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薄… ドラマスペシャル白洲次郎〈3〉 

ラスプーチンの涙

いやぁ、2月から半年待たされた割に、ラスト20分は正子(中谷美紀)によるフラッシュバックだし、本多記者(眞島秀和)との会話でキャノン機関の名前が出たりしたものの、結局次郎さん(伊勢谷友介)が実際のトコ何者だったのかは描かれないまま終わっちゃったので、スコーンと空振りした感じです。残念。

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まあなんと言っても原作に次郎さんの娘さんの牧山桂子さんのご本を使い、武相荘も全面協力のクレジット出してるから次郎さんにホントにダークな一面があったとしてもたぶんアンタッチャブルだろうな、ってな予感はあったんですがそれにしても全体に薄かった。

今回の再放送を初回から一応観ましたが、いちばんよかったのが少年時代から正子と結婚するまでの1話の前半あたりだったように思えてしまい、昭和史をドラマ化するのって難しいんだなぁと改めて実感した次第です。

あ、いや、持ち道具や衣装など昭和の雰囲気を出すことには成功してたと思うんですけどね、関係者が存命であるということが大胆な脚色を許さないってことで…。

結局なんだかんだいって最近の貧弱大河ドラマと同様、いいとこおいしいとこはみんな次郎さんがやったことになってるし…いちばんいい例はサンフランシスコ講和条約のときの「巻紙」。あれってホントは次郎さんの発案とかじゃないんですよね?

番宣では遠藤憲一のスタジオパークといい、広畑製鉄所の売却を巡る「売国奴」「ラスプーチン」がクローズアップされていましたが憲法制定に思いのほか時間を費やしていたのが意外でした。敢えて触れなかったんですかね…。

本などでは読んでたけど、あんな形で憲法が決められて「いいわけないだろ!」には次郎さんに激しく同意!アメリカ人のどこまでも上から目線なのにも改めて失笑してしまいます…。やっぱり改憲はしたほうがよいのやもしれん、などとちょっと思ってみた。

で、広畑問題に戻って。国会の委員会で次郎さんが追及される委員会に委員長として黒部進(=ウルトラマン)、質問する議員として森次晃嗣(=セブン)、団次朗(=帰ってきたウルトラマン)とウルトラマン役者を3人もそろえてきたことに意味なく笑ってしまったw 篠田三郎(=タロウ)がいつ出てくるか息を詰めてしまったじゃないか!

本多記者に自分の心中を吐露する場面も悪くなかったんだけど2人ともけっこう雰囲気で見せちゃう系の役者さんで滑舌がよくないから雨の音とあいまって聞き取りにくいことこの上なく…。

ちょっと意外だったのは農業のお師匠さんだった修一さんの戦死と自分の徴兵逃れに関して罪悪感に苛まれていたことですね~。2回で出獄してきた吉田さんにその話をして、自分のやったことに自信を持てと言われてたけど、プリンシプルとか言って辰巳栄一(高橋克実)には強気に出てたけど結局はブレてるじゃん、みたいな。

きっと、徴兵を忌避したことにもっと開き直れる人ならもっと隠然たるパワーをふるって、ラスプーチンと言われたり下山事件に関与したなんて取り沙汰されたりしなかったのかもな、などと思ってしまいました。

それにしても、全編通じて違和感があったのがタバコ。初回からずっとそうだったけど、吸い過ぎを通り越して常に喫煙という感じだったし、画面のエフェクトでもスモーク使い過ぎじゃないですかね~。もちろん吉田茂(原田芳雄)のトレードマークが葉巻だったこととかは理解しているつもりでも、それにしても煙たいドラマだったと思いませんか?

GHQの民政局内にスモークが漂ってるのはなぜ?みたいな感じでした。

ラスト、1話の次郎さん in Englandのごとく延々流れた正子さんの

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「かくれ里」紀行?にはさすがに辟易してしまいました。それも微妙に実際に白州正子が撮られたようなショットとか使ってたようで…私はドラマ前に集中放送された「知る楽」の再放送で細川護煕が語る白州正子でちら見しただけだけど、それを観てしまった人ならかなりの確率でがっかりするような丸写し?のようで残念でした。

正子の描写に関しては、夫と「お互いそっぽを向いているのが長持ちの秘訣」といいつつ、次郎が正子を褒めたたえている写真をずっととっていた、っていうあたりがカップルの形として悪くないな~と思ったけど西行と次郎さんを重ねるのは大胆すぎじゃないかと思いました。

早々DVDやらBlu-rayも出るみたいですが、意気込みの割にかなり、食い足りないドラマになってしまったのが惜しまれます。「龍馬伝」にも不安がw

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コメント

思い切り

なつみかんさま、こんばんは。

「ハゲタカ」が虚構の世界を見事に描ききったのと対照的でしたね。

大友さんは脚本に手をつけず、演出まわりに集中するべきだったと思います。

というか、大友さんが描きたかった次郎さんとその流儀とはなんだったのかが結局わからなかったことがいかにも惜しいですね。

・日本は米英と戦争をするべきではない
・戦争を止められなかった自分は日本を復興させる責任がある

の2点は明確でしたが、復興のための手段が広畑をイギリス資本に売ることで、それがうまくいかなかったら(吉田のおやじのせい?)百姓に戻るっつーのはいかにもヘタレで。

サンフランシスコ行きを誘われたときも、自分は汚れてしまったから晴れがましい場にはふさわしくないと言わせていましたが、広畑の件も電源開発を巡る件も核心は描かず議会答弁だけで逃げたために説得力のない描写になってしまい残念でした。

次郎さんと正子さんの娘、牧山桂子さんは、木村拓哉が次郎さんを演じたいと言っていたのを却下したそうなので、彼女なりに父上への想いもあったでしょう。

おっしゃるとおりパーツは悪くなかったのに全体の印象が散漫だったのは実に惜しかったですね。

とりあえず「だんだん」を観たあと広い気持ちで「つばさ」を観られたように「龍馬伝」は楽しめる気がしてたのですが、甘いかなw

同意!

おはようございます~

上記の感想、ほぼ全面的に同意!です。
NHKが煽るもんだから期待しすぎちゃったかなあと。
ものすごく極端に言うと、白洲次郎・正子夫妻のPVみたいでした。(画面や音楽・美術・俳優はとてもキレイだった)

お話の肝になりそうな部分がことごとくすっ飛ばされる(歌や写真やらでごまかされる)のでイマイチ入り込めなかったです。伝え聞いたイメージをそのままつなげてる感じ。
ただ、唯一あの巻物エピソードだけが私にちょっとぐっときたんですよね。
あれが事実かどうかは置いといて、次郎さんが主体的に分かりやすい行動と態度に出た唯一のところだったので。
それ以外は、何かいろいろやってるなぁ~って感じは見えるんですが、何にどこまで関わってたのか私には伝わってこず…。

タバコについては、役者さんが大変だったろうなぁと思います。あれだけタバコタバコしてるドラマも映画もあまり見たことないな。
まぁ当時は公式の場でもスパスパやってたんだから、あんなもんだったんですかね…??

あと、ウルトラ三兄弟出演のご指摘にはうぉ!と目から鱗(笑)でした。
ウルトラマンにはすぐ気がついたのですが、帰ってきたウルトラマンについては、もしや…?という程度で確信はもてなくて、モロボシ・ダンにいたってはまるで気がつかず。楽しいことするなぁ…。

…長くなりまして失礼しました。
「坂の上の雲」や来年の大河、期待と不安半々くらいで待ちます。

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