ロダン ゴンゾウ〈3〉 

レビューするのが難しいドラマですが、主な登場人物の誰もが傷を持っている、何か抱えているという、考えてみれば当たり前のことを描いているのが私は好きです。佐久間(筒井道隆)が「人情刑事ドラマ」と言ってたけどねw

「ゴンゾウ〜伝説の刑事」はテレビ朝日系で水曜21:00から。

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黒木(内野聖陽)の「伝説」がことごとくなんかチガウことや、岸(菅原大吉)との間の抜けたやり取り、でも警察の人以外にはまっすぐぶつかっていく感じもいいし、警察官、特に刑事という実は死と隣り合わせである職業に就き続けていることを携帯では孫に「じいじは強いんだ」と言いながら「怖い」と吐露する寺田(綿引勝彦)も。

「もう二度とオレの前に姿を見せるな」と言われてしまった日比野もしかり。でも次の日はやってきて、また自分は仕事に向き合わないといけない、という…。

そういうみんながいるなかでのロダン(金田明夫)の存在が非常に効いていました。彼の抱える傷も、甘えもすごくわかるような気がしました。

結局、捜査は進展しなかったので次回に期待。あと、佐久間と松尾(大塚寧々)もワケアリっぽい〜。そのへんも今後またちょっとずつわかってきそうで、楽しみです。

「月」のカード 魔王(日本版)〈2〉 

オリジナル版では弁護士を演じていたチュ・ジフンが基本的には無表情で笑顔を見せる場面が限定される演出になっていたので、シリアス顔じゃないから仕方ない、といってしまえばそれまでなのですが成瀬(大野智)がいつも薄い笑いを浮かべているように見えてすごく違和感があります…。

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生田斗真があぐりの息子、吉行淳之介の少年時代として登場していました。あんなにかわいかったのに大きくなったねw


→成瀬が「夏の匂いがする」と言った、ユリ(これはカサブランカ)。

熊田弁護士の葬儀が開かれたとき(二宮和也の出番はなかったデスね……)焼香にやって来た成瀬を芹沢(生田斗真)の父、栄作(石坂浩二)は目にとめ、自分の顧問弁護士になってくれないかと頼みます。なんかワケアリなニオイがします。

一方、次の計画は進み、犯人は公園で遊んでいた女の子にぬいぐるみを渡しています。その母親は新谷(奥貫薫)なんだけど、「知らないお兄ちゃんからもらった」ぬいぐるみは、すぐに捨てないと………ねぇ。

ということで芹沢のところには「月」のタロットとともにメッセージが届きました。

「すべての物が一つの全体を作り上げ、一(いつ)が他と響き合い、作用し合う」

メッセージは高塚(上原美佐)の分析で「ファウスト」の一部から引用されたことがわかります。タロットカードのほうはしおり(小林涼子)の分析で

月のカードは待つことを意味します。今は夜で不安な状態だから明るくなるまで待て、という意味で、謎めいたことが起こる暗示です。でもその謎に対してなすすべはなく、動くほど混乱します。

という暗示に。そして、カードをサイコメトリーした結果、栄作の経営するホテルが見えたため、重い警備を敷くことになります。

個人的には今回の展開はちょっと不満。新谷を栄作のホテル従業員、としているところが「ひっかけ」なわけだけど、そのひっかけがオリジナルを知ってるとあまりおもしろくない…。

陽介(脇知弘)が、自分にとって最後の取り立てをしているのが「おまえのおやじさんのホテルで働いている」と言ってしまっていること、取り立て屋自体も人の恨みをかう職業であることに、「なぜ気づかない〜」とついつい思ってしまうのでした。

どうでもいいことだけど田中圭は眼鏡かけても何やってもあんまり不倫のラブシーンは似合わないね(汗)。まだ若すぎるのかも。

もっさり コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命〜 

前回のタイトルが「スピード感」だったのに今回いきなり「もっさり」にしちゃいました。だって、4人それぞれに患者をあてがうからどの扱いもビミョーに中途半端になっちゃうし、やっぱりもっとメリハリをつけてもらいたいな。あと、やっぱり失敗しても山下智久を挽回させるんかい、と。お医者さんが患者さんの命を救う話なのに、それも空を飛んだりしているのに、爽快感が得られないんです。誰か助けて。

「コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命〜」はフジテレビ系で木曜22:00から。

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というわけで今回はヘリにせっかく乗れたのに患者がふたり出現、という状況にヘタレてしまった緋田(戸田恵梨香)のエピソードと醜形恐怖症?の鼻骨骨折の患者、そして藍沢(山下智久)の担当したおばあちゃんの3つがマックスでしょう。藤川(浅利洋介)のMr.ブラジャーは必要なかった気がする。

それと、今回も「なんちゃってグレイズ・アナトミー」だな、と思ったのがまずこの藤川。誰も話聴いてないのにぺらぺらぺらぺら一人で喋っているところがジョージ(T.R.ナイト)だし、ロッカールームのカットなんかもろパクリですよ。ロッカーの高さが違うだけで。なんか、イクナイ!

