イマイチだった…? 第79回アカデミー賞 

恒例のWOWOWの生中継、ことしは録画で観ました。むしろことしは録画で正解だったかもね、スタジオ激痛のニオイがスキップしながらでも感じたもの。それも、ギャラのぶん精一杯キム**映しますよ、という局側の意向がアリアリで現地からのフェードアウトフェードインが早過ぎるっつーの。

とはいえ、リメイクばかりで元気がない、と言われているハリウッドを象徴するような感じだったし来年が80年の節目だというせいもあるのか、全体としてキレのないセレモニーだった気がします。

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マーティン・スコセッシ監督の「ディパーテッド」おめでとう〜。↑↑コレ↑↑のリメイクじゃなくてオリジナルでもらえたらよかったのにね……。それでも嬉しくて人が変わった状態になってたのがおもしろかった。あのスコセッシでさえも、という感じで。

ただ、この作品、紹介されたとき「日本映画のリメイク」って言われちゃってたんだよね。香港の人たち激怒りだったと思うんだけど、番組中に特に訂正がなかった…。司会のエレン・デジェネレスがスペイン人のペネロペ・クルスを「メキシコ人」と言っちゃったりジュディ・デンチのジョークがジョークにならなかったりして速攻で訂正を入れてたのと対照的です。うーん、アジアの道は険しいね。

以下、だらだら思ったことを。
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スクープ(仮題) Scoop 

〈2006年 英・米制作 96分 おすすめ度★★★★-〉
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日本ではことしの秋に公開予定の作品。これもまた機内で観ることができました。スカーレット・ヨハンソンは嫌いな女優さんじゃないんだけど、この作品での「こしらえ」がわたしはあまり好きになれず、脚本はおもしろかったのですが意外と辛めの評価にしました。

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ジョナサン・リース・マイヤーズ ウディ・アレン スカーレット・ヨハンソン

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ウディ・アレンがこの作品でヨハンソンにほれこみ「スクープ」をつくったそうです。観てないw

とりあえず、ヒュー・ジャックマンがなかなか美味な役なので、そういう意味では楽しめました。以下ネタバレしてます。

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守護神 The Guardian 

〈2006年 アメリカ製作 136分 おすすめ度★★(制服ヲタさんならあと+)〉
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日本では連休に封切られたばかりの作品、ほんの数日早く、移動中の飛行機で観てしまいました。もちろん当初から観にゆく予定はなかったんですけど(汗)ほかに選択の余地なくて……。

さよならゲームさよならゲーム
ロン・シェルトン ケビン・コスナー スーザン・サランドン

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この映画はコスナーの人気が「アンタッチャブル」でブレイクした直後くらいの作品かな〜。若者からおっさんの域に差しかかったキャッチャーのコスナーが若いノーコンのピッチャーのティム・ロビンスを大リーグへ送る、ていう話。この映画もおっさんが若者を育てるっていう話で、なんとなく思い出しました。

でもね、どうしようもなく薄かったんですよ…。残念。以下さくっと。
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マリー・アントワネット Marie Antoinette 

〈2006年 米制作 123分 おススメ度★★★〉
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「ベルサイユのばら」などでたぶんアメリカ人よりはずーっと日本人のほうがこの物語には親和性が高いと思いますが、最近ヘビー級でかつエンターテインメントとしても成立している映画を続けて観ていたせいか、食い足りない印象が強かったかな、正直。

マリー・アントワネットマリー・アントワネット
サントラ スージー&ザ・バンシーズ バウ・ワウ・ワウ

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ただ、18世紀の建築やドレスとポップスやロックなどの音楽が違和感なく同居しているセンスはなかなか。アントワネット(キルスティン・ダンスト)が次々に買っていく靴の一部はマノロ・ブラニクのデザインだったようで、カラフルなお菓子たちと共に、そこそこは興味深い仕上がりではありました。

以下短く。
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不都合な真実 An Inconvenient Truth  

〈2006年 米制作 96分 おすすめ度★★★★★〉
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地球温暖化については「京都議定書」をすったもんだの末に策定した底冷えのする京都の現場になんでだかいる羽目になりました。もう10年近く前の話なんですけど…とちょっと遠い目になりましたが、そこで聞いた話がそのまま、いや、実はもっと速い速度で進んでいる現実。これをゴア元副大統領が豊富なデータをもとに話して聞かせていく講演をドキュメンタリーとしてまとめたものです。

不都合な真実不都合な真実
アル・ゴア 枝廣 淳子

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→本にしたら絶対小難しくなってるから、映画で観たほうが安いし、分かりやすいはず(汗)!

「地球温暖化」ってヤバいんだよね、でも何が具体的にどうヤバいのかよくわからない、って思ってる人も、自分はある程度温暖化について理解していて、エコな生活を送ってると思ってる人も、もう一度復習/認識するために観にゆくことを強くおススメします。

以下ネタバレも含めた感想です。
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それでもボクはやってない 

〈06年制作 日本映画 143分 おすすめ度★★★★★〉
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2年後には「裁判員制度」が実施されることが決まっていたり(制度についてはコチラ)、痴漢もそうですが飲酒運転など犯罪に対する「厳罰化」をうたう論調が強い今日この頃ですけど法律知識をほとんどもたない一般人がある日逮捕されたらこうなってしまうよ、という映画です。

こういう重たすぎる話を新聞連載とかでやったら多分最後まで保たないと思うのですが、2時間半を長いと思わせずにつくってしまう周防正行監督はスゴイと素直に感動しました。

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罪の厳罰化や、これまでの裁判制度にもう一歩手間をかける形になる裁判員制度を導入するには、司法制度が健全で「疑わしきは被告人の利益に」が担保されている、とみんなが思っているからだと思うのでしょうけれど、それが違うんだな、ホンマのとこ、という話で…。

以下、ネタバレ。

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父親たちの星条旗 Flags of Our Fathers 

〈2006年 米制作 132分 ★★★★〉
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「硫黄島二部作」日本語版公式サイトへ>>
Flags of Our Father公式サイトへ>>(英語)

9.11以降、アメリカがかなりヒステリックな感じに「愛国」を訴える一方、リベラルな人たちの声がなかなか聞こえにくい国になってしまったと強く感じていました。イラクに国防長官や大統領が乗り込んでいって「英雄たち」への賛辞を連発するのにうんざりしてきたけれど「英雄」ってナニ?と改めて思わされます。だからこそこの映画はアメリカ人が観ないとダメなんじゃ……。

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ジェームズ・ブラッドレー 大島 英美

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日本人的には「情報は権力者によって都合良く操作されがちである」ということを改めて肝に銘じよ、そんな観方になるのかな…。「硫黄島からの手紙」(レビューはコチラ)がゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞を獲得したためか、ロードショー上映期間が今週いっぱいの映画館が多いためか、客席はかなり込み合っていました。

以下ネタバレしつつ。
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