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真夏のオリオン 

〈2009年 日本映画、上映時間119分 おすすめ度★★★+〉

ことしに入って劇場で封切り映画を1本も観てなかったことに焦ったのですが時間が合った作品がコレになってしまいましたw うまく言えないんですが、戦争て悲惨ね、悲しいね、の一方通行とか、逆に男たちは雄々しく戦いますた!みたいな一方的な描き方じゃなかったことは、よかったと思います。

あと、潜水艦の物語なので基本はミニチュアとCGでできてるのですが、後半、一対一のバトルを展開する日本の潜水艦伊イ-77とアメリカの駆逐艦「パーシヴァル」が対峙する場面の空からの映像があって、コレがすごい迫力がありちょっと感動しちゃいました。

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いろいろ戦争映画を観てるわけじゃないからアレなんですけど、最近の、戦争を語る映画っていうのは現代から語り部である孫や知り合いの目を通して、過去にフラッシュバックするっていう形式をとらなくちゃダメなんですかね?

今回の映画も、のっけから孫が出てきちゃうから潜水艦は無事だったんだな、ってことがわかってしまう…ので、ある意味興ざめでした。

以下、ネタバレで。


とりあえず、伊-77のおやじ乗組員たち---水雷長の益岡徹、航海長の吹越満、機関長の吉田栄作---は独特の風格と貫禄があってよかった。あと、黄川田将也をはじめとする人間魚雷「回天」の乗組員たちも悲壮感が実感できたんですが、それ以外の多くのメーンキャストがあまりにも現代風で違和感を感じずにはいられませんでした。

艦長の倉本を演じた玉木宏はじめ、なんかみんな蒸し暑い潜水艦のなかにずっといるのに、なーんか略帽とると髪の毛サラサラw 五分刈りの坊主にしろとかそういうことは言わないんだけど、なんか違う。

玉木宏が瘦せ過ぎなのは前から気になっていましたが、今回も信じられないほど細い。映画の画面を通してこれだけ細いとなると実物はどんだけ?と他人事ながら心配になってしまう細さ。

なので、1シーンだけあった夏用の白い第二種軍装を着る場面で、肩章から制服がぶら下がってぶっかぶかに見えてしまい、大きな衣紋掛けにかかった制服が歩いてるみたいな、妙な絵になっちゃってました。軍服の肩章は大きさが決まってるからダウンサイズできずああいう格好になっちゃったのかなとも思いますが、かなり残念。

それと、この映画の存在を知ったときからクエスチョンマークだったんですけど、なんで、倉本の親友で兵学校の同級生、それも設定では成績もトップクラス、なんて人が堂珍サンなんでしょう(ご贔屓の方、ゴメンナサイ!)。残念ながらそれほどの切れ者にはお見受けできず orz

ほかにも、艦内の食事を任される「烹炊長」がドランクドラゴンの鈴木拓だったり、なんだか制作サイドの「戦争映画に興味のない人にも観てもらおう」的な、なんとなく中途半端な色気を感じてしまい、ちょっとがっかり。

と、ひとしきり文句を書いてから。

冒頭にも書いた通り、戦争の悲惨さを特別に際立たせるようなつくりじゃなかったことには、好感をもちました。

これは倉本のキャラクターによるところも大きいと思いますが、艦内で決して声を荒らげたりせず、きちんと摂れるときには食事もとってめりはりをつけるというか、艦内の雰囲気を良好に保とうとする努力のようなものが感じられて。

一方で、潜水艦という閉鎖空間であるが故の「息苦しさ」。倉本は「潜水艦は自由だ」と表現しますが、その自由と引き換えに、使える酸素は有限であり、浮上して換気できなければそれは死に直結することはイ-81号の最期とともに、よく表現されていたと思います。

とはいえ、有沢(堂珍サン)が艦長として座乗し、海底に沈み浮上できなくなってしまったイ-81号とイ-77号の最後のモールス信号によるやりとりはちょっと長過ぎたような?

