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タイタニック? 坂の上の雲〈9〉 

広瀬、死す

何という甘さ……。広瀬さんに藤本隆宏をキャスティングしたのはこのドラマの中ですごくよいことだったと思うのだけれど、ここまでタケオ&アリアズナにしちゃうと鼻白んじゃいますよ… それも何らかの形で出てくると思ったけど、懐中時計とアリアズナのロケットのあのチープな演出ときたら。

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「タイタニック」かっ(苦笑)。

出撃した連合艦隊の描写や旅順の閉塞作戦での戦闘シーンの見応えあるCGがあっただけになんかもう残念としか。
とはいうものの、当時の艦船がリアルに再現されているのを観て喜ぶのは男性それも軍ヲタと原作ヲタが中心になることを考えるとライト視聴者を引きつける何かが必要なのだろうなと思わずにはいられません。

そんな私は内火艇が一斉に「三笠」に向かう映像に萌えたライト軍ヲタです(爆

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以下ネタバレありなので畳んで。



今回もボリスさん大活躍でしたね。マリア祭にも参加されていたなんて。

広瀬さんの最期はとにかく甘すぎたわ。ヒーローは美しく去ってゆくものだけれど、全員生還を訴えた真之(本木雅弘)のことばが浮かんで「杉野はいずこ」になってしまったと淳さんが知ったらまた出家したいと発狂してしまうぞな…

一緒に行方不明になって軍神となった杉野孫七さんはこれまで読んだ何冊かの本であまりいい印象がない人だったのであのキャラで妙にストンと落ちました(汗

そして砲弾の直撃を喰らうまでアリアズナのこと考えてたなんてスイーツにもほどがあるわ!

杉野さんの捜索に手間取ったせいで自沈の好機を失ったかもしれないし、あれだけやる気だった旅順港の閉塞失敗してたら本当のプロ、そして広瀬さんはきっとプロ中のプロだったと思うけど、次どうするかを考えないといけないし、生き残った部下たちをぶじに艦隊に戻さないといけないことだって考えると思うのに!

はいはい、アリアズナのことを考えてたのはドラマの中ではけっこう長かったかもだけど一瞬だよってね?

いろいろ残念でした。

もう小説的なスイーツ要素はこれで使い尽くしたと思うのですが来年の血なまぐさい第三部はどうするんでしょうか。やっぱ乃木静子さん大活躍とかかしら……。あんまり原作と離れたスイーツ展開は勘弁してほしいな…とはいうもののここから先は

・是清先生(西田敏行)の外貨獲得大作戦
→これはやらざるを得ないでしょうねw

・旅順作戦で日本の兵士たちがゴミのように殺戮される
→いろいろ厳しそう

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うわー子どもの頃見てトラウマになった「二百三高地」思い出すわ!さだまさしの声が聞こえてくるやめてやめてやめてぇ…

・信兄さん(阿部寛)vs.コサック騎兵。たぶん黒溝台が見せ場かな
→できることには限度があるよね。

・ロジェストウェンスキー様とバルチック艦隊の愉快な世界半周航海
→テキストで読む分には行く先々でのあんなことやこんなことが可哀想だったり滑稽だったりするし、こんなことやってて日本に勝てるはずがないって確信できるけど、映像にはしにくいな。

・司馬さんにダメ認定された乃木さん以外の黒木・奥・野津の活躍ぶり
→キャストが全然発表されてないってことははしょられる可能性大かと。

今回季子さん(石原さとみ)が律さん(菅野美穂)に用心棒をお願いするというまた超展開があったのでw 季子&律みたいな感じで来年もゆくのかしら…なんとなく「風と共に去りぬ」のスカーレットとメラニーみたいな?

季子さんのお父様がテ ラ イ ケ メ ン と思ったら真夏竜だった!驚き。

となんともしまらない感じで第二部も終了です。広瀬さんがいなくなっちゃったのは本当に寂しいけど、小説ではもっとうんと出番が少なかったこと考えたらこれでも十分すぎたよね。そしてそう思わせてくれた藤本さんに感謝。

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