▼ 大腿静脈とタイムパラドックス JIN -仁-〈3〉
正直ここ1,2年の私のドラマ視聴の方法は録画→1.3倍速で追っかけ再生 がパターンだったのですがどっぷりリアルタイムで観ています。CMの時間がもどかしいほどドラマにのめり込んでいるのは久しぶりかも。
JIN -仁-はTBS系で日曜21:00~放送中。
→MISIAのエンディング曲。切なくてイイです!
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エピソードをまたいで江戸とコロリ(コレラ)との戦いを描いているものの、南方仁(大沢たかお)のこと、咲(綾瀬はるか)のこと、坂本龍馬(内野聖陽)の動きなどなどいろんな要素があって、テンポがちょっと早すぎ?というくらいいいのもとても気に入ってます。
それにしてもORSだけじゃしんどいよね、点滴できないのは仕方ないのかぁ、と納得していた前回でしたが「ゴム管」というだけで通じちゃうところが凄かった。あの時代、ゴム管はいったいどんな用途で使われていたの?病人用に使って捨てちゃうなんて贅沢な使い方できないんじゃないか?なんて質問は野暮…だろうなぁ。
緒方洪庵(武田鉄矢)のサポート、さらには咲の熱意に打たれた兄の恭太郎(小出恵介)の勝海舟(小日向文世)への働きかけもあって一時は命も危ぶまれた喜市(伊澤征樹)も点滴で命をとりとめ、コレラ防疫態勢が本格化しようとした矢先、仁本人がコレラにかかってしまいます。
自分の治療は自分でなんとかするからと、心配する龍馬に
「やるべきことをやってほしい」
と訴える仁。龍馬は黙々と穴を掘り汚物を処理する役を引き受けます。怖いかどうかの会話も生きてたと思うけど、自分でも気づかないうちに仁は龍馬にも何か大きなものをあげてますよ!
喜市の治療をするときに、点滴で少しずつ生理的食塩水を体内に入れるのはもどかしい、と言った咲に、急速に輸液したい場合は腕の静脈ではなく太ももの大腿静脈に点滴するとよい、と教えていた仁の話が生きてきます。
着物の裾をめくったとき、子どもの喜市くんのことすら正視できなかったのに、スゴイよ咲。
そんな咲の姿に、白衣を縫って差し入れる母親の栄(麻生祐未)がまたいい味。帰って休めという恭太郎のことばに対し
「勝てぬ戦をしている者に帰るところなどない!」
と最強ドSママンぶりを発揮しますが…。お兄さんの恭太郎の
「ぱくりとゆけ」
とおむすびを出す場面もよかったですね~。小出恵介と綾瀬はるかの組み合わせだと私のなかではなぜか
「僕の彼女はサイボーグ」が真っ先に出てきてしまいますが、まぁイイか。
さて。生死の境をさまよう仁の頭には龍馬の
「あの世界に戻るぜよ」
の声が聞こえ、いつのまにかタイムスリップする前の病院に戻っています。けれど、未来(中谷美紀)の姿は病室にはなく、屋上で見つけた未来はいつの間にかいなくなっています。
そんなこんなで一命をとりとめた仁と緒方洪庵の会話がまた泣かせる。前回、土壇場になって山田(田口浩正)を仁にゆだね、治療に協力することを決めた緒方洪庵になぜ信じてくれたのかと訊ねた仁。
洪庵の答えは、種痘を広めようとしたとき誰も自分の説を信じてくれず孤独だったことを思い出したから、と。
洪庵はさらに、仁に「江戸の蘭方医の性根を叩き直してほしい」と、学問所で医学を教えてほしいと頼みます。武田鉄矢、懐の深い役でおいしいなぁ!
躊躇する仁ですが、思いがけないことが起きます。喜市の母で、タイムスリップしてきたばかりの仁が恭太郎とともに命を救った妙(戸田菜穂)が辻斬りに遭って命を落としてしまったのでした。
タイムスリップものではお約束ともいえるバタフライエフェクト。馬に蹴られた時点では命を落とさなくても早晩死ぬ運命だったのかもしれないし、コロリで助かった人たちは自分の治療がなくても助かったのかもしれない…。
この話は例えば
宮部みゆきの「蒲生邸事件」でも、登場するタイムトラベラーによって語られますよね。
未来を変えてしまうことによる影響を考えて苦悩する仁ですが、ここでも咲が素敵なことを言います。
自分は仁と出会って変わりました。脈打つ心の音を感じます。咲は生きております!