「(パーシヴァルの)艦長は左利き」っていうような、パーシヴァルに関する具体的な情報を倉本がもらったのかなとも思うんだけど、そのあたりもうちょと明確に描いてくれないと、航海長じゃなくてもイライラしちゃいますw

その倉本から繰り返される

「もったいない」

のことば。倉本と共に3度目の出撃であり、いまだ攻撃命令が出ないことに苛立つ回天の遠山(黄川田将也)に「死ぬために戦っているのではない」と諭す場面はとっても矛盾に満ちてはいましたが。

「回天」はもともと酸素魚雷を改造して人間がひとりだけ搭乗できるように改造したもの。駆逐艦の「パーシヴァル」と対峙して海中に潜航して時間が経過し、空気の残量が心もとなくなったとき、その回天内に蓄積してある圧縮酸素を艦内に放出して乗組員を救うという逆転の発想にはびっくりでした。

その後も、出撃を懇願する回天搭乗員たちの声を言を左右にして拒み続けた倉本にはモデルがいて

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Wikipediaの記述によると、この艦長さんは戦後神官の資格をとり、戦没者の慰霊に没頭したとのことです…

パーシヴァルとの戦いは、かたや魚雷が1発しか残っていない手負いのイ-77と、潜水艦を攻撃するための爆雷をたっぷり持っており、弟を回天の特攻によって失っているパーシヴァル艦長との心理戦を主に描きます。

パーシヴァルの艦長が復讐心に燃えながらも日本海軍への敬意、畏敬の念をもっているような描写があったのは意外でしたが。

パーシヴァルは第二次大戦時に実際に使われ、現在は保存されている駆逐艦を使って撮影したとのことで、画角に制約があったのでしょう、艦長と副長の登場場面がどうしても数パターンしかなく(たとえば、たぶん艦橋からのシーンがほとんどない不思議)、一本調子になってしまったのが残念でした。

また、深さと距離が相当あったにせよ、魚雷のスクリュー音と、大型潜水艦のスクリュー音をパーシヴァルのソナー員が聞き分けられなかったってのもちょっとズルかしら、なんて思ったりして。

タイトルにもなっている「真夏のオリオン」の楽譜は現代と過去を結ぶ鍵であり、最初はちょっと違和感?とも思いましたが、パーシヴァルに渡った楽譜が意外な働きをラストにする、その一点はよかったかもしれません。

にしても「沈黙の艦隊」でもそうだったし私のなかで潜水艦映画といえばコレ!な

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「レッド・オクトーバーを追え!」でもそうだったけど、音楽を敵に聞かせるのが好きなんですね、潜水艦乗りはw

潜水艦乗りといえば、クレジットのラストのほうに、「特別協力」として、現在もご健在な元海軍の潜水艦乗りの方たちがクレジットされていて胸が震えました。敗戦からことしでもう64年、戦争を戦い、知っている方たちからの協力を得て何かを伝えるタイムリミットは刻々と迫っていると感じます。

そういう意味ではつくられてよかった映画とも言えるかもしれません。

コメント

ははは(力なく)

Lady-eさんこんばんは。

タマッキー好きなLady-eさんは絶対観にいってる、行くつもりだと思ってましたがMW先に行っちゃいましたね…。

お金出してまで絶対観たほうがいい映画かといわれるとかなりボーダーかもしれない…私は春頃から急にいろいろ海軍関係の本読んだりいろいろしてるので食指が動いちゃったっていうのが正直なところです。

なので白い軍服が似合わない玉木宏が許せなくてwww

それにしても最近のシネコンの回転は、早すぎです。うかうかしてると観たい映画もどんどん逃しちゃう。映画を劇場で観る時間的余裕がかなりあって習慣化している人は別として、サラリーマンで映画観られる時間が限定されるような人たちにはキビシイ時代だなぁって思いますね。

そのぶん愛される作品も減るような気がしてちょっと気になっております。

意外~~~

rukoさん こんばんわ

rukoさんの今年1本目がコレ~~?意外と思ったら
そうか・・・時間で選んだのね(w
しかし、それなりに満足はされたようなので
よかったですね。大ハズレでなくて(^-^;

私は、見てないのよねぇ
見ようかとも思ったし
現在PCの壁紙はオリオンが綺麗な この映画の壁紙
だったりはするんだけど(^-^;
オリオン見るかなぁーっていうか玉木君拝もうと思ったときに
見てしまったのはハゲタカだった・・・
MWがこの後あるのはわかってたしね

MWでも 細かったよ かっこえがった~~♪<ビュジュアル的に満足したらしい
ミッドナイトイーグルでは、カナリ肥えてたんだが・・・

見たい映画他にもあるので コレは見ないまま
終わってしまうのかも・・・。
年始には、のだめで玉木君は見れそうだしね・・・。
テレビ登場するのを待ってみるかな・・・

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