、MBCの全面協力もらってテソク以外の記者にこんなに魅力がないと、ちょっと引きますよね…。

私もたぶん完走してしまう気がします。キャップが素敵なんだものw

こんばんは。
見ていてウジンがいかんやろ~って突っ込んでしまいますよね。
フォークは誰もが突っ込むところだと思います。
全体的に突っ込みどころが多くて、ますますもって「輪舞曲」を思い出してしまいますが、そう言いながら最後まで見てしまう自分がいるんだろうなあ(笑)。

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