きゃー
自分の生き方次第で、もしかしたら未来にいる未来(ややこしいな)を救うことができるかもしれない、と幕末で生きてゆくはらをくくった仁。後頭部に申し訳のようについたまげ?がよかったです。
一方の龍馬は勝と対面。勝の「外国の寝首を掻いてやれ」という言葉と仁のことばが背中を押したようです。勝の弟子になることを決意。
最初は小日向さんでは勝はちょっとソフトすぎるかなと思いましたが流石。凄味も感じさせます。龍馬はこれからどうなってゆくのかも含めて史実系の動きも楽しみになってきました。
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緒方洪庵(武田鉄矢)のサポート、さらには咲の熱意に打たれた兄の恭太郎(小出恵介)の勝海舟(小日向文世)への働きかけもあって一時は命も危ぶまれた喜市(伊澤征樹)も点滴で命をとりとめ、コレラ防疫態勢が本格化しようとした矢先、仁本人がコレラにかかってしまいます。
自分の治療は自分でなんとかするからと、心配する龍馬に
「やるべきことをやってほしい」
と訴える仁。龍馬は黙々と穴を掘り汚物を処理する役を引き受けます。怖いかどうかの会話も生きてたと思うけど、自分でも気づかないうちに仁は龍馬にも何か大きなものをあげてますよ!
喜市の治療をするときに、点滴で少しずつ生理的食塩水を体内に入れるのはもどかしい、と言った咲に、急速に輸液したい場合は腕の静脈ではなく太ももの大腿静脈に点滴するとよい、と教えていた仁の話が生きてきます。
着物の裾をめくったとき、子どもの喜市くんのことすら正視できなかったのに、スゴイよ咲。
そんな咲の姿に、白衣を縫って差し入れる母親の栄(麻生祐未)がまたいい味。帰って休めという恭太郎のことばに対し
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さて。生死の境をさまよう仁の頭には龍馬の
「あの世界に戻るぜよ」
の声が聞こえ、いつのまにかタイムスリップする前の病院に戻っています。けれど、未来(中谷美紀)の姿は病室にはなく、屋上で見つけた未来はいつの間にかいなくなっています。
そんなこんなで一命をとりとめた仁と緒方洪庵の会話がまた泣かせる。前回、土壇場になって山田(田口浩正)を仁にゆだね、治療に協力することを決めた緒方洪庵になぜ信じてくれたのかと訊ねた仁。
洪庵の答えは、種痘を広めようとしたとき誰も自分の説を信じてくれず孤独だったことを思い出したから、と。
洪庵はさらに、仁に「江戸の蘭方医の性根を叩き直してほしい」と、学問所で医学を教えてほしいと頼みます。武田鉄矢、懐の深い役でおいしいなぁ!
躊躇する仁ですが、思いがけないことが起きます。喜市の母で、タイムスリップしてきたばかりの仁が恭太郎とともに命を救った妙(戸田菜穂)が辻斬りに遭って命を落としてしまったのでした。
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宮部みゆきの「蒲生邸事件」でも、登場するタイムトラベラーによって語られますよね。
未来を変えてしまうことによる影響を考えて苦悩する仁ですが、ここでも咲が素敵なことを言います。
自分は仁と出会って変わりました。脈打つ心の音を感じます。咲は生きております!
きゃー
自分の生き方次第で、もしかしたら未来にいる未来(ややこしいな)を救うことができるかもしれない、と幕末で生きてゆくはらをくくった仁。後頭部に申し訳のようについたまげ?がよかったです。
一方の龍馬は勝と対面。勝の「外国の寝首を掻いてやれ」という言葉と仁のことばが背中を押したようです。勝の弟子になることを決意。
最初は小日向さんでは勝はちょっとソフトすぎるかなと思いましたが流石。凄味も感じさせます。龍馬はこれからどうなってゆくのかも含めて史実系の動きも楽しみになってきました。
- [2009/10/25 23:21]
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コメント
これからも楽しみ!
ぱるさまコメントどうもありがとうございます。お返事遅くなりました…
放送時間があっという間にたってしまうドラマは本当に久しぶりです。綾瀬はるかはいい仕事選びましたねぇ!龍馬も言うことなしです。次回もワクワクしています。
放送時間があっという間にたってしまうドラマは本当に久しぶりです。綾瀬はるかはいい仕事選びましたねぇ!龍馬も言うことなしです。次回もワクワクしています。
こんばんは
JIN、第3話も見所が多かったですね
一生懸命大沢たかおを看病している綾瀬はるかちゃんを見て、まさかこの子も感染するのでは!?と思ってしまいましたが、杞憂だったようです
龍馬は相変わらず素敵でした(笑)
一生懸命大沢たかおを看病している綾瀬はるかちゃんを見て、まさかこの子も感染するのでは!?と思ってしまいましたが、杞憂だったようです
龍馬は相変わらず素敵でした(笑)
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JIN - 仁 第3話
昨日は、JINの第3話の放送でした相変わらず引き込まれる内容でしたゴム管とかが、あの時代にあったのはちょっと驚きでした当然オランダあたりから入ってきたものなんでしょうけど点滴作ってようやくコロリが一段落したかと思ったら、こんどは大沢たかおが感染してしまいま...
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