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ナルニア国物語第1章 ライオンと魔女 The Chronicles of Narnia:The Lion, the Witch and the Wardrobe 

〈05年 米制作 140分 おすすめ度★★★-〉
IMDbの詳細ページへ>>

子どもの頃、あんなに胸を弾ませて読んだのに…。「ロード・オブ・ザ・リング」観てなんだか無性にこっちも読みたくなって岩波少年文庫で全巻揃えてまた読んだのに……。もう「ナルニアには必要じゃなくなった」のかなぁ、私。

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C.S.ルイス 瀬田 貞二 C.S. Lewis

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というわけでほどほどには期待して行ったのにスコーンと空振りしちゃいました(号泣)。家に帰って再度ざーっと読み直したんだけど、印象を好転させるには至らず。しくしく。以下、短めにまとめておきます。
私にとってこの映画の最大の問題点は、ペヴェンシー家の4人の子どもたち---特に末っ子のルーシーを除いた3人---が、ほとんどの場面で自分の置かれている状況を楽しむことなく、ヒジョーに現実的に元の世界へ帰るか帰らないかといったことを中心に言い争いをしていたこと。

ドイツ軍のロンドン空襲によって子どもたちが疎開した、という設定は原作と一緒です。

原作では4人(まぁ、エドムンドは微妙だが)それぞれが疎開からナルニアへ、そして魔女と対決していく、というプロセスをどこか冒険として楽しんでいるところがあり、悲壮感を感じさせなかったと感じていました。子どもとしては次の冒険、次の冒険と7つの作品すべてを読まずにはいられない。夢の世界への旅を続けていきたいと読み進んでいたはずでした。

ところが、映画版ではピーターもスーザンも、眉間にシワを寄せ、あっちの世界へ戻ること、母親のことなどなどを深刻に考え過ぎるように感じました。C.S.ルイスが描いた当時の世界と21世紀に入ったいま、子どもたちが置かれている状況はかなり異なることを加味してもちょっとやり過ぎかと。

作品の冒頭、サーチライトが照らし出す中、空襲を受けるロンドンの街が描かれます。制作者側は「戦火の及ばないところへ行ったはずの子どもたちが自ら戦火に巻き込まれ、そこを戦い抜く」という点を強調したかったように私には見えたのですけれど、これが私にはどうも説教くさくて受け入れることができなかったのでした。

そもそも、教授のおうちにつくまで、そしてナルニアに4人が最終的につくまで小1時間はかかり過ぎかと。エドマンドがきょうだいの中で孤立していくプロセスを解りやすく描くにしても、どうもすきっとしません。

フォーンのタムナスさんや、原作のイラストよりかなり若づくりなビーバーさん夫妻、そしてライオンのアスランなどCGキャラクターたちも思ったほど偽物っぽくありませんでした。そうした枝葉の部分はさすが「指輪」シリーズのWETAがやっているだけあって説得力があっただけに、芯になる子どもたちの設定がどうも…となってしまい、最後までお話に入り込むことができませんでした。

ちょっと残念です。

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