見どころは意外なところにあり、私はナース役の比嘉愛未にまったく期待してなかったんですが彼女が今のところかなりいいです。実は彼女が演じる冴島が全体の引き締め役になっていて、白石(新垣結衣)が「同い年だからタメ口で、なんでも思ってこと言ってほしい」みたいなことを言ったときのマジギレっぷり、最高でした。

そろそろ「大人」側のドラマも少し描いてほしいところで、三井(りょう)には医療過誤?の証人としての召喚状が届いていたようだし「(後輩が育って)ヘリを降りたい」と言っていたのも気になってます。

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1話の滑り出しは比較的好調だったらしい「魔王」ですが、私はやっぱりオリジナルの韓国版のほうがイメージが強くてスッキリは、していません。

とりあえず視聴を続けてみようかな、と思っている方、韓国版の1話をストリーミング動画で無料で観てみませんか。Windows限定みたいなのが残念ですけど、テイストの違いがわかっておもしろいと思いますよ。話題のシャワーシーンが1話にあったかどうかはちょっと覚えていないのですが。

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私のせい ゴンゾウ〈2〉 

もったいぶっていたけど、初回の気の持たせようからはあまりテンションの上がらないつくりになってしまってました。今回なんかほとんど人物紹介に終始してしまい、日比野(高橋一生)の焦りくらいしか見どころがなかったような…。それも、私が高橋一生好きだからってだけで、大したことはない…。レビュー、やめようかしら。次回が分岐点になりそうな予感がする。

ゴンゾウ〜伝説の刑事」はテレビ朝日系で水曜21:00から。

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→エンディングの歌を歌っているのは小谷美紗子。

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あとは数点のみ。

・のび太くんこと佐久間(筒井道隆)の黒木(内野聖陽)への執着はなぜか。「栄光の7係」を復活させたいみたいな、そういう話?

・おちゃらけて見せてはいるが、黒木は自分の能力、キャパシティをきちんと理解している。3年も捜査の一線から離れていたのは刑事としては致命傷であり、そんな状態で捜査に臨むことは彼のプライドが許さない、というのが本音。

ただし、勘が(それほど)鈍ってないことは飯塚(加藤虎之介)と日比野、寺田(綿引勝彦)がもみ合いになったときに包丁の存在にいち早く気づいたことからも明らか。刑事の仕事のほうが好きなら、戻れるきっかけは活かしたほうがいいような。

飯塚は「シロ」という結果になりましたが、じゃ、なんであんなにブルブルしていたのか。次回は次回で別ゲスト(金田明夫)が出るみたいだけど、どういうことなのか説明してほしい。

・捜査会議で進捗が話されましたが、鶴はともかくもなみがどういう人物なのか、家族構成はどうなのか、といった人定が全くされなかったの不自然で、怪しい。

・鶴(本仮屋ユイカ)の兄。神奈川県警なんだから公私混同はやめましょう。警官である前にまずは被害者、という立場が取れていないのは警察官としては致命的な欠陥だと思いますが…松尾(大塚寧々)に帰れと一喝され、スッキリ。

「私のせい」と言い続ける鶴のコンプレックスについてももうちょっとこれから掘り下げられることを期待します。新人にしては頑張っているように見受けられたので。

・ルミ子さん(吉本菜穂子)、いい味出し過ぎです。「戒名」の字もバッチリ奇麗だったしね。備品係はルミ子さんに任せて、捜査にあたるっきゃないね。

あと、蛇足ですけどスポンサーにKINCHOが入っていて「アマポーラ」(もなみが演奏した曲)をバイオリンでやるんですよね。あれはCMのほうがドラマより先と記憶してるんですが、あんまりいい趣味とは言えないと思います、ハイ。

スーパーがなくなる Tomorrow〈1〉 

下にサントラを貼った「医龍2」でも医療とお金の問題について触れようとしてなかなか上手に処理しきれなかったのですが、それに真っ向から向き合おうとしているドラマ?がスタートしました。

ただ、1話観た感想ではエド・はるみ(深浦加奈子じゃダメなんですかねw)や緒川たまき(女優なんですかこの人は)といった中途半端な人の大事な役への起用が鼻についてしまい、どうもすっきりしません。

ハイテンションの菅野美穂は久しぶりに観ましたがこれはこれで味があり、私は好きです。

Tomorrow〜陽はまたのぼる」はTBS系で日曜21:00から。

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印象に残ったのは愛子(菅野美穂)の母親が市立病院をスーパーに例えたところかな。街の商店街(診療所)では足りないし、デパート(大学病院)では大げさすぎる、そんなときに気軽にこられるのが市民病院である、と。

ただ、その病院が30億円もの赤字を抱えているのではなんとかしないと、となるのは自然な流れでしょう。

「西山室市」は架空の街ですがロケは東伊豆町、特に稲取を中心に行われたようです。「市役所」の建物の中につるし雛がたくさんあってアピールしていたのがおもしろかったw こうした医療の過疎問題はロケ地でもおそらくは切実な問題のはずです。


→クレジットされていたホテル。


→冒頭、暢気に原チャに乗る竹之内豊が映り込んでいたホテル。

〈参考〉
伊豆赤十字病院のHP

地域の中核とならないといけない病院で産婦人科が閉鎖されるかもしれない、という危機が報じられた病院です。どうやら急場はしのいだようですが産婦人科の医師は引き続き募集しているようです。

というわけで、とりあえず竹野内豊は久しぶりの連ドラなので観たいんですが3話くらいまでの出来を見てレビューを続けるかどうか決めようと思います。だいたい、病院を専門化して富裕層を狙うっていう話をするのに「セレブ」とかいうことばを使うのが不用意すぎます。

強制捜査 監査法人〈4〉 

うーん、なんだろう。怒濤の展開で動きもたくさんあったし、「これから」を予感させることの仕込みもあったのにあんまり「おもしろい」と思えないエピソードでした。全体的に説明的すぎたからかもしれません。

土曜ドラマ「監査法人」はNHK-総合で土曜21:00から。

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→むしろ来週の内容のような気もしますが、まぁいいかな…。

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「迷惑かけてすまない 後始末頼む」のメモを残していなくなってしまった吉野(勝村政信)。ここまできてなお、東都銀行の決算書を書き直させるよう指示を出す篠原(橋爪功)。

ジャパン監査法人が東都銀行の決算を承認しなかったことがマスコミに漏れて週刊誌に書かれることに。若杉(塚本高史)と茜(松下奈緒)は情報をリークしたと名指しされて厳しく問いただされます。

一方で小野寺は財政監督庁を通じて外資系の監査法人とコンタクトを取り、何かを進めていこうとしている様子です。冒頭、2001年に倒産したアメリカの大企業と紹介されていたのはエンロンですよね。なんか懐かしいかも。

さて、なんだか消化不良だったのはあれだけイケイケだった茜が須賀(岩松了)の自殺と吉野の失踪によって急にトーンダウンしてしまったこと。例えば第1回の建設会社の監査のときも死人は出てしまった訳ですがこんなに凹んでいなかったと思うんですよね。

若杉が言うように東都銀行と北陸地方の中堅ゼネコンでは規模が違うのでダメージの大きさも異なる、そういうことなのかもしれませんが、そこへもってきて、自分は女子大生で会計士に合格してしまったから楽しいことは何もやって来ていない、だから当分はそういうことをやろうかと思う、という別れのシーンに鼻白まずにはいられません。

冒頭小野寺が言っていたように監査の仕事が人間の運命を左右することもあるということを認識せずに単に数字と向き合ってきた、そういうことを描きたかったのでしょうか、謎です。

そしていよいよ東都銀行への金融査察を経て、ジャパン監査法人に東京地検特捜部のガサ入れ(強制捜査)のメスが入ることになりました。意外だったのは特捜部の主任検事が堀部圭亮だったこと。あんまり好きな役者さん(というより芸人さんですよね、もともとは?)ではないのですが意外なほど役に合っていて、好印象でした。

その検事相手に篠原が滔々と持論を喋るんですけど、これがまたなんかヘンなんですよ。例えば若杉をなぜ「見初めたか」と聞かれて若い頃の自分に似ていたからかもしれない、と言います。そこまではいいんですよ。でも

「粉飾の事実を認めさせ、経理担当者や社長を呼び出して目の前で土下座させたものです。快感でした。自分の父親と年があまり変わらない男の人たちが先生、先生、って私の前で泣きながらひれ伏すんです。被告に判決を言い渡す裁判長の気分とでもいえばいいんでしょうか」。


たぶん若杉はそんな気持ちで監査に臨んでたんじゃないと思いたいけど、会計士さんの心境ってこんな安っぽいものなんでしょうか、とここもまたなんか引いちゃいました。

結局、小野寺は合法的にジャパン監査法人を乗っ取ったような形になり理事長におさまって新法人「エスペランサ(スペイン語で希望の意味)監査法人」をたちあげます。確かに何話か前に篠原が言っていたように「過程」を踏んでますね。これから小野寺がどう「舵取り」をしていこうというのか、これもまた見ものだとは、思います。

残り2話はいよいよ阿部サダヲちゃん大活躍、というか巻き込まれていくんでしょうね。彼演じる井上の起業に振り回されていくのでしょうが、彼が言っていた自分たちの世代についての説明は

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あたりに詳しいと思います。

でもあの「プレシャス・ドーナッツ」。原価かかってそうですよね〜。私はまだクリスピークリームドーナツ未経験者ですがドーナッツプラントのデカイやつと同じくらい大きさがあってあんなにアイシングがしてあったら………。売れるのかしら、などとよけいなことを考えてしまいました。

あと、例に寄ってNHK、公式の更新が早かったのは認めるけど登場人物の説明でネタバレしすぎです!!!!!!!